プロローグ これが私の仲間です！
どうも、ヌマサンです！
数ある作品の中から、本作を手に取ってくださり、ありがとうございます！
この作品はジャンルとしてはVRMMOになります。
初めてVRMMO作品を書いたので、ドキドキしていますが、楽しく読んでもらえれば嬉しいです！
それでは、『プロローグ これが私の仲間です！』をお楽しみください！
レンガ造りの建物が並び、様々な容姿をした人々が行き交う。耳がとんがってたり、ケモ耳が生えてたり。
そう、これだけで分かるかもしれませんが、ここは現実世界ではないんです。
……え？じゃあ、どこなのか……？
それは……ゲームの中！今流行りのVRMMOというジャンルのゲーム！
私、戸倉千晴はリア友3人と始めたこのゲーム、｜Spiele der nächsten Generation《シュピーレ デン イースン デナラツィオン》（通称：SdnG）は今から3か月前に発売されたゲーム。
ただ、このゲームには恐ろしい機能があるんです！
このゲームでは身長や胸の大きさといった体型は変えられないんです！
髪型とか髪の色は変えられるのに！何で変えたい所は変えられないんですか！？
私、リアルでは背が171センチもあるからゲームでは小さくしようと思ったのに……。
しかも、栄養分が背の方にばっかり行っちゃったおかげで絶壁ですし。
せめてゲームの中で位は揺らさせて欲しかったです……。
全く、これクソゲーじゃないですか！
……そんなことは言っても、一日たりともログインをしなかった日はないのですが。
ゲーム内での私の名前はハル。千晴から取ってハルです。
選んだ種族はハーフエルフです。エルフほどの大魔力はないですが、ヒューマン並みの戦闘能力があるのでこれにしました。
髪の色は水色でポニーテールにしてます。でも、毛先だけ灰色なんです。理由は特にないですけど。
職業は魔法剣士です。
何でもハーフエルフの人が選ぶことが多い職業ナンバーワンだそうです。
武器は青色の柄をしたサーベルで、防具は白を基調としたブレストプレートです。あ、ブレストプレートというのは胸当てだけ金属で他が布のような防具のことです！
そして、茶色のブーツ。装備はざっとこんな感じです。
次は……
「ハル、お待たせ」
肩を叩かれ、後ろを振り返ると、3人のプレイヤーが。そうです、あれが私の友達で一緒にパーティーを組んでるんです！
一番前にいるのがアヤさんです。煌びやかな装飾が施された杖に白いローブを来た私よりも頭一つ低い可愛らしい女の子です。前髪ぱっつんの緋色の髪に紅眼の見た目をしておられます。
種族はエルフ。職業は魔法使いで、私たちのパーティーのリーダーでもある人です。
そして、その横にいるのがマサミさん。背の高さは私とアヤさんの真ん中くらいで、ショートヘアの茶髪に同色の瞳をしておられます。装備は機動性を重視した格好をしておられます。
でも、胸は全然機動性重視じゃないんです。胸囲格差社会です。
種族は猫人族なので猫耳がピクピク動いて可愛らしいです。
職業は盗賊で、武器は白銀色の爪を使っておられます。
そして、最後。アヤの左隣にいるのがユーカさん。黒い髪をサイドテールにしたアヤさんと同じ背丈で、胸は私と同じ絶壁仲間です！
人種はヒューマンで、職業は槍使いで前衛を担ってる方なのです。
武器は白を基調とした長槍に所々に赤色がアクセントとして入っていて、防具はピンクを基調としたブレストプレート。私のと色違いなんです！
「ハル」
「はい、何でしょうか？アヤさん」
「アンタ、このパーティー抜けてよ」
「えっ……」
この時、唐突にアヤさんからぶつけられた言葉は衝撃的で、私はその言葉を飲み込むことが出来ませんでした……。
『プロローグ これが私の仲間です！』はいかがでしたでしょうか？
1話辺りはすごく短くしているので、あっさり読み終わってしまったんじゃないかと思います。
しばらくは1日に2話ずつ投稿していこうと思いますので、朝8時と夜8時にチェックしてもらえればいいかと。
次回は主人公のハルがアヤから追放を言い渡されるやり取りがメインになっています！
――次回「追放ですか！？」
更新は今夜20時になりますので、お楽しみに！
