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中華転生の日常  作者: sia
6/6

第五文

久しぶりに創作意欲が・・・!

今回は区切りのいい所で区切ったため、ただでさえ短い話が更に短くなっております。

「ハクション!」


麗霞は大きなくしゃみをすると鼻を啜った。

外は雪がチラついている。


月餅片手に私は旧正月を迎えていた。


「本当、良くやるねぇ…。」


人で賑わう大通りを眺めながら、そう思った。

この国でも年末年始の大売り出しというか、バーゲンセールみたいなものがある。

そのせいで早朝から忙しなくウチ(商会)の従業員たちが総出で準備をしていた。


バーゲンねぇ・・。

行ったわ、繭ちゃんと。

デパートで某会社の紅茶とか服とか買ったなぁ。

そんで、「あー、これサイズ合わない!」とか良くあったもんだよ。


しみじみと思い出に耽っていると、コンコンとドアがノックされた。


「どうぞ。」


ドアが開くと、商人服を着た睿泽が立っていた。

いつものじゃない方の、公の場で着るようなやつの方だ。


髪もいつもより整っていて、なんだか違和感を感じたけども。


「麗霞。今すぐこれを着て、余所行きの格好をしろ。」


そういう睿泽の手には小さな商人服が。

パシッと投げられた服を華麗にキャッチして、それをじっと眺めるとあることに気がついた。


「お揃いですね。」


「ああ、ウチ(商会)の伝統のデザインだ。それよりとっとと支度しろ。」


金の糸で縁取られた緑のなんかの植物柄の服。

これが、この国最大のシェアを誇る商会の制服ですか。


促されるままに支度を済ませると、門へと向かった。


──────朱、金、緑。


いかにもな中華の馬車が玄関先に止まっている。

ギンギラギンに輝いており、目には優しくない。チカチカした目を私は擦った。


馬が動き、装飾がジャラジャラと音を立てる。


麗霞はその存在感に無言になっていた。


うわぁ・・・。

これまたえげつないわぁ。

大丈夫?

これ、この世界の痛車とかじゃない?


──この時はまだ知らなかった。

その先にどんな未来が待ち受けているかなんて、知る由もなかったのだから・・・。


◆☯◆


「ほう…中々に興味深いな。」


「そうですかー。」


ニタリと笑みを浮かべた男を見て、私は死んだ目で返事をした。


くそぅ!

誰か!救世主(メシア)でも英雄(ヒーロー)でもいいから助けて!


それからは永遠とも思える時を過ごすこととなった。

お読みいただき有り難うございました!

本当、ブックマークが少しでも入ってることが嬉しいです。

作者のモチベーションアップの為にお星様とブックマーク、よろしくお願いします!



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