超能力バトル3
テスト終わりました!
なので速攻で書いて更新しました。
いやぁ・・・テストは強敵でしたね。
「そろそろ無駄な話はやめにしましょ⋯⋯ぶっ飛ばしてあげる」
彼女はそう言ってより激しく雷光を纏い、臨戦態勢を取る。しゃあねぇな、応戦すっか。しかし常に雷纏ってるもんだから触れねぇな、どうしたもんか⋯⋯
『マスター、都合の良いことに右後ろに角材があります。それを使ってはどうでしょう』
ナイスライマ!俺は急いでその角材を手に取り構える。
「食らいなさい!」
直後、物凄い勢いで少女が拳を振りかぶり突っ込んで来た。って速すぎんだろ!正直目で捉えるのもギリギリだぞ。『心眼』無かったらどうなっていたか。
ただ、大振りだったのもあり対処はそこまで難しく無かった。俺は『武装術』によって的確に少女の拳を角材で左に弾き、自分自身も右に避け、回避する。
「へっ、うげっ!?」
そしてその勢いのまま壁に衝突する少女。少女らしからぬ声だなおい。このまま後頭部殴って気絶させようかと思い、近づこうとする。
「このおっ!」
すると少女は纏っていた雷を全て無差別に放ち始めた。ってヤバい回避が間に合わん!俺はやむなく横へ目線を移動し、『閃雷』で回避した。相手は後ろ向いてるからバレないだろう。ついでにいても不自然ではない位置に移動しておく。
俺がしばらく様子を窺っていると、やがて放電をやめ、振り向いた。そして無傷の俺を見て驚いているようだ。
「なっ⋯⋯あんた、何で無傷なのよ!それに、最初のパンチもどうして避けれるのよ!」
さっきも聞いていなかったっけそれ。正直さっきからこいつの言ってることにイライラしてたんだ、真面目に返答してやるものか!
「えー?さっきまぐれって言ってなかったっけー?」
「ぐっ⋯⋯でもさっきは避けれた理由を教えるって言ってたじゃない!」
「えー?ど〜せウロボロスのメンバーの戯れ言なんて聞きたく無いんだろー?」
「あんたさっきウロボロスのメンバーじゃないって否定してたじゃない!」
「いや、否定したのに話を聞かなかったのはお前だろうが」
「うぐっ⋯⋯」
ふう、ちょっと溜飲が下がった。話を聞いてくれそうな雰囲気になったし、説得するかね。
「あのな?俺はこの先の廃工場で俺の親友がウロボロスに襲われてるっていうのを知って、ここに来たんだ。その途中で、さっきの奴が廃工場に向かってるのを見たから足止めのためにバトルしてたんだ。オーケー?」
「そ、そうなら最初からそう言いなさいよ!」
「おおうなんという責任転嫁。」
もうなんか呆れてきた。聞こうとしなかったのがお前だろうが。リアルでこんな奴相手にするとこんなにイライラするんだな⋯⋯知らなかったよ。
「まあいいや、もう戦う理由もねぇし俺は廃工場に向かうぞ。お前はどうすんの?」
「い、行くに決まってるわよ、元々そのためにここに来たんだから!」
「そうか、先に言っておくが間違っても俺の親友に手を出すなよ。高校生の男女2人組だ。」
「分かったわよ、但し、あっちから手を出してきたら無力化はするからね?」
「先に説得をしろ。お前と違って話通じるから。」
「あ、あんたねぇ⋯⋯!」
「そろそろ無駄な話はやめにしようぜ。行くぞー」
俺は話を打ち切り廃工場に向かって走り始める。少女は納得行かないような顔をしていたが俺の後を⋯⋯
訂正、俺を置き去りにして超高速で廃工場に向かって行った。『雷神』速すぎんよ⋯⋯
――――――――――――
俺はその2分後くらいに廃工場に着いた。すぐ近くだったし。しかし廃工場といってもそれなりに広い。どこだと思い周りを見渡していると左の方から破壊音がしてきた。
「さて、どうなっているのかやら⋯⋯」
俺はそちらの方向へと向かった。
――――――――――――
そちらの方向には、周りの建物で良く見えて無かったが何も無い広い空間がある。そしてそこで俺が見た光景は、
ズボンがずり落ちパンツ丸見え状態の幹部がボロボロでうつ伏せにぶっ倒れている光景だった。
「⋯⋯いやいや、何があった!?」
俺は思わず叫ぶ。親友達の援護に行ったら因縁の相手がパンツ丸出しで倒れてやがったんだ。な、何を言ってるのか(ry
「あら、あんた今頃来たの?」
「え?なんで隆二君がここに!?」
あ、少し離れた所に理恵とさっきの『雷神』少女もいる。取り敢えず事情を話すか。
「お前らのことだからまた勝手に特訓行くんじゃないかと思ってこっちに来たんだ。そしたら案の定って訳だ」
「あー、やっぱりばれちゃうか⋯⋯私も隆二君に声かけるべきだって言ったんだけど、海斗が『あの男と俺ら2人で決着を付けたい、2人だけで人目の無いところに出れば釣れるはずだ』って言ってさ⋯⋯」
「あいつらしいというか⋯⋯で、なんでその男がパンツ丸出しでぶっ倒れてんの?」
「海斗のあの軌道が変わる弾丸を避けようとしてベルトに当たったみたいでね⋯⋯ずり落ちて動きが止まった所を連射で倒したんだ。」
「うわ⋯⋯で、そのまま放置、と」
何とも可哀想な倒され方だなおい。あ、ちゃんと生きてます。
幹部を哀れんでいるとそこにいた『雷神』少女が話しかけてきた。
「⋯⋯ねぇ、私のこと忘れてない?」
「あ、すまん忘れてた。」
「ちょ、ちょっとは隠そうとしなさいよ!?」
どうやら2人とは戦闘にはならなかったらしい。流石にそこまで馬鹿じゃ無かったか。
「⋯⋯なんか失礼なことを考えられてるような⋯⋯」
「あ、そうだ隆二君、この人を知ってるの?」
「ああ、さっきウロボロスのメンバーと間違えられて襲われた。多分ウロボロスに対抗する組織のメンバーだと思われる。」
「え、隆二君を襲ったの⋯⋯?」
俺の言葉を聞き、理恵は『雷神』少女をじっと見つめる。『雷神』少女はその視線にたじろぐ。
「うっ、わ、悪かったわよ、ここにあなた達2人以外にウロボロスに所属していない超能力者がいるなんて聞いてなかったんだもの・・・」
「やっぱそこら辺知ってここに来たのか。っと、そういえば、海斗はどこにいるんだ?」
さっきから彼女ら2人しか見当たらないんだが⋯⋯
「ああ、海斗ならそこの倉庫の中で休んでるよ。相手の銃弾が左肩に掠ったみたいでちょっと肉抉られてるから。」
「⋯⋯あんまり心配してなさそうだな?」
「え、怪我することくらい覚悟しておくものじゃない?」
「あー⋯⋯」
そういえば理恵は武闘派でしたね。納得。
「じゃあちょっと俺は海斗と話してくるわ。多分その雷少女から話があると思うからそっちはよろしく」
「うん、分かった。⋯⋯説教は程々にね?」
「善処する」
理恵は『あ、これ長くなる奴だ・・・』という顔をした。実際その通り、善処などするものか。俺は倉庫へと入って行った。
――――――――――――
「おーい海斗!一発殴らせろ!」
「えっ、隆二!?ってなんで殴るんだよ!?」
ちっ、流石にノリでは殴れなかったか。
「テメェが忠告無視して2人で出ていきやがったからに決まってんだろボケが!」
「うっ」
「なーにが『あの男とは俺ら2人で決着を付けたい』だ!ふざけんな!んな事言うから怪我してんじゃねぇか!それに、あいつ以外にもウロボロスの援軍来てたんだからな!?俺が足止めしなかったらどうなってたか分からないんだからな!!」
「うぐっ」
「そもそも俺を連れていかないとか、親友として酷いぞ!知らないうちにお前らがいなくなったとか、シャレにならん!もう二度とこんなことするなよ!」
「は、はい⋯⋯」
これらは紛うことなき俺の本音である。正直予想はしてたとはいえ、言いつけを守らなかったのだ、もう俺は激おこプンプン丸である。
『・・・それ古くないですか?』
え?じゃあ激おこスティックプンプンドリームで。
『変わってませんよ』
まあなんでもいいか。とにかく⋯⋯
「もっと色々言いたいが今は一つだけ言わせてくれ。⋯⋯無事で良かった」
仁美が見張っていたとはいえ⋯⋯心配したんだからな⋯⋯?
「ああ⋯⋯本当に、すまなかった。」
「なら、もう無茶すんじゃねぇぞ?」
「分かった。もうこんなことはしないって誓うよ」
「なら、いいんだ」
俺は、その言葉を聞いてようやく安心して溜め息をついた。
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