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Do you love Alice?   作者: _(:D ゆあ 」∠)_
Ⅶ――Alice おもいだす
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1 涙の朝


 さぁぁぁ……。

 遠くで、雨の音がする。その音に導かれ、私は意識を取り戻した。体がだるい。起き上がりたくない。

 目を閉じたまま周りの音に耳を澄ませる。聞こえるのは、雨音と、葉っぱが擦れあう音。きい、と椅子の軋む音がしたので、近くに誰かがいるのだろう。……それにしてもだるい。しかも痛みも少しながら感じる。


「うぅ……ん……」

「アリスっ!?」


 思わず不満げにうめき声を上げると、思ったよりも近くから大声が上がった。耳を伝って入り込んでくる刺激に、ぱちりと目を開けた。


「アリスっ!」


 目を開けたとともに貫いてくる太陽の光に、目を細める。そしてどぎつい原色のピンクと紫が広がり、ふわふわで柔らかそうな髪が頬を撫でた。


「……エシル」

「はあ、もう心配させないでよ! 貴女、丸々五日間も寝てたんだよ!? めちゃめちゃ心配した」


 名前を呼んだ瞬間にぴん、と立った耳を今度はへなへなと(しぼ)ませて、私のいるベッドの掛け布団に顔をうずめた。

 そういえば、ここどこなんだろう。疑問に思って周りを見回す。青で統一された家具と、動くとぎし、と鳴るベッドの毛布の柄。帽子屋敷の自分の部屋だ。誰かが運んでくれたんだろう。

 誰が運んでくれたのか訊こうと口を開けたとき、エシルが毛布から顔を上げて、窓を開けた。もう光に慣れた目が、「あーあ、雨だ」と残念そうに呟くエシルの後姿を映す。ぽたぽたととめどなく落ちる透明な雨水が、木の窓枠を濡らし、染みを作っていく。


「……ぱっとしない朝だね」


 白いスーツの裾が濡れる。それもかまわずに窓の外へ手を伸ばすエシル。それをぼうっと見ながら、私は記憶の糸を手繰(たぐ)ってみた。大丈夫、記憶は正常。あの、私の過去の記憶も鮮明に思い出せる。


「……ねえエシル、私どのくらい寝てた?」

「うーん」


 伸ばした手を引っ込め、振って水を落とす。金色の瞳をこちらに向けたエシルは、顎に手を当てる。


「五日間、かな」

「五日間!?」


 信じられない。そんな長い間寝てたんだ。そういえば、エシルのスーツは皺が広がっていて、いつものぱりっと感がない。


「まさか、その間つきっきりで()てくれた……とか」

「……ぷ。そんな時間、いくら俺でもないって」


 そういいながら、さり気なくスーツの皺を伸ばした。……ああ、何でそんな嘘つくの。

 小さく笑いながら「ほんとに?」と訊くと、「あ、お腹、お腹空いてるよね! と言うか俺が空いてる!」と言いながらドアを開けて、出て行った。


「……なんだあいつ……正直に言えば良いのに」


 ほんのり熱くなってきた顔を手で挟み、冷やすために窓に向かって歩く。久しぶりに踏んだ地面は硬く、よろけてしまった。

 それでも何とかたどり着き、エシルが閉めた窓を全開する。風が強い為、直に嬉々として雨がはいってきた。冷たい雨と強い風が心地よい。足元から顔に上がった熱が引いていく。


「……冷たい」


 駄目、と心の中で叫ぶ。さっき感じたこの気持ちに、自分が気づいてしまったら。あるのは死のみだ。あいつもそのことを望んでいないかもしれない。

 それに――。あの視線は、きっと私になんか向いていない。私の背後にある誰か(こうしゃくふじん)を求めている。


「……駄目」


 誘惑に負けたら、駄目。


「よし!」


 服にかかった雨を撫でて、頬をたたく。大丈夫。きっと大丈夫だ、と呟き、窓を閉める。再び雨が窓ガラスを叩く音が広がり、それにまじって、がちゃりとドアが開く音がした。


「アリス? ご飯だよ」

「はあい」




はい、星野です

まずは報告があります


パソコン使えなくなったぁぁー!!

現在、普段使っているパソコンが壊れてしまい、古いパソコンを使っているのですが……

古すぎてそれも壊れましたV(^-^)V

なので更新無理です

携帯更新? 私に死ねと言っているんですか←


……これを機に、しゅくだぃ進めます;;



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