第四話:コピー&エヴォリューション
休日の多くの人が行きかう駅のホールの壁に寄りかかる一人の顔立ちのいい
男子高校生の姿、最近のカジュアルな女の子受けがいい服装でスマホを操作
している。
佐藤(心)「やあ、みんな、はじめまして、僕は佐藤 槍雄、17才、
今日は、笑顔とても愛らしい女の子 中宮 奈那子さんと
デートのお約束なんだけど朝の10時に待ち合わせなん
だけどなかなか来ないけど気になどしない、なぜなら女
の子は準備に時間がかかるものだからね、それに僕の
ためにおめかししてくれてるんだしね。
しかも待ち時間を使ってUltimatewarを
進められるし問題ない。
さてとこの僕に挑んでくるのは、どんな奴かな?」
スマホの画面をスライドさせて対戦相手を確認する。
佐藤(心)「へぇーっ、60番台か、けっこう強そうだねー、
バトルネームは、メガキャノン喜屋
武 (きゃん)か、楽しませおくれよ。」
佐藤が対戦を承認し対戦が開始された。
佐藤(心)「それじゃ、探索でも済ませますか。」
佐藤は、無人の偵察機ではなく偵察装備を搭載したラファールD
を飛ばした。
佐藤(心)「普通は、無人機での偵察がセオリーだが折角、
飛ばすなら攻撃にも転じれるようにしたほう
が得、しかもラファールDはステルス性能持
ちだから偵察にも攻撃にももってこいだ。
偵察も攻撃も同時にやる、これがスマート
佐藤と呼ばれる僕の戦術、クイック・デス
トロイ!!偵察ついでにきついの一発お見舞い
してあげるよ。」
佐藤の放った、ラファールDは、手早く目的地の索敵を済ませ
敵拠点に向かって音速飛行で進行し、爆撃した。
畳の部屋でパソコンに向かっているTシャツ、短パン姿の
喜屋武重雄(20歳)は、その奇襲に唖然としていた。
喜「まだこっちは、索敵も終わってないのにこんな早く攻撃に転じて、
しかもこちらのレーダーに反応しなかったとは、さすが四天王と
呼ばれるだけある。
でもこの程度、なんくるないさー、こちらも負けないさー。」
喜屋武は、パソコンを操作し、滑走路に大型輸送機C-1が何十機と
飛び立ちだす。
喜「今、偵察機の情報で拠点の位置情報だけは、確認できたけど他の
地形などの情報は完璧じゃないけどここで打って出なきゃ四天王
は、倒せないさー、でもオラも、ここまで何の策もなく運だけこ
の60番台を維持してたわけじゃないさね。
びっくりさせてやるさねー。」
佐藤(心)「最初の出だしとしてはまずまずかな、拠点の周りは
ジャングルで覆われ、大型の戦車では敵拠点まで
侵攻に手間取りそうだな、まあ偵察ついでの爆撃
もうまくいったから向こうの出方を待つかな。」
佐藤がそう考えているとようやく待ち合わせの約束していた女の子
(中宮 奈那子、17歳)がやってきた。
中「佐藤くん、おまたせー。ごめんね遅れちゃって、けっこう…
待たせちゃった?」
と申し訳なさそうに言う中宮。
佐藤「そうだねー、約束の時間が10時で今10時25分だから
結構待っちゃったかな。」
佐藤(心)「普通、今の会話の流れだったら{今来た所だから}とか
言う所だがあえてこちらが待たされたことに不満あるか
のように受け答えすることで相手に罪悪感を抱かせ後々
このデートで僕の要求を呑んでもらいやすくするためさっ。
でもこのままだと不快な気分が残ってしまうからすかさず
こう言うんだ。」
佐藤「でも、待ってよかったよ。」
中「えっ?」
佐藤「こんなに綺麗な中宮さんとこれからデートできるんだから。」
そう言いながら爽やかに微笑かける佐藤、てれた顔を赤め笑顔になる中宮。
中「もうっ、佐藤くんったら。」
佐藤「それじゃ、行こうか。」
中「うんっ。」
佐藤(心)「中宮さんが今日一日、笑顔で楽しめるよう僕もがんばら
ないとね。」
手をつなぎ、にこやかに歩き出す佐藤と中宮。そしてファッション系統の
お店をウィンドウショッピングをはじめる。
佐藤と中宮はおしゃべりしながらショッピングを楽しんでいた。
だがその間、佐藤は中宮に気づかれないようスマホで戦況の確認をしていた。
佐藤(心)「大型輸送機を飛ばしてきたみたいだねー、しかも相当な数だ、
何を狙っているか知らないけど撃墜してしまえば…と、そう
簡単にはいきそうもなさそうだね。」
大型輸送機の後に付いて戦闘機が護衛していた。
佐藤(心)「MIG-35か、これは簡単に落とさせては、くれそうにないね。
僕もそろそろ動かすかな。」
佐藤は、指示を出す。
喜屋武が佐藤の拠点の動きに気づく。
喜「佐藤さんの拠点周辺は偵察した結果、かなりの悪路で機動戦闘車みたいな
タイヤで動くタイプは使えないはず…なのになんて速度さー、しかもそれ
を護衛するために戦闘ヘリを飛ばし魚燐の陣で進行、ん?…この戦略どっ
かで…あっ、戦場のアホザメの戦略ぱくりやがったぁ!!」
佐藤(心)「多くの人が、戦場のアオザメの戦術を批評するけど戦術自体は
悪くない。
悪いのは戦術を編み出した彼の詰めが甘かっただけだ、だから
僕なりに改良したのさ悪路では機動戦闘車はむいてないから高機
動で悪路でも高速移動が可能な軽戦車スコーピオンにかえ戦闘ヘリ
は本家どおりAH-64Dアパッチ・ロングボウのまま使用。
一から戦術を考えるのは、無駄な労力だ使える戦術がすでに存在
するならそれを状況にあわせて改良すればいいだけなのさそのほう
が実にスマートだっ、そしてこのアオザメの戦術を改良した戦術名
は、戦場のアオザメに敬意ををこめて超青鮫稲妻特攻となずけよう。
(公開されてない戦術名を無意識にぱくる筋金入りのパクリ野郎)」
喜「他の奴の戦術をぱくるとは、聞いてたけど、まさかここまでそのまんま、
ぱくるとは、しかし何故よりによってアホザメの戦略なのさー、もっと
ましなのあっただろうに。
まっ、こっちとしては好都合だけど、確かに速度的には早く進行でき
るけど攻撃力的には物足りないAH-64Dアパッチ・ロングボウである程度
こちらの戦力を削る気なのかもしれないけどこちらの守りは、頑強さー
そんな程度では、くずせんさー。」
佐藤(心)「そろそろ、輸送機のほうの迎撃もしないとね。」
佐藤は、戦闘機ユーロファイタータイフーンを出撃させた。
その時、中宮が手を引っ張り立ち止まった。
中「ねえ、佐藤くんっ、ここのお店、寄っていいかなぁ?」
佐藤「いいね、僕も中宮さんのいろんな服装、見てみたいしとても
楽しみだなっ。」
中(心)「ほんと、佐藤くんって、いちいち私が嬉しくなるような返し方
するからついつい、にやけちゃうよー。」
佐藤(心)「よし、女の子は、服なんか選んだり試着したりしていると
そっちの方に意識が飛ぶからこの時を利用して僕も集中し
てUltimatewarを進められる。」
佐藤「それじゃ、入ろうか?」
中「うんっ。」
佐藤と中宮がお店の中にはいる、女性店員がいらっしゃいませ、と声をかける。
店に入るや否や中宮は、服に夢中になる。
佐藤(心)「よし、狙い通り服に夢中だ。、さて今の戦況はと、…もうすぐ
輸送機がこちらの戦闘機の攻撃範囲に入るか、んっ?輸送機の
ハッチが開こうとしている。
何を企んでいるのかな?」
喜「さーて、ぶちかましてやるさー、投下開始!!」
輸送機から次々とパラシュートがついた物体が投下されてゆく。
その投下された物体から佐藤の拠点に向けて砲撃が飛んでくる。
佐藤(心)「まさか戦車で空中からこちらの拠点をねらって攻撃とは…」
喜(心)「戦車の進行速度はどうやっても遅い、地上進行してる間に四天王
なんか相手にしたら確実にこっちが、ぽっくりさー、でも拠点制
圧は戦車のほうが圧倒的に有利、そこで戦車を空輸することで
進行速度の問題は解決したさー、そして戦車での空中からの拠点
への直接攻撃も普通なら距離がありすぎて届かないとこだけど空中
だと砲弾の落下距離もかせげて射程内。
しかもこの空挺戦車M551シェリダンの自体の能力、」
投下されたM551シェリダンに佐藤のユーロファイタータイフーン一機が
MIG-35の包囲を抜けてM551シェリダンをロックオンしミサイルを
発射しようとした瞬間、M551シェリダンの砲身からミサイルが飛び出し
ユーロファイタータイフーンを撃墜した。
喜「状況に合わせて砲弾、ミサイルどっちも打てるのさー、しかも今回、
風は無風状態だから空中からの砲撃も酷い誤差が出ずに済んでるの
が自分に運が付いてる証拠さー思い知るがいいさーパクリ野郎ー、
メガキャノン喜屋武の対四天王攻略戦術、フライング・キャノンズ
バーストの前に崩れ去るがいいさーっ。」
佐藤(心)「なんて斬新かつ大胆な戦略なんだ、グレイト、僕のソウルが
核融合してしまうくらい熱くさせるなんて君は、最高だよっ!!。」
中宮が服を持って佐藤のとこに駆け寄る。
中「ねえ、佐藤くんっ、この服、どうかなっ?」
佐藤「なんて斬新かつ大胆なチョイスなんだ、キュート、僕のソウルが
核融合してしまうくらい君に似合っていて最高のチョイスだよっ!!」
中「えっ、そんなに似合うかなぁ、…でもちょっぴり高いしー。」
佐藤「その服、じゃあ僕が君にプレゼントってことで僕が買うよ。」
中「そんなっ、流石に悪いよぉー。」
佐藤「別に君のために買うんじゃない、その服を着てもっと素敵に
なった君が見たいっていう僕のわがままなんだ、だから
そんな僕のわがまま聞いてくれないかな?」
中「佐藤…くん…ありがとう。」
佐藤「気にしないでっ、僕は君の素敵な笑顔が見れただけで満足さっ
、他にも気に入りそうな服があったら試着してみたらいいよ。」
中「でも、私の買い物に待ってもらうのは悪いし…」
それ以上しゃべろうとする中宮の口に人差し指でやさしく触れる佐藤。
佐藤「さっきも言ったけど、君の笑顔が見れれば僕は、十分、
楽しいよっ。」
中(心)「ほんと、佐藤くんって優しくてかっこいいなぁー。」
中「じゃあ、もう少しだけ見てくるね。」
佐藤「うん。」
中宮は、服選びに戻って行く。
佐藤(心)「まったく僕としたことが、あまりにもメガキャノン喜屋武の
戦略が素晴らしくて興奮してたらついつい中宮さんの褒め言葉
にも喜屋武を褒めた時の心の声を引用してしまった。
まあそこの所はさっきのやり取りで好印象を持たせられた
から問題ない…かな?」
先ほどの自分落ち度が気になりつつスマホ画面に視線を移す。
佐藤(心)「さて、メガキャノン喜屋武の戦略は見事だ。
投下されている戦車を打ち落とそうにも戦闘機できっちり
守ってくるから手を出せない、しかも無風状態だからパラシ
ュート降下しながらの戦車からの砲撃もこちらの拠点に被弾
して損害を与えてくる…でも無風という条件で有利なのは君
だけじゃないのさ、さぁっ、反撃の始まりだっ!!」
佐藤がスマホから第二滑走路起動と指示を出す。
喜「こちっちのパラシュート降下させてるM551シェリダンを守れてはい
るけどこっちのMIG-35もけっこう落とされたさー、まあこっちも
奴のユーロファイタータイフーンを落とせてるからまあいいさー。
しかし無風だと撃墜したりした後の煙が視界を悪くするのが厄介
さー。」
喜屋武は、自身の拠点に攻め込もうとしている佐藤の戦車を確認する。
喜「そんな速度重視の軽戦車じゃこっちの守りは、崩せないさー」
喜屋武の拠点には、主力戦車T-90と戦闘ヘリKa-52で強固な守りが
築かれていた。
そんな状況を先ほどのお店から移動して佐藤は、カフェにいて中宮と休憩
していて中宮の話を聞きながらスマホで戦況確認していた。
佐藤(心)「確かに、僕の送り込んだ軽戦車スコーピオンの装備じゃそっち
の戦車を突破するのは難しい、スコーピオンの装備じゃね。」
佐藤の口元がにやつく。
喜屋武の戦車に砲弾が当たるがびくともしない。
喜「無駄さー、そんな豆鉄砲で落とせるわけな…」
次の瞬間、T-90が爆発した。
喜「なっ、ななそんな馬鹿なっ、そんな豆鉄砲効くはず…なんてことさー
確かに戦車自体の装備じゃ、どうにもならんさー、でも戦車の中の兵士
にアンチタンクミサイルを装備させておけばっ!!」
佐藤(心)「そう、初めから戦車自体の火力で押し切ろうなんて考えてない
のさっ、相手に戦車で攻撃すると印象づけて油断させて隙がで
きた時に戦車内部に積んであった歩兵用のアンチタンクミサイ
ルで吹き飛ばす、実にスマートな作戦さっ!!」
喜「くっ、さすが四天王、最初は、何でアホザメの戦術なんてと思ったけど
それも真の目的を隠すためにあえて、お粗末な戦術でこちらを油断させ
るためだったんですなっ。」
光「へぶっしっ、」
弘「どうしたんすか?光実さん、風邪っすか。」
光「いや、多分、俺様の戦術が芸術的すぎて噂してるんだろ。」
弘(心)「確かに…噂になってるすよ、ネタ的な意味で。」
喜「でも、これだけじゃー自分は落とせないさー、この程度の作戦ならいくら
でも巻き返せ…」
喜屋武の拠点は、上空からの大量爆撃で火の海と化した。
喜「どっ、どういうことさー、上空には何も反応はなかったさー、しかも奴の
滑走路から何も飛び立つ姿は確認されてないはず、いったいどんな手を使
いやがったのさー!!」
佐藤(心)「狙い通りだっ、空の大怪鳥田中のステルス爆撃機B-2での高高度
からの爆撃戦術に反応できなかったみたいだね。」
喜「この爆撃のやり方、課金狂獣ミツルVS空の大怪鳥田中戦の田中の戦術
だぁーっ。
くぅ、はめられたっ田中の戦術は、高高度からの爆撃と通常高度の戦闘
機戦、そして超低空からの戦闘機での進行、だがこのパクリ野郎は、
超低空からの進行をアホザメからぱくった戦術で代用してこの戦術が
メインと思わせ油断させるためだったのかぁーっ。」
佐藤(心)「だが今回は、田中戦のような曇りではなかったから、少し
ばかり工夫させてもらつたよ。
空中投下される戦車の迎撃するためこちらは戦闘機を
出したが本当の目的は敵戦闘機やこちらの戦闘機が撃墜
された時に出る煙で煙幕を怪しまれずに張ることだった
のさ、しかも今回は無風状態だからより視界をさえぎる
ことが出来たよ。
そしてころあいを見はからって木々などでカムフラージュ
していた拠点から20キロ離れた第二滑走路を起動し後は
爆撃機B-2で敵拠点を火の海にするだけなのさっ。
でも、この程度じゃ君は倒せないみたいだね。」
佐藤の画面に制圧率95パーセントと表示されていた。
喜「自分も、田中戦観たからあんな爆撃されたら、一たまりもないと思っ
たさーだから自分も対策をとっていたのさー。
地上は爆撃の影響をモロに受けるけど重要な司令塔などは地下施設
にしたから問題ないのさー。
さてこちらの地下施設の隠れ兵器で奴を潰しにかかるさー所詮、
猿真似しか能のない奴じゃ自分を倒せないさー。」
火の海と化した喜屋武の拠点上空からすさまじいスピードで一機の戦闘機
が疾走する。
それは、佐藤が偵察に放っていたラファールDだった。
佐藤(心)「僕の戦略は基本、他の人のパクリさ、でも僕は、戦闘の状態
に合わせて戦術を改良、複合することにより元の戦略の何倍
もの破壊力を生み出すことが出来る。
これがスマート佐藤の基本戦術、コピー&エボリューション
我が戦術に穴どっ!!」
疾走するラファールDからミサイルが拠点に向けて発射される。
佐藤(心)「ないっ!!」
ミサイルが拠点に突き刺さる。
喜「ミサイル撃ったところで地下にはとど…」
ミサイルが司令塔がある地下施設のコンクリートを貫通して突き進む。
喜「なっ」
司令塔の天井を突き破り到達した。
思わず興奮した佐藤が「撃滅!!」と叫ぶと同時にミサイルが爆発する。
佐藤の声にびっくりして呑んでいた紅茶を噴出しかける中宮。
喜「お見事さーーっ。」
と断末魔をあげる。
喜屋武の地下拠点から火柱が上がり画面に敗戦と表示される。
喜「まさか自分が地下に潜るのを想定していて最初に偵察に来たステルス
戦闘機に地中貫通弾MPR-500を装備させ高高度で待機させていた
とは、さすが四天王さー一枚も二枚も上手だったさー。
ん?」
佐藤からメールが届くそこには、「いい戦略だった感動したよ。」
と書かれていた。
喜「敗者へのアフターケアも完璧とは…いろんな意味で完敗さー。」
中「げほっ、ごほっ、どうしたの?いきなり叫んじゃったけど何
かあったの?」
佐藤「あーいやっ、なんでもないよっ、ははははっ。」
中宮がジトーとした顔で佐藤を見る。
中「佐藤くんっ、私の話聞いてた?」
佐藤「もちろんさっ、最初から最後まできっちりと。」
中「じゃあ、何話してたか言ってみてよ。」
佐藤(心)「ここで僕が答えられなくて彼女の機嫌をそこねてしまう
と多くの人は思うだろ、だが実際は。」
佐藤「私には、ファッションデザイナーになりたいって夢があるけど
親は進学しろって反対されてるけどどうしても諦めきれない。
どうすれば親に納得してもらえるかって話だよね。」
中「あっ、話、聞いてくれてたのに変な言いがかりつけちゃって、
ごめんなさいっ!!」
佐藤「ははっ、僕も少しメールの返信してたから勘違いされても
しかたないさっ。」
佐藤(心)「僕は、Ultimatewarをしながらも彼女の会話
を聞いていたのさ、このくらいのことを同時にこなせな
きゃUltimatewarで四天王には、なれないの
さ。」
佐藤が爽やかな顔から真剣な表情に変わる。
佐藤「中宮さん、これから僕は、中宮さんの悩みに真剣に答えるけど
折角の楽しいデートの気分を害するかもしれないけどいいかい?」
中宮(心)「いつも、爽やかな笑顔な佐藤くん、こんな顔もするんだぁ、
私のためにと思ったら、ついドキッとしちゃった。」
中宮「ううん、気にしないでっ、私のため思って言ってくれるんだから。」
佐藤「そう、じゃあまず君の親御さんの言っている通り進学はしたほうが
いいよ。」
中「…佐藤くんまで私に諦めろっていうのっ!!」
佐藤「そんなつもりはないよ。
ただファッションデザイナーになりたいのなら自分で会社を設立
したりするかもしれないから法学部や経済学部で経営の方法や経営
に必要な法律を学べるからどうせなら進学したほうが後々役に立つ
と言うことさ。」
中「確かにそうだけど、でもそれじゃあファッションデザインの専門学校
に行けなくなっちゃうよ。」
佐藤「そうだね、大学進学の資金は、親御さんが出してくれるだろうけど
専門学校は無理だろうね。
でも本当に専門学校じゃないと学べないのかな?」
中「?、どういう意味なの?」
佐藤「中宮さんは、自分で思い描いた服のデザインとかは、
ある?」
中「あるけど、なぜ?」
佐藤「だったら話が早いよ、今、自分がデザインしている服を作って
フリーマーケットで売ってみたらいいよ。」
中「ええぇーっ、ちょ、そんなことまだ何も習ってない私には無理だって」
佐藤「でも、これが一番いい方法だと思うよ。
実践経験積めるし、お客さんがどういった物を求めているのかが
判るし、それに結果を出せば親御さんも君の気持ちを判ってくれる
はずだよ。」
中「でもっ、人にどんな評価されるか怖いよぉ。」
佐藤「中宮さんの、思いは、その程度のものなの?」
中「えっ」
佐藤「それは、最初からいい評価なんてもらえないよ、最初は馬鹿にされ
たりするさ、でもそれを乗り越えてきた人だけが夢を叶えることが
出来るんだよ。
僕もねっ、母さんに夢を反対されたよ。
でも僕はどうしても諦められなかった、だから今も母さんになんと
言われようとも今、その夢にむかっいて努力しているよ。
だから中宮さんにもそれがほんとにやりたいことなら諦めて欲し
くないんだ。」
中「佐藤…くん」
中(心)「そうよっ、私はどうしても夢を諦められないもの。
だったら私も覚悟きめなきゃどんなに馬鹿にされようとかま
わないっ、夢に届くかもしれないなら私はがんばるもんっ。」
中「ありがとう、佐藤くん、私、吹っ切れたよ。やってみるよ。」
佐藤「決めたんだねっ、僕も応援するよ。」
中「うんっ」とても満面の笑みで答える。
佐藤「じゃ、そのお祝いに…」
ズボンのポッケから二枚の映画のチケットを取り出す佐藤。
佐藤「映画でも見に行こうよ、まあ、お祝いじゃなくても行く予定
だったけどね。」
中「あれっ、その映画、見に行きたいと思ってたのだ、どうしたのその
チケット?」
佐藤「ああ、中宮さんがこの前、友達とこの映画について話してたから
今度のデートの時にどうかなーって…迷惑だったかな?」
中「そんなわけないよっ、ありがとっ、佐藤くん、今日は何から何まで。」
佐藤「どういたしまして、それじゃ行こうか。」
中「うんっ。」
映画を見終えて、駅の広場で話す佐藤と中宮。
佐藤「今日は楽しかったね。」
中「うん。でもホント佐藤くんって、優しいよね。ほんとに今日はありがと
うねいろいろ話も聞いて貰っちゃし。」
佐藤「お役に立てたならなによりだよ。」
中宮がもじもじしながらうつむきながら佐藤に話しかける。
中「そのー佐藤くん…お願いがあるんだけどーその、ずっと中宮さんって
呼んでるけど…その、奈 那子っ呼んでくれたら、まあ、そのー
嬉しいかなーって。」
電車の到着の時刻が近ずき中宮は、恥ずかしさで
中「あっ、もうそろそろ電車来るから行くねっ。」
その場を立ち去ろうとする中宮。
佐藤「中宮さんっ。」と少し大きな声で呼びとめる佐藤の声に振り返る中宮、
佐藤は、中宮の顎を軽く手で上にあげ中宮の柔らかな唇を優しく口付
けした。
中「あわっ、わわわわWWWW-」
佐藤「じゃあね。奈那子。」
奈那子は、顔を赤くして駅の改札にすっとんで行った。
それを見送ると佐藤は、駅の広場を出てビル街のほうに歩き出す。
佐藤(心)「そうそう、さっき僕の夢の話していたよねっ、僕の夢は、
Ultimatewarで世界の頂点に立つことさ。
んっ?これのどこが親に反対される夢かだって?別に
夢が一つとは行ってないよ。」
佐藤がビルの壁に背中を預ける。
10分後、すると一人のOLが佐藤のほうにやってきた。
OL「ごめーん、槍雄、仕事終わるの遅くなっちゃて、待っ
ちゃった?」
佐藤「ああ、待ったよ、そのかわり今晩は寝かせないよ。」
OL「もうっ、槍雄ったら」
佐藤「じゃあ、行こうか」
OLと佐藤は歩き出した。
佐藤(心)「僕の父はどうしようもない、女垂らしだった、そんな父が
死ぬ直後、「俺は、99人切りまでしかいけなかった…だか
ら槍雄…俺の夢をお前に託す、俺を超える最強の種馬男に
…なってくれ」そんなろくでもない言葉を残しこの世を去った。
だがなぜか小さい僕はその夢をかなえてや
りたいと思ってしまった。
だから決めたんだ倫理的に問題があろうと僕は立ち止まらない、
父との約束、最強の種馬男の道を極めてみせるっ!!」
ナレーション「そりゃー、母親でなくても誰でも反対するよ!!、佐藤の夢は
叶うのかっ!!彼の戦いはこれからも続く。」




