10 真実を求めて
短いです
短いです
何回も言いますが短いです
ごめんなさい……;;
さあ、と二人の間に風が流れた。口をつぐんだアビと私の居心地の悪い空気を吸い込んで、どこか遠い所に消えていく。
「……すみません。続きですね」
過ぎ去って行った風の端を見つめながら、肩をすくめて続きを紡いだ。
「話を聞いてから、僕はすぐさま彼を疑いました。でも……疑いたく、なかったんでしょうか。現場のホテルに足を運んだ僕は、真っ赤な壁やその場に残された凶器と思われるナイフを眺めて、彼が犯人だと言う確信と、違う気がする気持ちが半々で湧き上がりました。ナイフは彼のもの。ですが――死体をその場に置いておいたり、自分がやったと丸分かりな、血の着いたナイフを投げ捨ててある。彼は昔から暗殺を主な収入源としていました。……まあ、男娼という汚い仕事にてを染めた事もあったようですが……兎に角、殺人のスペシャリストの彼が、無用心に証拠を残すなんてかんがえられないんです。
と言うわけで、彼に真実を問いただしてみました。お前がやったのか、と。何故彼女を、と。馬鹿みたいに半泣きで。……あ。さっきの一言はスルーしてください。
そしたら、あいつはなんて言ったと思いますか? ……『何々、そんなに暑く語っちゃってさー。俺は気まぐれなヒトだよ? 気分ひとつでアリスをどんな状態にもしちゃうんだよ?』……。
今思えば、馬鹿ですよね、僕も。気が動転していて、彼の表情や声色に気がつかなかったんですから。感情ひとつに左右される。僕はどこの餓鬼ですか。少し前の出来事ですがね……。ああ、また良い訳じみてしまいました。……兎に角、それからですね、僕と彼の関係が崩れたのはそのときだと思います。やつの頬を思いっきり殴り、そして走り去りました。……奴の大事なヒトがいる屋敷へ。
ドアを蹴破り、怒鳴る勢いで屋敷に入ってきた僕に、屋敷の使用人は皆肩を震わせていました。僕が現れると言うことは、ウェーン様つながりとでも思ったんでしょう。慌てて現れた公爵夫人を睨みつけ、そのまま人気のない所に引っ張っていきました。別に使用人たちの前で堂々と用事を行ってもよかったんですが、なんとなく後ろめたかったんですよね。
森の奥のほうに連れ込むと、彼女の健康そうな肌に赤い、僕の手の形の痣が浮いていて、正直驚きました。一瞬理性が戻ってきたんですが、……ここまで来てしまったと言う、後戻りできない密閉間のほうが大きかったですね。懐から愛用の拳銃を取り出し、情が沸く前にきつく目を閉じ、引き金に意識を集中しました。外し忘れていた安全装置をかちりと外し、震える指に力を入れたとき、前方から呆れた声がしたんです。公爵夫人の、少し低めなため息交じりの声が。
『飼い猫の不始末は、飼い主の責任だからね』」
がさり、と背後で草が擦れあう音がした。
pc壊れたので更新まばらだぜいぇーっ!
はい、明日お泊り会と言うわけでテンションがあがっている作者です
この際短いのは気にしないでいきます←
次の更新はいつになるのか……
そして、毎日更新が戻るのはいつになるのか……
さらにさらに、pcが直るのはいつになるのか……
乞うご期待!!(うざ
ps、ポイント投入、有難うございます><




