プロローグ・出会い
◇登場人物紹介◇
☆主人公:春原優20歳男
身長170センチ。痩せた体型。サラサラの黒髪。やや垂れ目。優しそうな面持ちをしている。絵にかいたような優男。中高一貫校(男子のみ)の卒業のため女子に不慣れ。服装はジーンズにパーカー、スニーカーなど無難で気をつかわずに着られるようなものが多い。一人称は、俺。
☆女の子:榎本白雪20歳女
155センチ。痩せた体型。手入れされた黒髪を肩の辺りまで伸ばしている。大きめな瞳。女の子らしい仕草、表情が多い。見た目はあきらかにほんわか系女子なのだが、性格は男っぽいとよく言われる。
おしゃれが好きで小物を集めるのを好む。中高と共学。一人称は、私。
朝。灰色の雲が空を覆っている。
あぁスッキリしない天気だなぁ……
俺はポケットに手を突っ込みながら空を見上げた。
クリスマスイブなんだから雪が降ったりとかしないのかよ!
まだ今年見れていない雪が見れないことを少し残念に思う。なんかこうロマンチックな演出というかさ!
まぁいいや、今日の夕食は何だろうか?毎年恒例の◯ンキチとピザは間違いないだろうな。そして大きなホールケーキを切り分けて家族で食べるのだ。
恋人がいない俺の毎年のクリスマスの過ごし方だった。
そして、今年もそうなるはずだった……
昼がきた。いつも通り食堂に向かう。
今日はクリスマスイブだし!大盛りにするか‼なんて考えながら……
「春原くん!一緒にランチしていいかな?」
振りかえると女の子がいた。女の子だ。
確か……同じ学科の榎本さんだよな……...
実はあまり女の子に免疫がない俺は、精一杯笑顔に見えるようにほほえむ努力をした。
「あぁ榎本さん。どうぞ。」
フワリと嬉しそうに榎本が笑う。
そんな彼女をみて、俺はこういう対応で良かったのだろうかと頭を悩ませていた。
楽しんでもらえたでしょうか?
ちょっと不安です……
続きもお楽しみに!




