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現実にもスキルがあったなら。  作者: 高一の勇者
第一章:始まりの非日常
27/88

実に平和な火曜日

汗って服を絞ったらぼたぼた落ちるほど出るものでしたっけ。



おはよござまーす、今日は火曜日、朝練もあるしさっさと学校へ行こう。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



さて、現在朝練中。最初は軽くランニングした後今はサーブ練習をしている。そこでちょっとやらかした。

うん、まあ『武装術』をオフにし忘れてたんだよね・・・その結果、自分でも「プロか」って思うようなスピードのサーブが飛んでった。やべぇよやべぇよ・・・


その後は速攻『武装術』をオフにしたから偶に起きる奇跡のスーパーショットって周りは認識したようで特に怪しまれはしなかったが・・・これからは気をつけないとな。流石に急に超上手くなったら怪しまれるしな。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



それからは特に何も無く、昨日とほぼ変わらない一日を過ごし、体育も無かったため何か言われたりもせず、放課後の部活動を終え、家に帰った。


「・・・今日、なんも無かったな。」


強いて言うなら『錬成』の強化段階が3になってた。どうやら24時間毎に一回強化されるっぽいな。あれ?これヤバくね?


とまあそれは置いといて、マジで今日何も無かったな。めっちゃ平和だった。

スキル解放条件も『他人がスキル解放する瞬間を視認する』だからなー・・・何かできることも無い。


あ、そうだ、強化条件見せて。


『了解しました。』


ーーーーーーーー

覇王バハムート

『スキルを1つ犠牲にする』

念話

『スキルを15個同時に発動させる』

装甲・脚

『スキルを10個以上保持している人間を発見する』

気功法

『攻撃を50回防ぐ(カウント7)』

ーーーーーーーー


『気功法』は必要数10倍か。これ10倍していったら面倒臭い数になりそうだな・・・『念話』と『気功法』は今からでも出来そうだな。『装甲・脚』は無理。


という訳でまずは『念話』の強化。


『蒼炎』と『閃雷』を指先に発動し『竜化』を竜人化で発動、『装甲・腕』『装甲・脚』を発動し空気を纏い、そして『錬成』で『装甲』で纏った空気の形を変える。やってみて気づいたがこれ相乗効果らしい。『装甲錬成』とでも名付けるか。


『まんまじゃないですか。』


シンプル・イズ・ベストだ。んで、『賢神ライマ』『心眼』『武装術』『解析』『気功法』は常時発動スキルなのでそのまま。『分体』も仁美がいるので発動扱い。


あとは『覇王バハムート』を発動し『念話』を仁美に繋げ『聖光』を発動すれば15個同時発動達成!


『はい、強化条件を達成しました、会話可能圏内が半径100メートルに伸びました。』


おお2倍か。便利さが増したな。まあ仁美との会話は距離無制限だからあんまり関係無いけど。


さて・・・次は『気功法』だ。

仁美、ジャブしてこい!ガードするから!


「よし分かった」


おっしゃ来い!と、意気込んだが思ったより弱いパンチが来た。


「あれ、今日は優しいな?」

「強いのがいいのか?あと42発だが・・・」

「いや弱いのでいいです。」


という訳でそのまま42発のパンチを受けた。途中から単調なガードに飽きて「お前のパンチはそんなもんか!?」って挑発したら強めのパンチが来たので『心眼』を使い全て受け流してやった。


「くっ・・・割と本気でやったのに、何故当たらない!」

「ふはははは、忘れたのか?お前のスキルはほぼ全て俺の劣化に過ぎないことを・・・!」

「くそっ!このチートめ!!」


本気で悔しがっているように見えるが元が俺だから分かる。これは茶番である。


『何をやっているんですか・・・強化条件を達成しました。溜めれる生命力の量が2倍になりました。ただし溜まるスピードは変わりませんのでご注意を。』


あー余剰の生命力を溜めてるから溜まるスピードは変わらないのかな?ところで今の溜めれる生命力って俺の全生命力の何パーくらい?


『200パーです。』


多くね?ちょっと待って、てことは強化前から100パー分溜めれたって事だよな?


『そうですね。』


12時間でMAXだったし・・・ちょっと余剰の生命力・・・多すぎません?


『吸収しているのはマスターの生命力だけではありませんから。』


と、いうと?


『『気功法』を持っている存在は例外として、全ての生物は常に余剰の生命力を放出しています。それが大気に拡散していて非常に多くの生命力が存在しているのです。』


だから12時間でMAXになってたのな。ちなみに俺の余剰生命力だけだったらどのくらいで100パー溜まる?


『そうですね・・・120時間でしょうか。』


あれ、10倍?もっと長いかと思ったんだが・・・


『12時間というのは出来る限りの速度で生命力を吸収した時の必要時間です。これ以上速く吸収することが出来ないという事ですね。吸収の速度制限が無かったならば一瞬で溜まってます。』


あーそういうことか。つまり蛇口から出る水の速度にも限界があるようなもんのことか。


『その例えは分かりづらいと思うのですが・・・』


俺が理解しとけばいいんだよ、俺以外に『気功法』使う奴なんてそうそういないだろ。


『それもそうですね。』


そうだ、折角だし『気功法』使った身体強化を試してみるか。


とりあえず1%で試してみる。


「・・・・・・」


んー?変わった・・・かな?分からん!


『分身を出して腕相撲してみたらどうですか?身体能力は変わりませんし。』


あ、それ妙案。早速隆二3号を召喚して腕相撲をする。



「「せー・・・のっ!」」

「ぬぐぐぐぐ・・・」

「おおー、押せてる押せてる・・・」



結果。俺(本体)の勝利。多分身体測定で点数がちょっと上がるくらいには強化されてんのかな?と、急に少し力が抜けた感覚がした。なんだ?


『身体強化が終了したのでしょうね。』


あー・・・あれ?そう言えば強化時間って決まってないのかこれ。


『持続時間は自由に決めれるようですね。持続時間と消費した生命力の量で強化率が変化するようです。』


成程・・・じゃあ今度は素の状態で腕相撲をして途中で一秒だけ1%消費で強化してみるか。



「「せー・・・のっ!」」

「ぬう・・・互角かっ!」

「ふはは、まだだ、行くぞっ!(気功法発動)」

「なにぃっ!?」


次の瞬間、隆二3号の腕が思いっきり叩きつけられた。


「いっ・・・でーーー!!!!」

「あっ・・・だ、大丈夫か!?」

「いってー・・・一応大丈夫だが、結構痛かったぞ・・・」


うーん・・・これ200%で一秒強化とかしたらとんでもないことになりそうだな・・・


『確認して良かったですね。』


そうだな。もし知らずにMAX強化してたらやべーことになってた。つーか・・・俺の体にもダメージ来てたよな絶対。


『特定の部位のみ強化するのでなければ体全体が強化されているので自分自身はそう酷いことにはなりませんよ。』


あ、特定の部位のみの強化も出来るのか。なら片腕、一秒、200%消費の条件の場合はどうなるんだ?


『恐らくパワーだけなら『覇王』を使った人間相手でも文字通り粉砕出来る力が手に入ります。その後肩の付け根が文字通り爆発するでしょうが。』


怖っ!?表現にどっちも文字通りってついてる所がめっちゃ怖い!・・・まあ、そうそう部分強化なんぞするもんじゃないし気にしなくていいか。



さて、他のスキルは実験する必要も無さそうだし・・・強化できるスキルもない。暇になったな。

あ、そうだ。やってみたいことを思いついた。


「なあ仁美、あのゲームやろうぜ!」

「ああ、あのゲームか、いいぞ。」


俺がやろうとしているのは二人協力プレイ可能なゲームを分身と二人でプレイすることだ。

元が同じ人なのでお互いのやりたい事は良く分かる筈だし、結構楽しめる筈だ。ちなみにやるゲームは簡単に言えば迫り来るゾンビを銃で撃ち殺す奴。


「とりあえず飯食ったらやるか。」

「ああ、私の方で作ろう。準備をしといてくれ。」

「オッケー、俺ショットガンで突っ込むわ。」

「なら私はスナイパーで援護しよう。」


よーし!楽しむぜー!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



二時間後。


「・・・すげぇ息ぴったしだったな。」

「ああ、まさか最高難易度をハンドガン縛りでクリア出来るとは・・・」


途中から難易度が物足りなくなり最高難易度にし、それでもまだ余裕があったので二人ともハンドガンのみという鬼畜難易度にしてようやく苦労するレベルになった。

『心眼』のお陰で取捨選択がしやすかったというのもあるだろうがそれ以上にコンビネーションがやばかった。あれだな、お互いにやろうとしてること分かってると効率やばいな。


「そうだ、さっきの最高難易度のクリアタイムは・・・うわはっや!」

「・・・世界記録は・・・流石に抜けてないがかなり近いぞ。」


流石に元がガチ勢じゃないからタイムアタックの世界記録は抜けなかったが差は大きくない。あれ?これチャート立てたりしたら普通に抜けるちゃうん?

まあいいや。別に本気でやるつもりはないし。いやしっかし、今日は本当に平和だったな!毎日こんな感じで何事もなければいいのに。


『いつかTFSPから招集がかかると思うので平和はそれまでだと思います。それに、幼馴染の方々もまた訪ねてこられるのでは?』


・・・まあ、そうなんだけどさぁ・・・わざわざ言わなくていいじゃんか・・・今日はもう寝よ。



恒例のおまけ

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「今度は格ゲーしようぜ!」

「よし良いだろう」


選択キャラ被る


「・・・まあいいか、やるぞ!」

「ああ!かかってこい!」


動きがまるで鏡


「・・・・・・」

「・・・・・・」


DKO(ダブルノックアウト)


「・・・やめるか。」

「・・・そうだな。」


ーーーーーーーーーーーーーーーー


スキル一覧です。


名持ち(ネームド)スキル

賢神ライマ2(思考補助系)

覇王バハムート(身体強化、妨害系)

極ノ旗(バラキエル)2(スキル強化系)


属性系スキル

閃雷2

蒼炎2


現象系スキル

装甲・腕2

装甲・脚

錬成3

聖光2

念話2←UP!

分体2 特殊強化


身体強化系スキル

心眼2

武装術2

気功法2←UP!


思考補助系スキル

解析


身体変化系スキル

性別反転2

竜化2


ネタ系スキル

自爆Lv1、3、4、MAX


追記:09/01 22:15にスキル一覧の誤表記を修正しました。

09/03 22:01に誤字を修正しました。

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