主人公は戦闘に参加
全七回予定。第六回。
時は流れて、十数年。
再び戦争が起きて、世界は混沌としていた。
主な国は七つ。
独煉聖国 国王 安堂 瑠衣布
奴隷制度に支えられた王国。戦場においても敵は殺さずに捕虜にする。
大日輪帝国 皇帝 東城 鉄山
小国でありながら、高い化学技術をもっていて大国と渡り合っている。
アイラツーブ共和国 大統領 ベルニア・ソリーニ
ほかの勢力より経済力の面で優れるが、内戦も起こっている国。
グレネイラ及びアルフヘイム連合王国 国王 フレイ・チェンバレン
妖精、精霊などが中心となっている国。戦闘の勝率が高い。
ソルべレスト連邦 最高指導者 星鈴 吉風
最大の国土と軍事力、最強の艦隊をほこる国。
米臨冠合衆国 大統領 フヴェズルング・ローズベルツ
先の世界大戦で活躍した国。豊かな資源をもつ。
城華人国 代表 曹 法徳
世界最大の人口をほこる国。戦争が始まってから年々強くなっている。
そして、無所属の、時折現れる、異能力を持つ〈十人〉がいる。
〈彼〉も、その中の一人ではある。
一人は、強靭な体と催眠能力をもち、戦場を荒らす、赤みがかった茶髪の少年。
一人は、自然を操り天災の力を使い、戦場を荒らす、赤髪の少年。
一人は、莫大な魔力で大魔術を使い、戦場を荒らす、白い長髪の少年。
一人は、闇の魔力と禁忌の力をもち、戦場を荒らす、黒髪の少年。
一人は、発明した兵器軍団を従えて、戦場を荒らす、銀髪の少年。
一人は、悪魔天使堕天使等を従えて、戦場を荒らす、青い長髪に赤い瞳の少女。
一人は、予知で各国に情報を与えて、戦況を狂わす、茶髪の少女。
以下略。
各国からは、〈十戦鬼〉と呼ばれて恐れられている。
数年後。
この戦争は、世界対〈十戦鬼〉という構図に代わっていた。