表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未来への翼  作者: ユキノヤスト
第1章・未来での出会い:東方の国篇
8/16

東方での出会い:未来に来てから初めての手伝いと初めての混浴?少年と少女の初めての出来事!

俺は裏山で山の守護者たちとの戦闘で気を失った際自分の中に居るもうひとりの俺である怪物が現れ暴走していた!そこに駆けつけた華子により俺は正気を取り戻した!しかし俺は…俺の中に居るもうひとりの俺…怪物である俺自身が…人間ではない俺に恐怖していたが、華子の言葉と泣き顔で自分が人間であろうが怪物であろうが関係ないと…華子の泣いて顔を見るのはもう2度と嫌だと決意した!そして俺たちは裏山から家に帰った!


「ふう…疲れたのう!」


「そうだね!すぐに晩ご飯を用意するから待っててね!」


「なあ…華子…大丈夫なのか?」


「えっ!?どうしたの?一人…」


「いや…肩の傷…痛いんじゃねぇのか?そんな身体で晩飯作れんのか?俺も手伝おうか?」


「うん!痛くないよ!大丈夫だよ!私より一人の方が傷ついているでしょ?だから一人は気にしないで待っててよ!」


「でもよ…」


「私は大丈夫だから…だから一人はゆっくりしててよ!ね!」


「いや…出来る事はしたいんだ!だから…なにかさせてくれ!そうだ…食べ終わったら俺が洗うよ!」


「一人…そうだね!じゃあ食べ終わったら一人に洗ってもらうね!」


「ああ…任せてくれ!」


こうして華子は晩ご飯を作り俺たちはみんなで食べた!その後俺は食べ終わった食器などを洗いその日は疲れていた為か俺たちはそれぞれ部屋に戻るなりすぐに眠ったのだった!

そして翌朝を迎えた!


「ぐう………」


俺は疲れていたのか眠っていた!そんな俺を


「一人!起きてるかな?入るよ?」


そう言いノックして華子が部屋に入ってきたのだった!


「ぐう…ぐう………」


「一人…まだ寝てるんだね……」


「ぐう……ぐう…………」


「ふふ…気持ち良さそうに寝てる!よかった!過去からこっちに来たばかりで…それに昨日の事で寝れないんじゃと思ったけど…寝れてるんだね!」


「ぐう……」


「寝てる一人って…こんな顔してるんだ!」


華子は自分の顔を俺の顔の前まで寄せてそう言っていた!そして俺の顔に手を当てながら


「一人……私………私は……」


俺の顔の前でそう言っていると


「んっ………んんっ…………」


俺が起きそうになった時


「はっ…!?わ、私……私…何をして…」(私…いったい…)


そう言ってると


「ん…ふぁああ!!」


俺が起きると目の前には華子の顔があったのだった!起きてすぐに目の前に華子の顔があった俺は


「なっ…!?な…なな…な、なんで……」(か、華子…!?)


「あっ…!?お…お、おはよう!か、一人!」(か、一人…!?)


と、挨拶をして華子は俺の顔の前から慌てて離れた!


「えっ…!?あ…ああ…お、おはよう!華子!」


俺はなぜ華子の顔が目の前にあったのかわからないまま挨拶をしていた!


「あっ…一人…朝ご飯が出来たから…準備出来たら来てね!じゃあ…」(は、恥ずかしい…)


そう言って走って部屋から出て行った!


「華子…!?」(なんだったんだ!?)


俺は顔を洗い歯磨きをして華子たちの待つ居間に行き朝ご飯を食べた!その後、


「一人!」


「なんだ!?華子?」


「私はこれから花の手入れに行くんだけど…一人も来てくれるかな?手伝ってくれると嬉しいな!」


「えっ!?行っていいのか?」


「うん!もちろんだよ!ぜひ手伝ってよ!」


「おう!」


こうして俺は華子の話の手入れについて行く事になった!その際、花の手入れをする道具を華子が持っていたので俺は


「華子!荷物は俺が持つぜ!」


「えっ!?」


「俺に任せろ!」


「うん!わかった!よろしく頼むね!」


「おう!」


俺は荷物を持ち華子と花の手入れに向かった!


「どこの花を手入れするんだ?」


俺がそう問いかけると


「今日はね、一人と初めて出会った場所だよ!」


「ああ!あそこか!あそこの花を手入れすんのか?」


「うん!そうだよ!」


「へぇ………ん?」


「どうしたの?一人!?」


「えっ!?…あ、あそこの花…全部手入れすんのか?」(あそこ…かなり咲いてたぞ…)


「うん!そうだけど…!?」(どうしたんだろ…!?一人…)


「いや…その…あそこの花…全部って…かなりの時間がかかるんじゃ…ねぇのか?」(今日で終わんのか?)


「うん…それなりにかかると思うけど…」


「どんくらいかかるんだ!?」


「えっ!?…計った事がないから正確にはわからないけど…私がひとりで手入れしていた時は、えっと…朝の8時くらいから始めて確か13時には家に帰っていたはずだよ!」


「えっ!?ってことは…8時から13時って事は………ご、5時間!?お前…あそこの花の手入れ…ひ、ひとりで…5時間で終わらせてたのか?」(おいおい…マジかよ!?)


「えっ!?うん!そうだと思うよ!」


「………すげぇんだな…お前って!華子!お前すげぇな!」(俺じゃ…無理だな!)


「そ、そうかな!?そんな事ないと思うけど…」


「いや…すげぇよ!華子、お前って…ほんとすげぇんだな!」


「一人…ありがとう!でもこれからは、ひとりじゃないから…一人が手伝ってくれるから…だから頼りにしてるね!一人!」


華子は笑顔でそう話していた!その笑顔を見た俺は


「ああ!任せてくれ!俺にどこまで出来るかわからねぇけど…俺に出来る事は全力で頑張るぜ!」


「一人…」


「花の事は全然詳しくはねぇけど…これから覚えていくよ!俺…頭悪りぃから覚えるまで時間がかかると思うけど…最初は役に立たねぇかもしれねぇけど…俺頑張るから…だから任せてくれ華子!」(なんとしても…覚えてやる!)


「一人…ありがとう!その…私で…私でよかったら…私で教えられる事があるなら手伝うから…だから一緒に頑張ろうね!」(一人…そこまでしてくれるなんて…嬉しいよ!)


「おう!よろしく頼むぜ!」


「うん!こちらこそ!」


そう話しながら歩いていると華子と初めて出会った場所に着いていた!そして俺は


「今は朝の8時だな!よっしゃー!それじゃあ始めようぜ!」


「ふふ!そうだね!」


そう言って俺は華子と花の手入れを始めた!何をすればいいかわからなかったが華子が丁寧に教えてくれたのでなんとか出来た〔自分では〕と思いながら作業をしていた!そして花の手入れを始めて4時間が経った!


「ふう!よし!これで最後だね!」


「そ、そうか!?」


「うん!」


花の手入れを終えた俺は…


「はぁはぁ…」(つ、疲れた…)


「ふふ!お疲れ様!一人!」


「ああ!お疲れ様!華子!」


「やっぱり疲れた?最初は大変だと思うけど…辛いと思うけど…これからも大丈夫かな?」(一人…)


「と、当然大丈夫だ!任せてくれ!」(こんくらい…大丈夫だ!)


「それじゃ帰ろうか!一人!」


「おう!そうだな!」


「帰ったらお昼を食べようね!頑張って作るよ!」


「華子…大丈夫なのか?疲れてねぇのか?」


「えっ!?私は全然大丈夫だよ!一人が手伝ってくれたから…ひとりの時よりも楽だったよ!」


「そうか?それならいいんだけど…無理すんなよ!?」


「うん!大丈夫だよ!だから頑張ってお昼ご飯を作るね!」


「おう!楽しみにしてるよ!華子!」


「うん!任せて!」


こうして俺は華子との初めての花の手入れを終え家に帰った!俺は華子の作ってくれた美味しいご飯をたらふく食べた!その後俺は華子が掃除や洗濯をしていたのでそれも手伝っていた!家事なんて今までしてこなかったので大変だったが、華子の役に立っていると思うと嬉しかった!そして晩ご飯を食べ皿洗いを終えた俺に婆さんが


「小童!お主風呂に入ってこい!」


「えっ!?」


「お主、こちらに来てから入っとらんじゃろう?臭うぞ!」


「マジかよ!?」


そう言いながら俺は自分の身体を嗅いだ!


「うっ!?臭え!」


「じゃろう?じゃから入ってこい!」


「おう!わかった!」(やべぇ!この臭い…華子も…華子にも…恥ずかしいぜ!)


そう言いながら俺は風呂場に走って向かった!風呂場に着いた俺は服を脱ぎ浴室の扉を開けた!


「へぇ…風呂が外にあんのか?露天風呂だな!それに広いな!」


そう言いながら俺は中に入っていった!俺はすぐに頭と身体を洗い始めた!そして洗い終えた俺は奥の方にある浴場に向かった!そしてそこに入ろうとした時だった…


「んっ!?なんだ!?誰か…居んのか?」


湯気で見えなかったので俺がそう言うと


「えっ!?」


と言う声が聞こえてきた!俺は声の聞こえてきたとこに歩いて行くと


「ふぇ!?……ふ…ふぇっ!?」


そう言う声がする方に向かって


「誰か居んのか?」


そう声をかけながら近寄るとそこに居たのは


「ふぇ…!?ど、どうして!?どうして…」


そう言う華子が居たのだった!


「えっ!?か、華子!?」


「か、一人…!?」


俺たちは立ち上がって驚きながら見つめ合っていた!


「えっ……と……」


「ふ……ふ…ふぇ……!?」


「………華子!?」


「………一人!?」


「…………………。」


「…………………。」


見つめ合う事数秒が経ったその時…お互いの身体を覆っていた湯気がはれ互いの裸を見たのだった!


「あっ…!?か、華子…!?」(華子の…華子の身体…華子の裸…)


「えっ…!?」(一人…男の子の身体を…男の子の裸を…)


互いの身体を…裸を見た俺たちは


「って事は…!?」


と、そう同時に言葉を放った!そしてお互いに慌てて後方を向き湯船に浸かった!


(み、見られた!?華子に…裸を見られた!?)


(男の子に…身体を…裸を…初めて見られた!?一人に…裸を見られちゃった!?は、恥ずかしいよう…)


お互いに顔を赤くしながら心の中でそう言っていたその時…


「なんじゃお主ら!なぜ頬を赤く染めとんじゃ?」


そう言いながら浴場に入って来たのだった!


「なっ…!?ば、婆さん!?」


「えっ!?お、お婆ちゃん!?」


俺と華子は同時にそう言っていた!それを聞いた婆さんは


「なんじゃ!?同時に驚きよってからに…お主ら息がぴったりじゃな!相性抜群じゃのう!」


と言ってきたので


「そ、そんな事…」


と俺と華子が同時に言ったのだった!すると婆さんが


「ほれ!やはり息が合っとるではないか!お主ら相性抜群じゃ!ほっほっほっ!」


と言われた俺たちは更に顔を赤く染めていたのだった!


「婆さん、あんた華子が入ってたの知ってただろ!?それに…なんで…あんた入ってきてんだ?俺に風呂に入れって言ったのあんただろ!?それなのになんで入って来てんだよ!?」


「はて?何の事じゃ!?そんな事言ったかのう?最近歳のせいかのう…記憶が定かではないのじゃ!?さっき何があったか…何を言ったのか…全く覚えとらんのじゃよ!?じゃからお主に何を言ったか覚えとらんのう!小童よ!ほっほっほっほっほっ!」


「なっ…!?なんだと…!?」(こ、この婆あ…)


「お、お婆ちゃん…」(お婆ちゃん…また一人を…)


「ほっほっほっほっほっ!」


「随分と都合の良い記憶だな!そんなわけねぇだろ!?」(なんつう婆さんだ!)


「ほっほっほっほっほっ!!」


「ほっほっほっほっほっ!じゃねぇよ!?あんた絶対覚えてるだろ!?」(全く…この婆さんは…)


「覚えとらんのう!ほっほっほっほっほっ!!」


「お婆ちゃん…」(お婆ちゃん…一人と話しているのが楽しいんだね!一人は大変そうだけど…)


俺たちはそんな話をしながら一緒に風呂に入っていた!そして風呂からあがってそれぞれの部屋に戻り就寝したのだった!俺は寝ている時夢を見ていた!その内容とは…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ