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正義と正義と正義

作者: ある世界のある時代のある男

私はいわゆる無神という人間だ、一般的な日本人は軽々しく無神というが私はそれが嫌いだ、なぜなら深くそれらのことについて考えたこともない者が、そんなことを平然と言っているからだ

それは神を信じている人間に対してとても失礼極まりないと思う、それでも、神はいない


私は神を信じない、つまり神を信じる者の中にいる絶対的な存在が私にはいない、だから、私は私を信じる

私の絶対性を信じる、私の善を定める考えは正しいと信じる、そうでなくては生きている意味がないからだ

生きている意味、漠然とした言葉だ、だが私は深くその言葉の意味を考える、そして定義する、そして私が定めたそれを私は絶対性がある説とする


私は、本当の意味で妥協をしない、どうでもいいことをどうでもいいからという理由で妥協することはあるが、それは妥協自体に正当性があると

私は信じでいるからだ

私は正しい、私は過去の自分を信じている、過去の私がどんに一見間違っている決断をしていようと、それには意味があり、ある種の正しさがあると信じている


だから、私の行いは正しかったのだ。正しさに満ち溢れていて、それを正しくないと断ずる存在そのものが正しくない、もしくは思慮が浅いものなのだ

私はどんなことがあろうと私を信じて見せる、私以外の人間すべてに否定されようと、誰もが分かってくれなくとも


私は正しく、私を否定するすべてが正しくない、そう、信じている


嗚呼、狂うしいほどに醜い

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