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馴れ馴れしい君は、私を本気で愛しているのか?

作者: 七瀬







君は、いつも私に馴れ馴れしい。

いや? 私だけじゃなく、誰にでも馴れ馴れしい。

男女関係なく、人懐っこいこのひとは人間たらしだ!

だからこそ、私はよく想う。

このひとは、本気で私の事を好きなのか?

それでも、私は君と付き合う事を選んでしまう。

ふと想うのは? 君は私の事なんか、これぽっちも好きなんか

じゃないかもしれない。

それでも、私は君と付き合う事を選ぶだろう。

君のように、自由気ままな性格だと“浮気”も心配になるけど

それでも、やっぱり私は君を選ぶ。

私は、君が好きだから。






・・・私は君と手を繋いでデートをする。

君は直ぐに、私と手を繋ぎたがるからだ。

でも? 他の女の子達にもするし、男友達にも君はする。

私がヤキモチを妬かないと君は思っているのだろうけど?

私は静かに、ヤキモチという炎が沸々と燃え盛っている。

君は、私が嫌がる事を平気です。

男女関係なく、肩も組むし腕も組む。

君は嬉しそうに、その子に笑いかける。

私は、何なのだろう。

君の彼女なのに、“彼女の特権”みたいなモノがない。

それに、君は皆で遊ぶことが大好きだ!




『来週の日曜日空けといて!』

『えぇ!?』

『デートしよう!』

『うん!』





そう、君に言われて私が喜んでいると君は平気で私の期待を裏切る。



『よし! 皆、集まったな!』

【おーう! 皆でBBQだー!』

『・・・・・・』

『ほら? ユンちゃんも肉焼いて!』

『・・・ううん。』






 *




君はいつもそうだ!

私の事なんか、二の次じゃない!

私は、いつだって! 君が一番だし、他の事が手に着かないぐらい

君の事ばかり考えているというのに...。

君は、誰にでも馴れ馴れしいし私だけに優しいでもない。

本当は、私と付き合いたくて付き合ってる訳じゃないの?

君と居ると? 私は不安ばかり感じるわ。






・・・でも、そんな時。

私に馴れ馴れしくする男友達に、君はヤキモチを妬いてくれた。




『おい! 俺の彼女に馴れ馴れしくするなよ!』

『えぇ!?』

『ユンも、男に軽々しく気を許してんじゃねーよ!』

『・・・ううん。』




何よ、私の“彼氏”みたいな態度取って、嬉しいじゃない!

少しは、君も私の事が好きみたい。

たまには、ヤキモチを妬いてもいいんだよ。

私ばっかり、君にヤキモチを妬くのは疲れるから。

君にもっと、私の事を知ってほしいし。

君に私を、独占してほしい!

他の男性だれかじゃ! 私は嫌なの!

君に、私だけを見てほしいだけなの。




・・・まあ、面と向かって君に私が言える訳もないけど。

それでも、私の事を見ててほしい。その気持ちは、本当だよ。

君に私の事を、本気で愛してほしいとは望まない。



だからせめて、“好きでいて!”

私の、こんな小さな願いがいつか君に届くといいな。




最後までお読みいただきありがとうございます。

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