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現実にもスキルがあったなら。  作者: 高一の勇者
第一章:始まりの非日常
29/88

急展開な水曜日 その2

投稿済み小説からこの作品に移動しようとしたら間違えて全く更新してない方へ移動して、折角だからと読み返したらなんだか罪悪感に襲われました。どうしましょうか・・・


ノブの衝撃の本名が発覚した。いやノブってあだ名どこから来た?と思って聞いてみたのだが、


「あー、悪いが俺も覚えてねーわ。なんでだっけ?」


と言われた。まあ、あだ名の由来なんて案外適当なものだしなぁ・・・


「まあいいや・・・とりあえず、今度はスキルについて詳しく教えていくぜ。」

「おう、頼むわ。」


あ、間違いあったらライマ補足頼む。


『了解しました。』


「まず、スキルってもんは特定の条件を達成すると使えるようになる。ラノベみたいに剣振ってたら『剣術』手に入るとかそんなシステムじゃない。」

「逆に剣すら握ってなくても『剣術』持ってる可能性があるってことか?」

「そういうことだ。で、スキルを解放すると次のスキルはまた別の条件を達成する必要があるのさ。あと、解放しても自覚は普通は不可能だ。」

「なるほどなぁ・・・で、お前の持つスキルの中にその条件がわかるスキルがある、と。」

「そゆこと。このスキルがあるから俺はスキルについて知ったし、スキルを増やすことも出来た。多分一番のチートスキルだなこれ。」


『そんなに褒めてもサポートの質は変わりませんよ?』


客観的な感想だっての。


「ところでそのスキルを解放したのはいつの事だ?」

「あ、こないだ指に罅が入って休んだ日。つかそれが解放の要因。」

「マジでか・・・あ!?もしかしてテニスとかバスケとか調子良かったのって・・・」


察しがいいな、もう気づいてる。


「はい、スキルのお陰です。」

「チートや!チーターや!」

「うわ何も言い返せねぇ・・・」


『運も実力の内と言いますから。』


フォローなの?それ。


「はぁ・・・いつの間にか親友がリアルチートになるとか、「事実は小説より奇なり」って言葉はその通りだったよ・・・」

「おお流石文系志望、難しい言葉知ってんな?」

「いやこんぐらい知っとけ。」


まあスキルについてはとりあえずこんなもんでいいだろう。


次は、何故スキルについて話したか、知ってもらおう。



「スキルについては理解したよな?次は、ちょっとお前にも知ってもらいたいことを話そうと思う。」

「知ってもらいたいこと?」

「ああ。俺がスキルを隠してたのは、わかるだろ?」

「そりゃあな。・・・ああ、なんで俺に教えたのかについてか?」

「お前察しが良すぎない?」


一を聞いて十を知るとはこのことか。とか思ってたら


「話の流れ的にその後何を言いたいのかぐらいわかるっての。」


と言われた。こういうの普通割とオウム返しに聞き返したりして進んでいく場面なんじゃないですかねぇ・・・


「えー、ともかく、お前にスキルについて知ってもらった理由はだな、スキルを知らないと対処出来ない問題が発生した時に協力してもらうためだ。」

「なるほどな。でも、言っちゃなんだが俺じゃなくてもよくないか?スキルが使えるなら誰でも信じてもらえるだろ?」

「それはだな、まず、スキルのことを話すなら信用できる人じゃないとダメだと思ったんだ。協力してもらう関係上な。」

「それはつまり、俺のことは信用してるってことか?」

「そうだよ、そんくらい分かるだろ?」

「お、おう、なんか照れ臭いな・・・」


やめろ俺も正直ちょっと照れ臭いんだ。


「次の理由だが・・・スキルを自覚してない人にわざわざ教えて巻き込む必要もないと思ってな。言い方は悪いが、丁度よくお前がスキルに気づいたから話したんだ。」

「なるほどなぁ・・・」

「とりあえずこれで、スキルの存在をノブに教えた理由はわかってもらえただろ?」

「ああ、納得したよ。」


よし。じゃあ次は・・・TFSPとウロボロスついても教えといた方がいいか。


『スキル絡みの問題が起きた時、TFSPとウロボロスもどちらかはその問題には関わるでしょうからね。』


そうそう。


「もう少し、教えておくことがある。まずはTFSPとウロボロスかいう組織の事だ。」

「え?TFSP?ウロボロス?なんだそれ。」

「TFSPっていうのは、簡単に言えば超能力関係の犯罪に超能力で対応する秘密結社的な組織だ。ウロボロスは超能力で世界征服しようとしてる悪の組織。」

「・・・え、まさかそんなもんが本当に存在してるのか?」

「おう。まあ分かってると思うが・・・」

「その超能力がスキルって事だな?」

「ま、そういうことだな。」

「うっわー・・・」


ノブはそう言って顔を仰け反らせた。


「なあ、そのTFSPとウロボロスって組織は超能力がスキルだってわかってるのか?」

「わかってないな。」

「つまるところ、『現代超能力バトルもの』がリアルで展開されてるってことか?」

「イエス、ザッツライト。なお、俺もTFSPに所属してます。」

「はぁ!?」


俺がサラッと言った言葉に今度は詰め寄ってきた。


「いや待てお前スキルバラしてるってことじゃねーか!?」

「いや、一部だけしかバラしてない。具体的には目が良くなるのと索敵能力だけ。」

「力を隠して潜入してるってことか?・・・ますますお前ラノベの主人公みたいなことしてるな・・・」


俺はその言葉を聞いて海斗の顔が浮かんだ。だってあいつの方が主人公っぽい立場にいるし。


あ、そうだ海斗と理恵についても話しとくか。


「それとだな、俺の幼馴染二人も所属してるんだわ。」

「ええっ!?幼馴染二人って、柏木と中澤か!?」

「ああ。そうだな・・・とりあえずTFSPとウロボロスに関してあったことを話しておくか。」



ーーーーーーーーーーーーーーーー



そんな訳で、TFSPとウロボロスに関して、俺は最初の海斗と理恵のウロボロスとの戦闘からこないだのTFSP日本支部に行った時のことまで話した。

ただし「慢心するなよ」の下りはカットして。


『そこまで恥ずかしがらなくても・・・』


うるちゃい!あ、噛んだ、うるさい!


『思考なのにどうやって噛んだんですか・・・?』


俺にもわからん。


まあそれはさておき、話を聞いてる間、黙っていたノブは、口を開いて、


「現実って思ってたよりフィクションっぽいんだな・・・」


と言った。


「スキルがある時点で今更だろそれは。」

「そうだな・・・つーか柏木の方が主人公みたいなことしてるな。」

「だろ?俺とか傍目から見たら、主人公サポートする友人Aだよ。」

「その実態は最強能力者って・・・なんか今どきありふれた設定みたいだな?」

「うるせー!」


俺らはなんだか普段の雑談みたいに話し合っていた。


「まあ、とりあえず・・・何か問題が起きる時は、今言った二つの組織はほぼ必ず関係してくると思う。」

「だろうな。だから教えてくれたんだな。」

「そーゆー事だ。」


これで大体伝えるべきことは伝えたな。


「隆二。」

「ん?」


ノブは最初とは違い、いつも通りの顔で、言った。


「教えてくれてありがとな!なんかあったら協力するわ!」


俺はその言葉を聞いて、少し安堵していた。

スキルが原因で、関係が変わってしまうのではないか。そんな不安があった。

信頼はしていたが、そんなことも有り得るのではないか。そう思っていたが、杞憂だったらしい。


「・・・ああ、ありがとうな!」


だから俺は、笑顔でそう言った。二つの意味で感謝を込めて。



「よしじゃあ今度は俺のスキルについて全部教えとくか!」

「お、確かに気になるな、頼むわ。」



そんな感じで俺のスキルについて話して驚かれたり、時間が余ったからゲーセンに行ったりして一日を過ごした。


いやー、最初はどうなることかと思ったが、楽しい一日だったな!


『・・・学校サボってますけどね。』


あっ・・・忘れてた・・・


そろそろ出さないと可愛そうなのでおまけ

ーーーーーーーーーーーーーーーー

学校の放課後、校門前にて


八坂さん「うーん・・・今日は隆二君来ないなぁ・・・今日は用事無かったから一緒に帰りたかったのに・・・」

通りすがりのモブ男子生徒(何・・・!?隆二ってまさか、あの隆二か・・・!?あいつ、彼女がいたのか・・・!?)


八坂さんは最近学級委員の仕事で忙しいんです。それが一段落したので部活帰りの隆二と帰ろうと待ち伏せしていました。今回は間が悪かったのです。

なお、この後22時くらいまで待って帰りました。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


スキル一覧です。錬成がサラッと上がってます。


名持ち(ネームド)スキル

賢神ライマ2(思考補助系)

覇王バハムート(身体強化、妨害系)

極ノ旗(バラキエル)2(スキル強化系)


属性系スキル

閃雷2

蒼炎2


現象系スキル

装甲・腕2

装甲・脚

錬成4←UP!

聖光2

念話2

分体2 特殊強化


身体強化系スキル

心眼2

武装術2

気功法2


思考補助系スキル

解析


身体変化系スキル

性別反転2

竜化2


ネタ系スキル

自爆Lv1、3、4、MAX


追記:09/05 18:41誤字修正しました!ご指摘ありがとうございます!

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