表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現実にもスキルがあったなら。  作者: 高一の勇者
第一章:始まりの非日常
40/88

非日常な土曜・・・長くね?

連絡も無しに1日遅れてすみません・・・忙しくて間に合わなかったんです・・・





フルフェイスヘルメットの人物。その言葉を聞いて俺は大分動揺していた。

いやぁ・・・ライマに表情制御頼んでなかったらやばかったな・・・足元ガタンってなっちゃったけど。


だがそれはあまり問題にならなかった。思いっきり立ち上がって大きな音を立てた二人がいたからだ。


「「フルフェイスヘルメット!?」」


当然海斗と理恵だ。


「え・・・?え・・・??」

「な、なあ、そのフルフェイスヘルメット・・・どんな特徴があった!?」


困惑する東山兄に海斗が勢い良く尋ねる。


「え、ええと・・・すぐ気絶させられたからあまりよく見てないんだよ・・・あ、でもヘルメットのシールドに罅が入ってたかな・・・」


あ、フルフェイスヘルメットのあれ、シールドって言うのか。知らんかった。


「ねぇ海斗、これって・・・」

「ああ・・・間違いないな・・・」


二人はその人物が以前助けてくれた人物だと確信したようだ。

うっ・・・黒歴史ワースト3、『慢心するなよ(キリッ)』が蘇る・・・うおおっ、ワースト2、『この俺様モード』が連鎖的にっ・・・


『なんでひとりでにダメージを受けてるんですか・・・』


うるさいっ!俺の地雷踏んだ東山兄が悪い!


俺がダメージを受けてる間にも話は進む。


「フルフェイスヘルメットの人物・・・確か、最初に柏木と中澤の戦闘が確認出来た時に現れた人物だったか?」

「あ!そういえば初めてここに来た時もそんなこと言ってましたね!」


ああ、初めて支部長と会った時のことか。確か、海斗と理恵の紹介の時の話に出てきたな。「謎の人物の乱入があったとも聞いたな。」って言ってたはず。


『正確には「途中で謎の人物が乱入したとも聞いたな。」ですね。』


流石ライマだぜ記憶力いいな。


『情報の保持はサポートに必要ですから。』


何そのセリフかっこいい。



「その人物に関して何か知ってることはありますか!?」


海斗は少しでも情報が知りたいのか支部長に聞く。やめろ聞かんでよろしい。


「すまないが、私達も殆ど何も知らんのだ。その人物は瞬間移動が使えるようで、君たちを観察していた部下も追えずに見失ってしまった。」

「そうですか・・・」


どうやらあの時全力で逃げたのは正解だったらしい。いやー、恥ずかしさから『閃雷』使って良かった!


「えっと・・・ここには彼女はいないってことなの?」


会話の内容から察したのか東山兄がそう言う。そのセリフの中に混じった違和感を、理恵は見逃さなかった。


「・・・ねぇ待って、今彼女(・・)って言った?」

「え?言ったけど・・・」


・・・あっ、これは嫌な予感。理恵ー、余計なことに気づくなよー・・・


「海斗、あの人女だった?」

「あんまり見る暇も無かったけど、男だったと思うんだが・・・」

「だよね・・・」

「えっ?でも、俺が見た人物は女だったよ?結構胸が大きかったから間違いないと思う。」


何を見とるか貴様。


『胸を見られていたとは・・・まあそれなりに大きいから目がいくのは分かるが・・・複雑な気分だな。』


と、ここで東山兄に隠れていた東山妹がボソリと。


「・・・お兄の、スケベ・・・」


と言った。ここに来て初めて喋った言葉がそれですか。


「なっ!?いやいや違うよ?ガードレールに挟まってたから見上げる形になって見えただけで、凝視してた訳じゃないよ!?」


東山兄は必死に弁解する。なんだかまた変なキャラが増えた感じがするなぁ・・・


「・・・つまり、二人の見た人物と、東山が見た人物は、性別が食い違っているということか?」

「そうなりますね・・・」


あー・・・フルフェイスヘルメットの印象だけで押し切れないかと思ってたんだがなぁ・・・無理だったか。


正直言って東山兄が仁美の姿をしっかり見ていたことは想定外だ。どうせなら海斗と理恵の前で前回のと同一人物であることを匂わせるセリフを言ってもらおうかと画策してたんだが・・・パァだな。


『おまっ・・・そんなことを私にさせようとしていたのか!?黒歴史なのは同じなんだぞ!?』


覚悟決めたって言ったからいいかなーって。


『そういう覚悟を決めた訳じゃない!』


そっかー・・・まあパァになったからいいじゃん。


『・・・私が元はこんな性格だったと信じられなくなってきたな・・・』


俺もお前が元俺だと思えなくなってきてるよ。最近髪型も弄り始めただろ?女子か!!


『う、うるさい!今はそれより話に集中しろ!』


あ、誤魔化した・・・が、言う通りだな。話は続いている。


「そうなるとそれぞれで見た人物は別人か?」

「同じフルフェイスヘルメットを被ってるし、仲間の可能性が高いな。」

「そもそもなんで東山をガードレールから引っこ抜いたんだ?」

「それを言うなら俺たちを助けた理由も分かりませんね。」


そんな感じでみんな色々意見を言い合っていた。


「もしかして、性転換した同一人物とかー?」


小沢!?お前サラッと核心を突くんじゃねぇよ!?心臓に悪い!


「流石にそれはないんやない?」

「いや超能力なら有り得ないことでは・・・」


ええい真面目に検討しないでくれよ!

・・・こうなったら、ここは話の流れをぶった切る!出来るだけ自然に!


「・・・なあ、悪いけど、そもそもそのフルフェイスヘルメットの人物って何したんだ?聞いた限りでは二人と東山兄を助けたみたいだが・・・」

「む、そういえば大葉君は知らなかったな。」

「俺も隆二に詳しくは話して無かったな・・・」


お、いい感じに話変えられたか?


「そうだな、我々が得た情報を話しておくか。」


そう言って支部長は説明を始めた。


「先程言った通り、私の部下が柏木君と中澤君の戦闘を監視していた途中、急に乱入した人物だ。『ガンマスター』を圧倒し、打倒している。」


そう言ってたな。・・・あれ?そういえばあの時幹部と二人以外の反応あった?


『無かったと記憶しています。遠くからの監視か、可能性は低いですが索敵の無効が可能なスキルを持っていたかですね。』


うおうマジかー・・・色々と危なかったな。


「確認した限りでは瞬間移動、青い炎、緑の落雷の三つの能力を持っていた。銃弾を躱していたことから何か別の超能力を持っている可能性が高いな。」


色々と見られてんなぁ・・・あ、そうだ、ついでに聞いておこう。


「『ガンマスター』を打ち倒した?こないだ海斗と理恵がぶっ倒したのが『ガンマスター』って聞いたが・・・」


あの後普通にもう一回出てきたからなんでだろうと思ってたんだよなぁ。


「倒れた『ガンマスター』は気絶してなくて、謎の球を懐から取り出したと思ったら、その球が光って次の瞬間には消えてたんだ・・・」


その疑問には海斗が答えてくれた。そんな便利アイテム使ってたのかよ・・・


「あ、その球体なら今回身体調査した際に押収してるわ。使い方はサッパリ分からないけど。」


麻里さんが補足説明してくれた。


まあつまるところ、恐らく本拠地へ戻るアイテム使って、そして多分傷を癒して貰ったんだろうな。なるほど疑問が解けた。


「なるほどなー・・・あ、もしかして前言ってた助けてくれた人がそのフルフェイスの人?」

「ああ、そうだ。あの人は俺に、「慢心するなよ」って言って去っていった・・・」


んああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!

やめろぉ!!恥ずかしい!!


『・・・・・・(手で顔を覆って赤面)』

『仁美様まで見事に大ダメージを受けていますね・・・』


やべぇ、ライマ、しばらく体の制御も頼むわ!


『それほどなんですか・・・?』


いつか黒歴史が出来たら分かるよ!!


『・・・黒歴史が出来ないことを願います。』


「まあ、彼・・・彼女?に関しては今は分からないことも多いから放置するしか無かろう。とりあえず、これで本日話すべき情報は全て話したな。」


と、ここで支部長が話を終わらせにかかっていた。今のセリフの後に、雰囲気が緩くなり、


「そういう訳で、今日はもう会議は終了よぉ。この後は個人同士で話したいことがあれば話してちょうだい。じゃ、解散!」


元の口調でそう言った。やれやれ、長かったぜ・・・これで今日は帰れるかな?


「・・・すまないが、新人五人には話したいことがある。この後時間を貰えるか?」


ええ・・・?正直なんか疲れたから帰りたいんだけど・・・


でもまぁ、無視する訳にはいかないだろう。和也さんは真面目だから必要な話だろうから。


「わかった。」


そう思い俺は了承した。まったく・・・長い一日になりそうだ・・・

おまけだと思います

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「長い一日になりそうって既に7話も土曜日やってるんですがそれは・・・」

〔いやほらあれを一話に纏めると意味分からなくなりますし・・・〕

『それにまだまだ続きそうな雰囲気ですね。』

〔ほらTFSP日本支部紹介しなきゃいけませんし・・・〕

【単に曜日をタイトルに入れてしまい引っ込みつかなくなってしまっただけだろう。】

〔言わないでくださいよ!〕

ーーーーーーーーーーーーーーーー


スキル一覧です。


名持ち(ネームド)スキル

賢神ライマ2(思考補助系)

覇王バハムート(身体強化、妨害系)

極ノ旗(バラキエル)3(スキル強化系)


属性系スキル

閃雷11

蒼炎2


現象系スキル

装甲・腕2

装甲・脚

錬成7

聖光2

念話2

分体3 特殊強化


身体強化系スキル

心眼2

武装術2

気功法2


思考補助系スキル

解析


身体変化系スキル

性別反転2

竜化2


ネタ系スキル

自爆Lv1、3、4、MAX

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ