第89話 槍使い同士の戦い
どうも、ヌマサンです。
今回はユーカと槍使いの男との一騎打ちになります!
お互いに槍使いということもあって、激しい戦いになると思いますが、見守ってもらえると嬉しいです。
それでは、第89話「槍使い同士の戦い」をお楽しみください!
繰り広げられる槍による突きの応酬。あまりの激しさゆえに、誰も寄せ付けないものがあった。
「……さすがは元はアヤ様のクランにいた槍使いだ」
「それはどういう意味だ?」
「言葉通りだ。貴様が抜けた後、槍使いがいなくなったことでオレがスカウトされたのだ。アヤ様直々にな。その時になにかと貴様と比べられることが多かったんでな。ずっと手合わせしたいと思っていた」
「フッ、なるほど。お前がハルを狙ったのは私が防ぐと見越してのものだったか……!」
ユーカは先ほど起こった出来事の意味を理解したのか、二度三度頷いていた。
「いいや、あれは貴様が防いだのではない。防がせてやっただけだ」
「強がるな。お前の槍さばきを見た感じ、とても手加減していたとは思えないが」
「言ってくれる。ならば、オレの技がこの程度ではないことを見せてやる!」
その突きは先ほどとは比べものにならない速度であった。そのあまりの速度に、ユーカの頬を槍の穂先がかすめていった。同じ槍使いのユーカであっても、首をひねってかわすのがやっとという具合である。
「オレの名はオチケン。まぁ、ここまでSdnGを続けるつもりもなかったから適当に付けた名だが、冥土の土産にでも覚えていくといい」
「ああ、分かった。オチケンだな。覚えておくとしよう。私は……」
「ユーカ。貴様の名はアヤ様から耳が腐り落ちるほど聞いている」
「そうか。ならば、自己紹介も済んだことだ。サッサと続きを始めるぞ!」
今度はユーカからの突き。一撃で仕留めるという気迫の籠もった突きであったが、その穂先はオチケンの槍の穂先で器用に受け止められていた。
「ずいぶんと器用なことをするな」
「フン、貴様の突きが遅すぎるから、暇つぶしに手品を披露してやったのだ。お代は貴様を倒していただくとするがな!」
磁石の同じ極同士が離れるように穂先同士が離れる。その次には目にも止まらぬ高速の突きがオチケンから繰り出される。だが、その槍の穂先はユーカの槍の穂先で受け止められていた。
「何ッ……!?」
「お前はあの程度の技で私からお代を取ろうというのか?あの程度の技、お前に出来て私にできないはずがないだろう」
「フッ、貴様は一言一言がムカつくヤツだ。このむかっ腹は貴様を倒して鎮めるとしよう!」
「やってみろ。あいにく、お前のような口先だけ一人前の槍使いに負けるほど私は弱くないぞ」
――お互い、散々に憎まれ口を叩きまくった後、再び目にも止まらぬ突きの応酬が繰り広げられるのだった。
第89話「槍使い同士の戦い」はいかがでしたでしょうか?
正直、槍での戦いよりも口での戦いがヒートアップした感じになっていた感じですよね……!(笑)
そんなユーカとオチケンの戦いも一度、ここで区切らせてもらいます。
話がすぐに変わってややこしいですが、次はルビアとテツの戦いになります!
――次回「後方支援組の戦い」
更新は明日、朝8時になりますので、お楽しみに!




