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秋の桜子詩集

山笑ふ、山菜つみつみ立夏過ぎて

作者: 秋の桜子

もえぎ、若竹、黄緑みどり


山、モコモコ膨らむ 山笑ふ


皐月青空 風がゆくゆく

パタパタ 泳ぐ鯉のぼり


大きなおくちを かぱっと丸く

あけてごくごく 風を飲む


もえぎ、若竹、黄緑みどり


山、バッチワークのように 山笑ふ

傘を広げるよに伸びた 山蕗を


ぽつぽつ 摘み行く空の下

立夏が過ぎて 夏日より


麓の気温が 上がるのか

風が吹く吹く 山の里


もえぎ、若竹、黄緑みどり


山、小鳥がピピピと囀り 山笑ふ


皐月青空、 モコモコ昇る夏の雲


燕尾を着込んだ恋告げ鳥


ぴちゅぴちゅ 軒の下


ここに作ろか、スイート・ホーム

ええダーリン、最高の立地


水を張った田の近く ご近所さん

ぴちゅぴちゅ 燕の番が、ひとくみふたくみ

ぴちゅぴちゅ 家を建築するご相談


もえぎ、若竹、黄緑みどり


山笑ふよに 膨らんで


風が流れる 山の里。

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― 新着の感想 ―
[良い点] もえぎ〜のところが、音が心地よかったです! 素敵な詩ですね!
[良い点] いいですねぇ。清涼な風が吹き抜けるようです。
[一言] 自然が感じられるうたでした( ˘ω˘ )
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