三大美女
この学校には一年に一回学校の三大美女を決めるイベントがあるらしい。クラスで一人代表者を決めて、合計九人の中から投票で順位を決めるというものだ。
「恋は代表者誰にすんの?」
翔がきた。
「華凛でしょ」
そりゃ決まってる。
「へー華凛ちゃんか」
「翔は誰にすんだよ」
「俺も華凛ちゃんかな?」
なんだ?こいつ好きなのか?
「華凛ちゃん今年の優勝候補になってんだってよ。」
「他にもいるってこと?」
「噂によると、去年先輩たちを差し押さえてダントツ一位を記録した荒井南先輩。もうすんげぇ可愛いらしいぜ」
「まぁ華凛が負けることはないでしょ」
ー数分後ー
「では皆さん、このクラスで可愛いと思う人の名前をこの紙に書いてください。前提としてわかっておいてほしいのは先生は皆さんのことを同じくらい可愛いと思ってますよ。」
なんだそれ。
神野華凛 そう書かれたメモ用紙を前の箱に入れる。
「少し待っていてください」
「ねぇねぇ恋は誰にしたの?私?ねぇ私?」
僕が小さく頷くと顔を真っ赤にして前を向いた。自分が来るのは予想外だったのかな?照れてる華凛も可愛いなぁ。
「決まりました」
クラスのざわつきが一気に静まる。
「今年のB組の代表者は!神野華凛さんです!」
華凛は少し驚いた表情で前に出る。
「み、皆さん、私を代表に選んでくださりありがとうございます。選ばれたからには上を目指し、頑張っていきたいと思います。」
「スピーチ良かったよ」
僕は帰り道華凛にそう伝える。
「ありがとう。まさか自分が選ばれるなんて思ってなくて・・・」
「華凛なら絶対優勝できるよ!」
「そ、そうだね」
なんかいつもと違うけどそれはそれで可愛い!
「あ!もしかして華凛ちゃん?」
後ろから声が聞こえ、振り返ると、ものすごく可愛い女性がこちらに向かって手を振っていた。
「誰だろ」
「こっちに走ってきてない?」
その女性は僕たちに追いつくと、
「あなたB組の代表者だよね!」
「はい・・・」
「はじめまして2年C組の代表者の荒井南です!」
この人が噂の南先輩か・・・
「華凛ちゃんよかったら一緒に帰らない?」
「え、でも恋が、、、」
「全然大丈夫だよ!」
「恋くんっていうんだ!よろしく」
肩組んできたんだけど?
「よ、よろしくお願いします。」
肩組まないでよ!ほら華凛がめっちゃ怒ってるじゃん!まぁちょっと嬉しいのは事実だけど・・・
「南先輩、帰るなら帰りましょう」
「えー?何?嫉妬してんの?可愛い〜」
「べ、別に、、、」
「じゃあ帰ろっか!じゃあね、、、小僧」
え・・・小僧?聞き間違えかな?なんか顔が怖くなった気がしたけど・・・
肩に違和感を感じ、手をやると手紙があった。
【明日の放課後体育館裏に来い。話がある。南より】
なんだ?口調が・・・
次の日体育館裏にいったが、誰もいなかった。
「誰もいないじゃん」
「帰るヵッ」
なんだ?意識が・・・
「センスはある方だな。よしこいつにしよう。」




