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現実にもスキルがあったなら。  作者: 高一の勇者
第一章:始まりの非日常
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決戦前夜

腹痛&下痢+頭痛+吐き気+目眩とついでに口内炎でフラフラ状態でした。というか吐きました。最近体調崩すようなことした覚えが無いのですが・・・


あ、それとまだ作中の日付は土曜日です。あっやめて!石を投げないでください!


今回はスキルの強化回ですね。少し読みづらいかもしれません。


現在、自宅。和也さんに送って貰った後だ。


さーて・・・ライマ。


『なんでしょう?』


今日あった俺のスキル関連の説明よろしく。


『・・・明日のことを話す訳じゃないんですね。』


・・・いやだって今回お前(ライマ)が強化されたりしたじゃん。そっちの情報も重要だろ?


『(ライマ、今の隆二は雨宮のこと思い出すだけでイライラする状態だから今はその話題に触れない方がいい。)』

『(了解しました、ありがとうございます仁美様。)』


おん?なんか言った?


『いいえ。それで、スキル関連の話でしたね。まずは、次のスキル解放条件をお伝えしましょう。』


ああそれも聞きそびれてたな。よろしく!


『次のスキル解放条件は『自分と同じスキルを持つ人間を五人視認する』です。現在カウントは3ですね。』


カウント入ってるのは支部長の『装甲・腕』に大川さんの『聖光』、あとは・・・ああ、立川さんの『心眼』か・・・しかしこの条件、今の状態じゃなくて最初の頃に出てたらかなりキツかったぞ。


『そこでしばらくスキル解放が滞っていたでしょうね。』


そう考えるとラッキーだな。しかしこれはまたスキル探しに行かなきゃ難しそうだ。


じゃあ次は見れるようになった第三段階の強化条件を頼む!!


『了解しました、こちらです。』



ーーーーーーーーーーーーーーーー

『聖光』

このスキルを十回使用する。(現在カウント6)

『心眼』

悪事を十回止める(現在カウント9)

『竜化』

スキルを同時に十個発動し一時間保つ。

『装甲・腕』

スキルを四つ使い相乗効果を発動させる。

覇王バハムート

魂を震わせる程の闘争を行う。

『性別反転』

一定以上の硬度の物体を破壊する(以前の鋼ヤスリでも可能)

『念話』

スキルを二十個同時に発動させる。

『武装術』

他人のスキル解放、強化条件の達成に協力する。

『装甲・脚』

(第一条件)スキルを十個以上保持した人間を視認する。

(第二条件)スキルを十五個以上保持した人間を視認する。

『気功法』

攻撃を500回防御する。(現在カウント87)

錬金ファウスト

(第一条件)

料理を作る。

(第二条件)

道具を作る。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


おおー・・・大抵が一回目と変わらないな?あとそういや『装甲・脚』は強化出来てなかったな。


『そうですね、一回目より数値が増えただけのようです。『装甲・脚』に関しては相当難しい条件なので仕方がないでしょう。』


まあそれはいいんだよ、それは・・・『覇王』お前なんだよそれぇ!!


無駄にカッコイイこと要求してんじゃねーぞコラぁ!!シンプルな『閃雷』君を見習え!あいつ今は『十二段階目の強化条件を知る』だけで強化されるんだからなぁ!?


『あ、強化されましたね。基本性能が更に上昇します。』


ほらなー!?なのにお前それ、『魂を震わせる程の闘争』って、ジャンル的に別物じゃねーか!!


はぁ・・・気にしても仕方ない、とりあえず強化出来るもの強化しとくか・・・


まず『聖光』。これは毎日使うしか無いな。てか強化条件書かれてなかったから使ってなかったがこれ使い続ければどんどん強化されて行きそうだな・・・まあ寝る前にでも使っとくか。『心眼』も今日は外出する気は無いし無理だな。


『竜化』は・・・行けるか?


まず常時発動スキルが・・・『賢神ライマ』『心眼』『武装術』あと『気功法』。


継続して発動出来るスキルが、『蒼炎』『閃雷』『装甲・腕』『装甲・脚』『念話』『竜化』。あと一つだな。


『『分体』も仁美様がいるので発動扱いです。』


お、普通にいけるな。じゃあとりあえず全部発動させといて、と。


次は『装甲・腕』で相乗効果四つ。ついでだから発動しつつスキルを色々いじって試してみるか。



ーーーーーーーーーーーーーーーー



うーん・・・これは驚いたな・・・


色々試したが、三つ以上の組み合わせはほぼ見つからず、半ば諦めていたのだが・・・


腕だけに発動した『竜化』に『錬成』を使うと形を変えれたのだ。爪の形状とか鱗の厚さや形状・・・とまあそういうものが変えれた。


『錬成』いけるならこれもいけるくね?と思いノリで『錬金』使ってみると・・・竜化部分が金属質へと変えられたのだ。そして元々相乗出来た『閃雷』を使うと、強化しまくった影響か前回以上にバチバチと放電し始めた。


結果として、変化させた右腕だけやたらカッコイイことになっており、バトル漫画の必殺技みたいな見た目になっている。



中二風に名付けるなら『雷放つ鋼の竜腕』。



絶対強いしカッコイイのだが・・・使い道が相変わらず無さそうだ。明日使う訳にも行かないしなぁ・・・と、思っていたら。


『・・・マスター。『極ノ旗(バラキエル)』も使ってみてください。』


と言われた。あれ?援護強化だよなこれ、とか思いつつ使ってみたところ。


腕が更に硬質化、爪も明らかに鋭くなり、『閃雷』による身体強化も大幅に強化された。



中二風に名付けるなら『轟雷放つ金剛の竜腕』。



・・・いや待って?これヤバいって。何となく分かるぞ、これ今右手で人を殴ったら消し炭になるか、爆散する。いやマジで無理怖い。解除解除!!


『・・・今の、確認した限りで耐えられるのは仁美様と川崎様くらいですね。』


うわマジか・・・スキルがバレるとか以前に危なすぎて明日使えねーわ。てか川崎さんこれに耐えるのかよ・・・


『一応耐えますが、大怪我はしますので放っておいたら死にますね。仁美様は『覇王』で軽減、『聖光』で回復出来るので何とかなるでしょうが。』


つまり実際は仁美しか耐えられる奴いないと・・・馬鹿みたいな威力だなぁ・・・てかなんで『極ノ旗』で強化された訳?


『『錬成』『錬金』は相乗効果により『竜化』の補助(・・)を行っております。そして『閃雷』の身体強化能力も、マスターを補助(・・)しております。』


・・・つまり?それらが『スキルによる援護』扱いになったと?言われてみればそれも援護に入るかもしれんが・・・マジかー。


あれ?てことは待って?『武装術』も俺の技術の補助だろ?するってーと・・・?


『ええ、恐らく今は更に高い技術で武器を扱うことが可能でしょう。』


えぇ・・・思いのほか『極ノ旗』汎用性高かったんだな。何で今まで言ってくれ無かったんだよ。


『それなのですが・・・私の強化段階が上がったことで、より深くスキルの及ぼす影響を知ることが可能になったようなのです。』


それで今回『極ノ旗』の使用を勧めてきたのか。お前もどんどんチート具合が増していくなぁ・・・


『褒め言葉として受け取っておきます。それと、『極ノ旗』も相乗効果に加わっているのでこれで五つ目ですね。』


おお?ってことはもしや。


『はい、『装甲・腕』が強化段階3を通り越し、強化段階4になりました。強化内容は纏える物体が増えました。』


二段階上がっても内容は同じってことか。今纏える最高硬度の物体は何?


『タングステンですね。モース硬度7.5、かなり硬いです。』


へぇ?タングステンね・・・それ希少金属じゃなかったっけ?


『そうですね。つまり腕に纏えるほど近くに存在する状況はほぼ無いでしょう。』


うーん素材が無いというネック・・・いや待て。『錬金』があるじゃねぇか。


『強化段階を上げれば作れますね・・・『錬金』のポテンシャルはかなり高そうです。』


他のスキルのサポートに優秀すぎるな・・・


『それと、『竜化』の強化条件も達成しました。強化内容は竜化時の肉体の強度向上、完全竜化時のサイズ向上ですね。』


おっ、サイズも大きくなるのか。・・・あれ?ますます使いづらくなっただけじゃね?


『心配ありません。以前のサイズでの使用も問題無く可能です。』


それは助かる・・・のか?いやどっちにしろ変わんない気がする・・・


『竜化』はカッコイイし強いとは思うんだが・・・使い勝手がなぁ・・・フルフェイス状態で『竜人化』をするくらいしか出来る気がしない。


まあ気にしても仕方が無いか・・・次は『覇王』だしパス、その次は・・・



あー・・・・・・。



ええと次は『念話』だな。


「『性別反転』から逃げるな」

「ひぇっ」


ちょっ、仁美お前・・・いつの間に後ろに。


「ほらこないだ折った鋼ヤスリだ。もう一度折れ。」

「え、でも別に強化する必要無いし・・・どんだけ根に持ってるんだよ。しつこい女はモテないぞ?」

「モテる方が嫌だな。悪寒がする。」

「・・・まあ、そりゃそうだわな。」

「いいからやれ。」

「はいはい・・・」


結局俺は諦めて腕だけ『竜化』・・・面倒い、『竜腕』って呼ぶか。『竜腕』を発動させ、鋼ヤスリを握り潰した。

はい、強化内容どうぞ。


『『性別反転』の強化内容は・・・えー、部分的な性別反転が可能になりました。』


・・・・・・え、何それ。


『つまりマスターが胸だけ反転させれば『巨乳男子』になれます。』


い・ら・ね・ぇ!使い道どこにあるんだよざけんな!!


『ええと・・・喉だけ反転させれば女の声が出せますよ?』


だからなんだってんだよ!?高音の歌が歌いやすくなるだけだわ!


はぁ・・・もういいやどうでもいい・・・強化回数のカウント増やすためだけの物として考えとこう・・・


今度こそ『念話』行くぞ。仁美、文句ないな?


「ああ、充分お前の心にダメージを与えたから構わない。」

「お前後で胸揉んでやる。」

「それはやめろっ!?お互いにダメージ入るだけだろう!?」

「隆二3号にやらせるから問題無し。」

「貴様ァッ!?」



さて『念話』だ『念話』。えーと二十個のスキル同時発動か。

『自爆』以外で今持ってるスキル何個?


『十八個ですね。』


あー、そっか、うん・・・・・・『自爆』テメェらなぁ!!本当に邪魔しかしねぇなあ!?お前らじゃなくて普通のスキルだったら達成出来てたんだよ!なんなんだよテメーら巫山戯んなよマジで!


はぁ・・・いっそLv2が揃ってくれた方がいい気がしてきた。この怒りは雨宮についででぶつけよう。


『雨宮さん関係ないじゃありませんか・・・』


で、次、『武装術』は協力する他人がいないからどうしようもない。次、『装甲・脚』はムズすぎて無理。


で、『気功法』・・・これはいけるな。よし、仁美カモン。


「・・・胸揉む宣言を撤回するならいいぞ。」

「・・・じゃあ隆二3号カモン。殴り合いすんぞ。」

「よし来た行くぜオラァ!!」

「来いやオラァ!!」

「要求を躱すなっ!!」


はい、しばらく防御し続けて500回達成。


『『気功法』の強化段階が3になりました。強化内容は蓄えられる生命力が初期の3倍になりました。』


うん、順当に強化されたな。

・・・なあ、これで最大まで蓄えた生命力全部使ってか〇はめ波撃ったらどんな威力出るかな。


『平均サイズのバスくらいなら吹きとばせますね。』


おお、それは凄い・・・のか?凄いだろうけど危険度のレベルが分かりづらい。


『射出方向にいる人なら三人は消し飛ばせますね。塵一つ残さず。』


それはやべぇな!?うーん使うにしても威力抑えて使う必要がありそうだ。じゃなきゃ死人が出る。


で、最後。『錬金』。料理を作る、道具を作るって・・・楽勝だな、有難い。


よし、やるか。



ーーーーーーーーーーーーーーーー



ちょうど晩飯も食ってなかったので作り、鋼ヤスリの残骸を『錬成』することで元の鋼ヤスリに戻したりすることで強化条件を達成した。なお、今晩のメニューは麻婆茄子にご飯と味噌汁。


飯を食いながら強化内容を聞く。


『『錬金』の強化内容は、作り出せる物体が増えたことですね。まだタングステンは無理なようですが、希ガスやアルカリ金属などを作り出せるようになりましたね。』


寧ろ以前はそれら作れなかったのか。意外と範囲狭かったの?


『狭かったですね。二十種類の元素へと変化させることしか出来ませんでした。』


それは狭いな。で、今回でどのくらい広がったの?


『三十八種類ですね。』


それでも少ないな・・・でも、強化条件楽そうだし今後に期待ってことで。現段階でも鉄が作れるから有用だしな。



さて、スキル強化はこんなもんか!!宿題も出てねぇし・・・やることはもう無いな。


明日はあの馬鹿(雨宮)との決闘だ。さあ、気合を入れて望むとしよう・・・という訳でそれに備えてさっさと寝るか。あ、『聖光』も忘れずに使って・・・おやすみ!

おまけ

ーーーーーーーーーーーーーーーー

寝る前に実行しようとした


隆二「やれっ!隆二3号!胸を揉めっ!!」

隆二3号「うおぉぉぉぉぉぉおおおおお!!」

仁美「くっ・・・や、やめろ・・・!!」

3号「おおおおおぉぉぉぉぉ・・・・・・(直前で停止)」

隆二「・・・どした?」


3号「いや・・・その・・・さ、いざ揉もうとすると、こう・・・緊張して・・・・・・や、やっぱ無理だ!」


隆二「・・・・・・(呆然)」

仁美「・・・ハッ、ヘタレが。」


隆二は心に深い傷を負った。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


スキル一覧です。結構パワーアップしました。


名持ち(ネームド)スキル

賢神ライマ3(思考補助系)

覇王バハムート2(身体強化、妨害系)

極ノ旗(バラキエル)3(スキル強化系)

錬金ファウスト3(現象系)←Up!


属性系スキル

閃雷12←Up!

蒼炎3


現象系スキル

装甲・腕4←Up!

装甲・脚

錬成7

聖光2

念話2

分体4 特殊強化


身体強化系スキル

心眼2

武装術2

気功法3←Up!


思考補助系スキル

解析


身体変化系スキル

性別反転3←Up!

竜化3←Up!


ネタ系スキル

自爆Lv1、3、4、MAX



スキル強化条件

自分の持つスキルと同じスキルを持つ人間を五人視認する。(カウント3)


※追記:11/08 23:22に誤表記を修正しました!

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