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魔王、勇者、神々

神々

作者: 蟹蔵部

「今回はいまいち盛り上がらなかったのう」


老人のような神が嗤う。


「魔王が弱すぎんだよ。もっと根性みせろよなぁ!」


悪態をついた神が嗤う。


「今回は私の策がぴったりハマりましたねぇ。いやいや儲けさせてもらいました」


いらやしく舌なめずりした神が嗤う。


それを見て周りの神々が嗤う。


戯れに運命に干渉し、理を捻じ曲げ、即興の喜劇を見て嗤う。


あざ嗤う、腹を抱えて嗤う、声を殺して嗤う、神々が嗤う。


次の喜劇はどうするのか、魔王が勝つか、勇者が勝つか。


世界を賭けに、暇をつぶす。飽きるまで。


飽きた後は……。


――――――――――――――――――――


神々に見捨てられた世界は、加護を失い荒廃していった。

しかしそれは、新たな人の時代の始まりでもあった。

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