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現実にもスキルがあったなら。  作者: 高一の勇者
第一章:始まりの非日常
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超能力バトル2

ついにストック尽きました。これでテストが終わるまで更新出来ません。

申し訳ございませんが、お待ちいただけると幸いです。



すぐに走って目的地へ向かい、今は廃工場まで後少しのところである。実はここまで来る途中、追跡されてた訳では無いが、ずっと同じ方向、つまり廃工場に向かっている人がいた。しかもスキル持ちと来た。こりゃあ⋯⋯


『ほぼ確定でウロボロス側の援軍でしょう。まだ他にもウロボロスに対抗する正義の組織みたいなのがあって、その構成員だという可能性もありますが』


あ〜⋯⋯ありうるかも⋯⋯まあ、話しかけてみれば分かるか。俺は廃工場に行くために通らなければならない通路で、立ち止まり、そいつが来るのを待った。やがて現れたのは、長身で目付きが悪く、髪を金髪に染めた、なんというかまさしく不良じみた格好をした男だった。


すっごくウロボロス側っぽい!偏見だけど。


そいつは通路のど真ん中にいる俺を見て不審に思ったようで10メートルほど離れた所で足を止める。

俺は早速話しかける。


「なあ、あんたってこの先の廃工場に用があるのか?」


その言葉で大体察したのかこちらを睨み戦闘態勢(多分)をとる。


「そう言うお前は、昨日報告されてた、あのガキ2人の仲間ってとこかぁ?」


昨日の時点で見られてたのか。特訓してたのバレてないだろうな・・・?


「まあ、そうなるな」

「だったらテメェ、俺達がウロボロスってことくらい分かってんだよな?それで邪魔をするんなら⋯⋯」


そう言って、右手を手のひらを上にして前に出し、その上に炎を生み出す。


「俺の『パイロキネシス』で燃やすぞ?」


⋯⋯ヤバイ、シチュエーションが漫画っぽくて興奮してきた。つーかやっぱウロボロス所属だったか。


それと関係ないが、スキル名知らないから別の名前付けてて、なんか違和感がする。そしてこの炎から分かる通りこいつはさっきの『炎王サラマンダー』を持ってた奴である。


「へぇ⋯⋯そういう能力もあるんだな。俺はあの2人のしか見てないもんだから、」

「んなこたどうでもいい。それよりどくのか?どかねぇのか?」


まあ当然選択肢は決まってる。


「お前を止めるために来たのにどくわけ無いじゃん。」

「じゃあ死ねよ」


そう言うやいなや右手を突き出し火球を放ってくる。だが『心眼』を持つ俺からしたら遅すぎる。右斜め前方へ向かって走り、避ける。


不良っぽい男は⋯⋯もう下っ端って呼ぼ。三下感するし。

下っ端はこちらの動きに合わせてガンガン火球を飛ばしてくるが一つとして俺には当たらず、どんどん距離を詰めていく。


「っ、くっそが!」


残り1メートル程になった時、下っ端はその言葉と共に両手を地面に付ける。そして次の瞬間下っ端から半径2メートルほどの地面が炎に覆われた。

手元から広がって来るように来たので、見てから全力のバックジャンプで回避した。


「テメェ⋯⋯何もんだ?」


今の攻撃を避けたことで俺の異常な回避力に気づいたらしい。

何だかんだと聞かれたら答えてあげるが世の情けってことで教えてあげるか。


『なんですかそれ⋯⋯?』


「俺もお前らと同じ超能力者ってことだ。簡単に言えば凄い動体視力と索敵能力を持ってる」


まあ当然本当のことは教えてやらんけど。


『情けも何もないじゃないですか』


ノリだよ!真面目に突っ込むな!


「なるほどなぁ⋯⋯」


俺の教えた情報を聞いて下っ端が何故かニヤリとする。


「何がおかしい?」

「つまりテメェは目がいいだけってことだろ?それなら近寄られないようにして遠距離攻撃すりゃいいだけじゃねぇか!」


⋯⋯あー、なるほど。当然そう来るか。ま、いいか。時間稼ぎさえ出来れば。本気でヤバくなればあらゆるスキル使ってフルボッコにするし。


「あちゃー、バレたか。まあ、目的は時間稼ぎだからいいけどさ。」

「ハッ、これ以上はもうさせねーよ!」


さて、避けゲーの開始だ。あ、そういえば、『蒼炎』とコイツの『炎王』ってどっちが強いの?


『単純な火力なら『炎王』の方がやはり上ですね。強化回数にもよりますが。それに炎を操る精度も『炎王』が上です』


なるほどー。


「さあ、燃えやがれー!!」


下っ端は地面に炎を維持したまま火球を両手で放ってくる。いや、最初からそれやれよ。

そしてそれらを避けようと動き始めた時。


『マスター!後方からスキル持ちが⋯⋯『雷神』持ちがかなりの速度で接近しています!あと3秒で接触します!』


え、マジ!?俺は火球を避けると慌てて後方を向く。すると青白い雷を纏った人が凄い勢いでこちらに突進して来ているのが見えた。⋯⋯アレに触ったら確実にヤバイ。


俺は全力で横に向かってモン〇ンの緊急回避のように飛んだ。


「は?」


下っ端は俺の唐突な行動に呆気に取られる。

次の瞬間、まだ飛んできていた火球をかき消し、地面の炎をもかき消して下っ端に向かってその人がドロップキックを叩き込んだ。⋯⋯ってドロップキック!?


「ぐああああああぁぁぁぁぁ⋯⋯」


断末魔を残して吹っ飛ぶ下っ端。そしてそれを行った張本人はその場に着地した。

俺は素早く起き上がり、『雷神』を持っていた人物を見てみると、まさかの少女だった。大体高校生くらいだろうか。黒髪のロングヘアで、服装はオシャレなパーカーに膝丈のスカート⋯⋯って何故そんな分析をしている、俺。小説じゃないんだから。

そしてその少女は変わらず雷を纏ったまま、こちらを向いた。⋯⋯あれ?俺睨まれてね?


「⋯⋯あなた、ウロボロスのメンバーね?どうやって私のキックを躱したのよ」


おおう、勘違いされてる上にウロボロスを知っている。これはつまり、


『ウロボロスに対抗する組織のメンバーでしょうね。恐らく廃工場で戦闘が起きているのを何らかの方法で察知したのでしょう』


ですよねー⋯⋯さて、とりあえず誤解を解かないと⋯⋯『雷神』相手にするとか普通に怖い。


「その前に俺はウロボロスのメンバーじゃないんだが⋯⋯」

「私の蹴りを躱せる一般人なんているわけないでしょ?それでここにいるんだから、ウロボロスのメンバーで確定でしょ」

「いや、本当だって、さっきあんたが蹴り飛ばしたのがウロボロスのメンバーだって」


ちなみにライマに確認してもらったところ気絶してました。南無。


「ふん、どうせ仲間割れでもしてたんでしょ?世界征服なんてするような連中なんだもの」

「話通じねぇなこいつ⋯⋯」

「あんたらの言葉なんて聞く価値も無いもの。」


うわぁ⋯⋯なんすかそれ⋯⋯めんどいなぁ⋯⋯


「じゃあ避けた理由言うから話聞いてくれよ」

「やっぱり聞かなくていいわ。どうせまぐれみたいなもんでしょ。」

「何じゃそりゃ⋯⋯」


意見を軽々しく変えやがって⋯⋯しゃあない、相手することになりそうだな。

スキル一覧です。


賢神ライマ

閃雷2

聖光2

心眼2

蒼炎2

自爆LvMAX

竜化2

装甲・腕2

自爆Lv3

分体 2 特殊強化

自爆Lv1

覇王バハムート

性別反転2

念話

自爆Lv4

武装術2

極ノ旗(バラキエル)

錬成

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