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始まりの黙示録  作者: 赤紫
3/7

主人公は眠らない

全七回予定。第三回。

季節は流れ、秋。修学旅行の時期である。

この学校では、修学旅行の間は六つの班に分かれて行動する。

〈彼〉のいる班は、赤みがかった茶髪の少年、黒髪の少年、白い長髪の少年、赤髪の少年がいる。


修学旅行一日目。今日は班ごとの工場見学。〈彼〉のいる班は、製紙工場で体験実習もあった。工場の人が色々な話をしてくれたが、〈彼〉は一切反応をしない。


ホテルの部屋にて、

「なかなか、おもしろかったな」

「そうだな」

「明日も楽しみだな」

「俺は楽しみじゃないな」

「なんでだよ」

誰がしゃべってるかはわからないが、〈彼〉はしゃべらない。

やがて、〈彼〉以外はみんなは眠りについた。

そして、そのまま朝に。


修学旅行二日目。今日は班ごとの自由行動。〈彼〉のいる班は、多数決で決まらずにもめたため、時間がないのに、二か所を回らなければならない。一か所目は寺。住職さんに話を聞き、中を見て回った。二か所目はガラス細工工房。それぞれ作品を作った。


ホテルの部屋にて、

「もうすぐ、旅行も終わりだな」

「明日がメインみたいなものだけどな」

「まあ、明日は楽しもうぜ」

「羽目を外しすぎないようにな」

「そうだな」

誰がしゃべってるかはわからないが、〈彼〉はしゃべらない。

やがて、〈彼〉以外はみんなは眠りについた。

そして、そのまま朝に。


修学旅行三日目。今日は地元のテーマパークで自由行動。班ごとの行動ではないが、二人以上で常に連絡が取れるようにというのが、条件である。

〈彼〉は、どこにいってもしゃべらない。チケットを買うときも、絶叫マシンに乗っても、お化け屋敷に行っても。お化け屋敷なんか、まったく反応しないのでお化けのほうが驚いてたくらいだ。


修学旅行三日目夜。バスに乗り、学校に戻る。到着は明け方になるので、多くの生徒は寝ている。

〈寝ていない生徒〉は数人いる。


一人は、難しい本を読んでいる、白い長髪の少年。

一人は、パソコンで何かをしている、銀髪の少年。

一人は、音楽を聞いている、一見ごく普通の少年。

一人は、ひたすら窓の外を見つめる、茶髪の少女。


学校に到着。結局、〈寝ていない数人〉は最後まで起きていた。


参考までにバスの座席。

※読まなくても大丈夫です。


A1 神谷かみや 幻月げんげつ


A2 楯無たてなし 傀儡かいらい


A4 神無月かんなづき 刹那せつな


B1 月影つきかげ 彩有里さゆり


B2 有栖院ありすいん 不思議ふしぎ


B3 妖華ようか 熾導しどう


B4 白鳥しらとり 信十郎しんじゅうろう


C1 市村いちむら まこと


C2 佐曽利さそり 大王おおきみ


C3 月宮つきみや ルナ


C4 不知火しらぬい 真琴まこと


D1 高堂たかどう 幸篤ゆきあつ


D2 星空ほしぞら 一瀬ひとせ


D3 銀河ぎんが 代天だいてん


D4 大川おおかわ 友信とものぶ


E1 安堂あんどう 久遠くおん


E2 不動院ふどういん 妙子みょうこ


E3 姫島ひめじま あきら


E4 神崎かんざき 雷葉らいば


F1 鬼龍院きりゅういん みどり


F2 我王院がおういん 怜雄れお


F3 聖霊院せいれいいん 蛇尾だび


F4 紫之宮しのみや しゅう


G1 うぐいす 景勝かげかつ


G2 天夜あまや 修羅しゅら


G3 竜胆りんどう 魔紋まもん


G4 毛利もうり 道永みちなが


H1 悠夜愛ゆうやめ 有紗ありさ


H2 金田一きんだいち 紅子あかこ


H3 明智あけち 充彦みつひこ


H4 狐火きつねび 久右衛門きゅうえもん

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