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mission、俺の悩み
榎本さんたちが普通の存在って言われてもなぁ……
俺は机に頬杖をついて考える。
前で教授が講義をしているのだが全く頭に入ってこない。
うーんと悩んでいると横にいた榎本さんが不安そうな顔で覗きこんできた。
「やっぱり具合悪い?保健室いったら?」
「いや…大丈夫……」
俺は上の空でそう答えた。
その答えを聞いた榎本さんが少し申し訳なさそうな顔をしているとも気づかずに…
いつの間にか講義は終わってしまっていて、俺はノロノロと教室を出る支度をしていた。
隣の榎本さんはいつもどおりテキパキと支度を終わらせ、俺の方をみた。
「ねぇ、無理して私といなくていいんだよ?」
それだけ言うと榎本さんは教室を立ち去った。
今日の講義は終わり……だよな。
俺は榎本さんを追いかけることも、教室から出ることも出来なくなってぼんやりと椅子に腰かけていた。
今回はショートストーリーです。
ここから盛り上がる(予定)なので、許してくださいね?
次回もよろしくお願いします。




