表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の初恋相手は魔女だった。  作者: おっちー
12/30

ヨーグルトソース

「皆さんお集まりいただきありがとうございます!今日は待ちに待った美女大会です!代表者は前へ出てください」

「行ってくるね」

「がんばって!華凛なら優勝間違いなしだ!」

それぞれのクラスの代表者の紹介が始まった。

「エントリーNo.1 一年A組宮本花歌さん!」

「よろしくお願いします!」

この人も可愛いなぁ。華凛には勝てないけどね。

「エントリーNo.2一年B組神野華凛さん!」

「よろしくお願いします!」

来ました!みんなのアイドル華凛!

その後も紹介が続き、南先輩の番が来た。

「前回大会で好成績を収めました!エントリーNo.6二年C組荒井南さん!」

「どうも皆さ〜ん!南で〜す!」

周りの生徒が一斉に叫び出す。

「南ちゃん!」

「可愛いよ!」

「こっち向いて!」

「大好きだよ!」

「眠れ」

その声が聞こえた後からの記憶はなく、気がつくと自分の部屋のベッドで寝ていた。

華凛はどうなったんだ?優勝したのか?

プルルルプルルル

スマホが鳴った。

誰からだ?華凛か。

「もしもし?」

「今日はアドバイスありがと」

アドバイスなんてしたか?

「あぁ、うん」

「おかげで良い順位を取れたよ」

優勝できたのかな?

「優勝おめでと!」

「・・・」

あれ?声聞こえないぞ?

「かり、、、」

「私2位だったんだけど?」

はい終わったー。なんか言い訳考えないと!君しか見えなかった?いやいやキモすぎるでしょ!この状況を打破するには?謝るか?いやいや許してもらえないでしょ。

時間とか巻き戻せたらなぁ。

「ヨーグルトソース」

僕の口から出た言葉はその一言。自分の意思で発した言葉ではない。だが、自分の意思で発した言葉だ。

ヨーグルトソース。僕は確かにその神の存在を知っていた。

「全にして一、一にして全なる者」であり、過去・現在・未来といった時間軸や、あらゆる次元空間も彼の中では同一のものである。

そのためあらゆる知識・記憶をもち全能とされ、接触して知識や力を得ようとする探究者が後を絶たない。

そう。ヨーグルトソースは時間を操る神なのだ。しかしなぜ僕の口からその言葉が出たのかはわからない。

プルルルプルルル

「もしもし?」

「今日はアドバイスありがと」

うぉぉぉぉぉ!戻ってる!

「僕がどんなアドバイスしたか覚えてる?」

「うん!覚えてるよ!なんかかっこいい声で、もし優勝できなくても俺の中の一番は華凛だよって言ってた!」

それアドバイスなのかな?

「それで私緊張ほぐれて、無理に一位なんて取らなくても私には愛してくれている人がいるんだって思えたんだ!」

すげぇ良いように捉えてくれてるじゃん!

「やっぱり南先輩には敵わなかったなぁ」

「華凛の方が可愛かったよ」

「そうかなぁ」

「うん!」

「わ、私もう寝るね」

もしかして照れてるのかな?

「うん。おやすみ」

電話が切れた後、僕は少し考えてみた。最近記憶がよく飛ぶことがあるのはなぜか。僕の記憶がなくなっている時に何者かが僕の身体を好き勝手使っているのではないか。そして最大の謎は、なぜ時間を操作できたのか。答えは全部わからなかった。

僕はいつの間にか眠りについており、朝目覚めると、昨日の記憶が全部なくなっていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ