第96話 銀閃の悪魔
どうも、ヌマサンです。
今回はSdnG最強のプレイヤーの戦いをハルたちが傍から見ているという話になります……!
はたして、SdnG最強のプレイヤーがどれほど強いのか、累計ステータス値などを参考に読み進めてもらえればと思います!
それでは、第96話「銀閃の悪魔」をお楽しみください!
――カズさんのおっしゃっていたSdnG最強のプレイヤーさんの強さは圧倒的でした。
私たちよりも遥かに強い、累計ステータス値2万を超えているプレイヤー50人に取り囲まれたにもかかわらず、彼らを焦る様子もなく淡々と屠っていかれるのですから。
見ている私たちが言葉をなくすほどの戦い……いいえ、戦いというより一方的な蹂躙という言葉の方がふさわしいように感じます。
戦いは2分ほどで集結。一人のプレイヤーを2秒に1人倒していった計算になるのですが、それも頷けるほどの戦いぶりでした。
「ああやって、またSdnGを辞めていくヤツが後を絶たないんだってさ。割と掲示板とかで有名で、ヤスに挑んだヤツはSdnG内で見かけることがなくなるって話だ」
私はテツさんがポツリと呟いた言葉で、思い当たる節がありました。コーイチさんです。コーイチさんも“銀閃の悪魔”と呼ばれるあの方と戦った後にSdnGをやめてしまわれましたから。
ワカナちゃんも同じことを思っておられるのか、少し表情が暗かったです。
「ちなみに、最新の情報だとヤツは累計ステータス値が8万を超えてるらしい」
「はっ、8万っ!?カズさん、それは本当なのですか……?」
「まぁ、自分で見たわけじゃないから本当だとは言えないけどな。でも、今の戦いぶりを見ているとあながち嘘でもなさそうだ」
カズさんが真剣な表情でおっしゃられているのですが、私は戦いぶりを見てもイマイチ信じられませんでした。
「そういえば、アヤが言っていた話だが、“銀閃の悪魔”ことヤスってプレイヤーは第1回イベントから第7回イベントまでずっと1位の成績なんだそうだ」
ユーカさんの話によると、サービス開始の2週間後に開催された第1回イベントの時点で、累計ステータス値が5000を超えていたらしく、次の第2回の時には1万7千になっていたそうです。
本当に話を聞けば聞くほど、私たちとは別次元の方のように感じられるお話でした。
「そういえば、カズさん。以前、『1位はまたヤスのところか……』とおっしゃっておられたと思うのですが、もしかしてお知り合いだったりするのですか?」
私はデリケートな質問なのではと思い、ヒソヒソ声で質問しました。その返答は驚くべき内容でした。
「ああ。俺のリアルでも知り合いだ。ワカナも知り合いだが、ワカナはそのことに気づいていない」
どうして、ワカナちゃんが気づいていないのか、疑問に感じるところではありましたが、さすがにそれ以上の質問はできずじまいでした。ですが、いつの日にか勇気を出して尋ねてみようと思うのです。
第96話「銀閃の悪魔」はいかがでしたでしょうか?
今回は銀閃の悪魔ことヤスの戦いをハルたちの目線で見たわけですが、圧倒的な強さが伝わっていれば嬉しいです。
また、ヤスがカズとどう知り合いなのか、いずれ明らかになるので、楽しみにしていてもらえればと思います!
次回の話では第8回イベント後の話になります……!
――次回「第8回イベントが終わって」
更新は明日、朝8時になりますので、お楽しみに!




