データ集(ネタバレを含む)
◆登場人物
【セリアルカ・リーネ】
本作の主人公。狼女。月女神ルーネの一族の末裔。
とある理由から狼男を恐れている。
騎士になり、自分と同じような悲しい思いをする子供が居ないように守るための力を手に入れたい。
メイン属性→月
サブ属性→風
【アルファルド・ルシオン・セシル】
本作の男主人公。セリアルカに婚約を迫る謎多き男。四人兄弟の末っ子。出身はシュセイル王国東端にあるオクシタニア。
過去にセリアルカに救われてから、彼女に対して激重な感情を抱いているが、怯えられるので頑張って小出しにしている。
魔狼という魔物を使い魔にしている。魔狼全5匹の内、本作現在で名前が明かされているのはオリオン(群れのボス)、ディアナ、リラ。
メイン属性→樹
サブ属性→風
【エルミーナ・リヴェーリエ】
セリアルカのルームメイトで友人。洗練された立ち居振る舞いの伯爵令嬢。恋愛小説が好き。婚約者はフィリアス。
【フィリアス・アーレント・マティス=シュセイア】
エルミーナの婚約者。本人は態度に出していないつもりだが、エルミーナを溺愛しているのがだだ洩れである。
シュセイル王国第一王子。王太子の地位に最も近い男。頼れる参謀。火神の炎の御印の継承者。当代の火神の器。
メイン属性→火
サブ属性→風
【クリスティアル・ヒース・クレンネル】
アルファルドの母方の従兄弟。怖いぐらいの美貌に反して非常に人懐っこく社交的。しかし本心はなかなか明かさない。
めちゃくちゃモテるが、女性運が悪い。女癖も悪い。チャラい優男に見えるが剣技の腕前はフィリアス、ディーンと主席を争う。
出身はローズデイル大公国。現クレンネル大公の弟。とある理由から魔法が使えない。
メイン属性→(光、火)
サブ属性→(光)
【ディーン・エリア・アスタール】
フィリアスとクリスティアルの幼馴染。脳筋マッチョ。剣技の成績は常にトップクラス。前闘技大会長剣従騎士以下の部で優勝している。
大食い。おおらかで細かいことは気にしない。認めた人間に対しては義理堅い。どこかで会ったことがあるような……?
メイン属性→風
サブ属性→風
【アンジェリカ・オーヴェル】
エルミーナのライバルと目されるド派手な赤毛の男爵令嬢。五人姉弟の上から四番目。気が強くさっぱりした性格。恋に盲目で猪突猛進気味。
アルファルドとは何やら因縁があるようだ。
【ライル・ヴィンセント・ヴァルガス】
アンジェリカの恋人。他校生。ピンクの瞳は魔族の血を引く証。ディーンとライバル関係にある。
メイン属性→雷
サブ属性→風、(闇)
[エリオット・リーネ]
セリアルカの父。王国立大学で古典文学の教授をしている。アルファルドの父レグルスと、ヒースの父サフィルスとは学院の元同級生で友人。右脚に三日月の御印を持つ、当代の月女神の器。お父さんはまだ結婚は早いんじゃないかなぁと思ってるよ。
メイン属性→月
サブ属性→風
[レグルス・エルンスト・セシル]
アルファルドの父。シュセイル王国の東端にあるオクシタニアの領主セシル伯爵。親友エリオットと息子アルファルドの間で胃が痛い苦労人。
[ヴェイグ・セシル]
セシル四兄弟の上から三番目。首都四島のひとつガレア島に本拠地を置く第五騎士団に所属するエリート騎士。身長二メートル超のゴリマッチョ。二十五歳はまだおじさんじゃない。
[ラヴィア・ラッセル]
セリアルカを目の敵にしている男爵令嬢。赤みの強い金髪の小柄で可愛らしい見目。クリスティアル様とは清いお付き合いでした。
[レナリス・フォーサイス]
図書委員の青年。長めの前髪と黒縁眼鏡で表情はほとんどわからない。美術部に所属。事件の後は絵を描きながらリハビリをしている。
◆用語
□獣人
満月の夜に獣と化す人々。獣の身体能力と人間の頭脳を併せ持つため、人間から恐れられ、迫害されてきた歴史がある。古くは草食動物の獣人も多く存在したが、現代では戦闘に特化した肉食動物の獣人しか残っていない。
犬歯の裏にある赤い牙で噛み付いた相手を、同じ種の獣人にすることができる(眷族化)。赤い牙は一度噛むと抜けてしまう。一生に一度しか生えないため、眷族にする番選びは重要である。
獣人の中でも、狼種は月神の影響を強く受けて凶暴化し易い。月神の寵愛と加護を受ける生まれながらの狼女は滅多に存在しない。多くは狼男の眷族となった後天的な狼女である。
生まれながらの狼女は、争いを呼び群れを滅ぼす不吉な存在とされている。
□王立学院
シュセイル王国第二代国王エクセリウスによって創立された全寮制の学校。13歳から18歳までの6年間、剣技・体術・戦略等を学ぶ。そのため、卒業生の大多数は騎士(元騎士)である。
シュセイル全土から優秀な学生を集めているため、途中入学や編入も受け入れている。約150年程前に家政科などの騎士科以外の別の科も併設され、男女共学になった。
卒業時の試験に合格すると従騎士を飛び越えて準騎士の資格を得ることができる。そこから正騎士になるためには、一定期間の実務と更なる試験を受けることになる。
□シュセイル王国
世界の最北にある王国。雪と森に覆われた地上と浮遊する群島から成る国。大小百を越える空の群島の中で、人が住んでいるのはエア、イオス、シス、ガレアの四島。
*エア島……王宮、議事堂、貴族の邸宅
*イオス島……学者の街。大学、博物館、美術館、図書館、病院
*シス島……商人と職人の街。銀行、市場、工房、地上との連絡通路
*ガレア島……騎士の街。騎士団本部、修練場、闘技場、飛竜訓練場兼発着場
*その他小さな島々……王家の墓所、飛竜の休憩場、農地。
浮島は元々有翼人シュス族が住まう土地だったため、建国以前からシュス族の土地シュセイルと呼ばれていた。王家であるシュセイア(シュスの戦士)家はシュス族の特徴である、銀髪と褐色の肌を受け継いでいる。
建国者エリオスが戦神の御印を所持していたことから、戦神を信仰している。
□御印
神の血を引く末裔の体表に現れる紋様。
御印を授かると魔力量、魔法の威力が向上して、常人より強大な力を得る。老化が遅くなり寿命も約二倍程に伸びる。
御印の継承には三つの方法がある。
①親から子など、相手を指定して譲り渡す【委譲】
②保持者が事故で命を落としたり、殺害された場合など外的な要因により、緊急的に一族の最も若い者に移動する【剥離】
③保持者が老いや病で緩やかに死んだ後、初めて生まれた子が持って生まれる【神授】
※①②は激痛を伴う。
□クレンネル大公家
青の山脈の東、旧クレアノール王国領ローズデイルを治める大公一族。クレンネルはシュセイル語表記で、古くはクレアノールと書く。クレアノール王家の末裔。白薔薇の御印の一族。
白薔薇の御印の継承者は、魔法が使えないとされているが……。
□青き瞳の姫君
シュセイル王国立博物館に展示される絵画。ロベルト・カーライン作。
白い薔薇の咲く庭園で、一人の女性が一輪の白薔薇を手にこちらを振り返り微笑む絵。英雄エリオスを虜にした謎の美姫。エリオスと姫君を題材にした恋物語が数多く流行したため、美の象徴として女性に人気。シュセイル騎士の初恋泥棒として男性にも人気。
◆関連作品のご紹介(こちらで公開していないものもあります)
『月落ちる森Ⅱ 巡る星辰』(別サイト)…続編。本作の半年後。冬休みのオクシタニア旅行の話。
『月狼伯爵は赤毛の羊を逃がさない』…本作の9年前。アンの一番上のお姉ちゃんとアルの一番上のお兄ちゃんは昔交際していたらしいよ。
『青玉は双月の夢をみる』…本作の約30年前。主人公たちの親世代の学生時代のお話。連作短編集。
『雪花に誓う騎士道』(別サイト)…本作の3年後。正騎士になるためのクエストに挑むヒースのお話。




