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第一印象は挨拶で決まる

データ飛んで消えてから更新して無かったけど、とりあえず細々と書いていくよ


 ムーンリバー学園では入学式から学園の最初の授業まで数日の猶予がある。今すぐ住みたい事情がある者を除き、大概の庶民は最初の授業の日の前日に自ら寮に荷物を運び入れる事になっている。

翻って貴族にはそれぞれ従者や侍女が主人の寮生活の準備をする為、最初の授業当日に来るのが慣例だ。


私も例に漏れず貴族として授業当日になってから学園へ向かった。

本当は少し早めに行く予定だったけれど、なんとか人間になれるかもしれないと考えて色々試していたら当日まで掛かってしまった。


まぁ、奮闘の結果どうなったかは見ての通りゴリゴリにゴリラな見た目のままだ。まったくウホホである。


そんな事を考えながら示された教室へ向かうと先に数名の生徒たちが座っていた。制服の型が古いところを見ると先に寮に入っていた庶民たちだろう。


私は軽く会釈をして(何故か生徒たちはギョッとした反応だったが)1番前の席へと座った。


するとわざわざ後ろの席から可愛らしい、いわゆる、美少女というべき綺麗な黒髪の女生徒が私の隣に移動して来た。


 「こんにちは、ゴリラさん!私の名前はリリアン!よろしくね!」


彼女はそう言って可愛らしくニコッと笑って手を差し出して来た。

 庶民から貴族に許可なく話しかけるんじゃねぇ、とか、人間に挨拶するときとニンゲンさんこんにちはって言えよ、とかそういう気持ちを押し殺し、ニコッと笑って彼女の手を握り返した。


 そうこうしているうちに、貴族たちも続々と教室に集まってなんとなくムカつく美少女ともに初めての授業が始まるのだった。

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