空振る足と空を切る拳
蹴り上げたその足は
何もない空を切るけど
振り下ろしたその足は
一歩のための大地を踏みしめる
振り上げたその拳は
何もない空掴むけど
前に伸ばしたその掌は
始めるために互いを握りしめる
空に掲げるものは理想で
叶うかどうか分からないものでも
それを見上げる僕らはいつだって
地に足をつけて生きているから
それは空手形なんかじゃなくて
未来を開く通行手形で
見上げてその場で足踏みするのは
生きてく土台を固める地ならしで
空は羨むものなんかじゃなく
大地は縛り付けるものなんかじゃなく
全部全部繋がっていて
過去からずっと紡がれていて
蹴り上げたはずのその足は
次を踏み出すための一歩で
振り上げたはずのその拳は
想いを伝えるための合図で