表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未来への翼  作者: ユキノヤスト
第1章・未来での出会い:東方の国篇
4/16

東方での出会い:未来での初めての出会い!謎の少女とお婆さん!

俺の名前は小田切一人!突然現れた怪物バドライドの策略により…いや…俺自身の力のなさにより幼馴染の葉子を失う事になった!更に出現した時空の穴によって未来へ飛ばされたのだった…。

俺は時空を超える際に俺は耐えられるのか…俺だけ取り残されたりすんじゃないかと…内心不安だったが気づいた時にはもう未来へ辿り着いていたのだった!


「くっ…ここが未来の世界か…?」


そう言いながら俺は辺りを見渡していた!


「一人!大丈夫じゃったか?」


爺いは俺にそう問いかけた!


「あ…ああ…今んとこは特になんともねぇな!」


「そうか…それはよかったが問題はこれからじゃ…。」


「ん…?これから何か起きんのか?」


「ワシらは今どこにいると思っているんじゃ?」


「あぁ?今どこにいるだと?未来にいんだろ?」


「ワシの言いたいのはそう言うことじゃない…今、ワシらはどういう状況か言っとるんじゃ!」


「あぁ?今の俺たちの状況だと?そりゃ上空に時空の穴があるんだからそりゃ上空に決まってんだろうが!?なに聞いてんだよ爺い!!」


「そうじゃ!ワシらは今上空にいるのじゃ…という事はこれからどうなるかもわかっとるんじゃろう?」


「へっ…そんなもん決まってんだろうが!?上空にいるんだから下に…地上に落ちるに決まってんだろうがそんなもん!」


俺はなに当たり前のこと言ってんだと思った!

しかし直ぐに自分の置かれている状況が大変な状況だと理解した!


「ん…?落ちる?………落ちる!?…………落ちる!!!……う…うわぁぁぁ

!!待て待て爺い!?こ…この高さから落ちたら死ぬじゃねぇかぁ!!」


「何じゃ…やっと気付いたのか?馬鹿じゃのぅ…」


「こ…こんな事はじめて何だから当たり前だろ!?ど…どうすんだよ?」


「どうするって…そりゃ死なん様に着地するしかないじゃろ?」


「死なん様に着地するしかないじゃろ?じゃねぇよ!?どうやってんな事やんだよ?」


「上手く受け身を取れば骨折で済むじゃろう!」


「上手く受け身って…ホントに骨折で済むのかよ?」


「普段あれだけ強気でいるのにこの程度でうろたえるとは…まだまだじゃのう…」


「な…なんだと!?う…うろたえてねぇよ!!ただ聞いただけだ!こんなもんよ…余裕だっての!!」


俺が強がっていると


「フフフッ…向こうでの威勢はどこに行ったんだ小僧?この程度でピーピー言ってるような奴が俺様を相手にしようと思っているとは笑わせてくれる!!」


「へっ…言ってろ!下に降りたらてめぇは俺が倒す!いいなバドライド!!」


「フン!上手く降りられるかな?貴様ごとき小僧に…」


「出来るに決まってんだろうがんなもん!………ん!?所でいつ落ちるだ!?

穴から出てだいぶ経つが!?」


「もうじきじゃ!!穴が閉じたらもの凄い勢いで飛ばされるのじゃ!気をつけるんじゃぞ一人!」


爺いの言った通り穴が閉じた瞬間突然もの凄い勢いで俺たちは吹き飛ばされた!


「ぐっ!?うっ…うわぁぁぁ!!」


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


同時刻:中央大陸 王宮・王座の間


「サンダース王!エマ王妃!東方の島上空にて時空の穴が出現しました!」


「むぅ…やはり予言通り過去から来よったか?ガイルよ!」


「はい!どうやら間違いございません!」


「そうか!」


「貴方!では…」


「おお!そうじゃな!」


「サンダース王!その事なのですが…」


「なんじゃ!?ガイル…どうかしたのか…!?」


「はい…予言ではこの時代に過去から来るのはひとりと聞いておりましたが…どうやら違っている様で…」


「なんじゃと…!?それはいったいどういう事じゃ!?」


「いえ…そこまではまだ…」


「むぅ…」


「貴方…」


「お父様…お母様…」


「おお…ソフィア!なんじゃ!?」


「どうしたの?ソフィア…!?」


「お父様…お母様…どうやら予言とは違った未来になりそうな予感がします!」


「なんと!?それはどう言う事じゃ!?ソフィア…!?」


「ソフィア…貴方…」


「はい…予言では過去の時代からこちらに現れる者はひとりと言われていました!しかし…」


「実際に来たのは3人じゃ!」


「はい…」


「もしや…それで…」


「恐らくは…」


「という事は…世界は…世界は救われるのか?我々は助かるのか?滅ぼされる未来は…変わると言うのか!?」


「いえ…それだけでは救われるのとも…助かるとも…滅ぼされる未来が変わるとも…言い切れません…」


「では意味がないではないか?それではこのまま予言通り怪物が復活し世界は滅ぼされるのではないか!?」


「そうよ…私たちに…ソフィア貴方も…それに世界の皆も…このままでは…」


「これは私の…私個人の予想に過ぎませんが…もしかすると3人の中に世界を皆を救う事に関わるかもしれない者が居るのかもしれません…」


「何と!?今現れたのは者の中に…過去の時代からそんな凄い力を持った者が来たと申すか?」


「まあ!頼もしい!」


「いえ…私はある程度の力を感じる事が出来ますが現れた3人の中にこれから現れるであろう…世界を滅ぼそうとする者より強い力を持つ者は恐らくいないでしょう…。」


「そ…それではダメではないか?強い者がいないのであれば世界を…皆を救えないではないか?」


「そうよ!それでは意味が…(わたくし)たちは…」


「いえ…これも私の予想でしかありませんが…その者自身の力ではなく…その者がこれから出逢うであろう者が持つ特別な力…その力によって救われる様な気がします…。」


「なんじゃと…!?それは誠か!?ソフィア!」


「ソフィア!本当なの!?」本当に世界は救われるの!?


「いえ…これは私の予想ですので…」


「ソフィア…そなたの予想はよく当たるからのう…。うむ!ソフィアの予想をわしは信じようぞ!」


「そうね!私たちは貴方の予想を信用してますのよ!その通りになるはずですわ!」


「はい…私もそう願っております。」(世界を救う光…明日への希望…未来への翼を持った者が現れる事を私は願います!)


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


同時刻:西方 水上の女帝館・女王の間


「ジュリアお姉様…どうやら予想通り東方の島上空に時空の穴が現れた様です…。」


「へぇ…予言通り来たんだね!じゃあ予言とアリア!アンタの未来予知通りならばこの世界を滅ぼす者が現れるのも時間の問題という訳ね!」


「はい…ですが私の未来予知とは少し違っているところがあります…」


「へぇ…アリア…アンタの未来予知と違っているとは珍しいわね!?私の記憶では今までそんな事はなかったはず…だけど!?だとすれば東方の方に現れた者が原因か?」


「はい…予言ではこちらの世界に現れる者はひとりだけのはずです!ですが実際に現れたのはどうやら3人も来たのです!」


「なるほど…でもアリア…アンタの未来予知と違った原因はそれだけじゃないんでしょ?」


「はい…どうやら過去から来た者達の中に私の予知を変える原因になった者が居るのかも知れません…」


「ほう…そんな奴が…」


「はい…恐らく…」


「ではそいつが…この時代を救ってくれるのかい?」


「それは分かりませんが…しかし…」


「そいつが鍵になるかもしれないってわけね!」


「はい…恐らくは…」


「願わくばそうあってほしいものね!」


「そうですね!お姉様!」(世界を…皆を…救う未来への翼を持つ者が現れるのを期待してます!)


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


同時刻:北方 氷雪の城・王座の間


「ラーション王!ジェニファー王妃!東方の島の上空に時空の穴が出現し過去の時代から来た様です!」


「なんと…予言通り東方に時空の穴が現れこちらの世界に来たのか?オルソン!」


「はい!それもひとりではなく3人も来たようです…」


「そんな…予言ではひとりだけが来るとなっていたではないですか?オルソン…」


「すみません…ジェニファー王妃…まだ私にもどうなっているのか…」


「お母様…オルソンを責めないであげて下さい!どうやら予言とは違う事になっているみたいですから…」


「ふむ…では予言通りに世界を滅ぼすと言われてる怪物が復活する事はないという事か?」


「いえ…恐らくそれは無いと思います…間違いなく世界を滅ぼす者は復活するでしょう…」


「むぅ…来た人数が違うだけでは変わらんか…」


「ですが…もしかすると世界は助かるかも知れません!」


「なんと…世界は助かると申すか?ナタリー!」


「それは本当なの?私たちは助かりますの?ナタリー!」


「いえ…そうとは言い切れません…」


「むむ…」


「そう…」


「しかし私は信じています!きっと…この時代を…未来を救ってくれる者が居ると信じています!」


「信じる…か?しかし…ナタリー…それだけでは…」


「いえ…お父様!それが大事なのです!信じていればきっと叶うはずです!私は皆の為…世界の為…未来を信じています!」


「そうじゃな!ナタリー!わしも信じようぞ!」


「そうね!私も信じるわ!ナタリー!」


「はい!お父様!お母様!」


「誰が攻めて来ようともこのオルソン率いる隊の者達が王様!王妃様!姫様!そしてこの国に住む人々…そして世界のの為信じる者の為に命懸けで護り抜いてみせましょう!」


「すまぬ…オルソン…そなたの武力で皆を護ってくれ…」


「オルソン…私たちを皆を頼みます!」


「オルソン無理は禁物ですよ!命は皆平等ですから…」


「姫様!このオルソン…身に余る光栄でございます!」


「………。」(私は信じています!世界が皆が救われるのを…未来への翼を持つ者が現れるのを信じています!)


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


同時刻:南方 雷平原の集落・村長の家


「パトリック…東方に時空の穴が出現したよ!」


「本当か!?アネット!」


「ああ…間違いないね!」


「という事はアイツが…怪物が復活する事になるのか…」


「どうするんだい?パトリック…」


「そうだな…まずは我々に出来る事をするんだ!」


「それはなんだい?」


「恐らくここに来るはずだ!東方に現れた者がな…」


「なるほど…では我々はその準備をすればいいのか?」


「そうだ!我々と世界の人々…そして時空から現れた者達で…皆の力を合わせれば…その為の準備をしなければならない!」


「そうだね!ここには…この南方にはその為のアレがある!」


「ああ!その時が来たらその者達が…アレに行くはずだ!」


「そうだね!」


「その為にも我々はここで、その時が来るのを待つんだ!」


「わかったよ!パトリック!」(世界を救う者…未来への翼…を持つ者出て来る…ワタシハ…そう思う!)


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


同時刻:東方 火龍の館・広間


「リュウキ!どうやら予言通り来たようだネ!」


「過去の者が来たのカ!?ランラン!」


「どうすル?ここから近くの小島の上空に現れたみたいだヨ!」


「そうだナ!恐らく小島に落ちるはずダ!ならばここに来るはずダ!あの小島にハ…あの者が居ル!」


「そうカ!あの者が居るという事ハ…」


「ああ…そうダ!あの者なら間違いなく過去の時代の者を連レ…ここに来ル!」


「そうだネ!じゃあワタシたちハ…待つんだネ!」


「そうダ!共に世界ヲ…救う為にナ!」


「わかったヨ!」(世界…全て救う…未来への翼ヲ…持つ者…それハ…)


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


同時刻:東方 離れ小島・古民家の庭


「……!?むぅ…アレはもしや…」(来よったようじゃな…)


「お婆ちゃん…もしかして…」(あそこから…)


「ああ…どうやらあの穴は恐らく…そしてそこから出て来た者…」(とうとう動き出すのか?破滅への時計の針が…)


「過去から来た…」(なんだろう?この感覚…)


「そうじゃ!そして…」


「………。」(あの穴から…ううん…あそこに居る人…)


「気になるか?あそこに居る者が…」(お主…)


「えっ…!?」


「気になるんじゃろ?あそこに居る者に…のう!」(感じ取ったか?)


「……う…うん!…な…何だか…気になるの…あそこに…居る人…」(どうしてだろう?あの…穴から出て来た…過去から来た人…)


「ほう…では様子を見に行ってみるかのぉ?」(やはり…此奴何かを感じ取った様じゃな…)


「う…うん!」(何だろう…この胸騒ぎ…)


「ふむ…じゃが用心するんじゃよ!」(あそこにいる者…其奴と…出会いが…お主にとって…お主の運命を変える者…かもしれんからのう…)


「うん…」(なに…この気持ち?この感覚…初めて会う人だと思うのに…でも…なんだか…)


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


俺は爺いやバドライドとは別々の方向に飛ばされた!


「くっ…うわぁあああ!!じ…爺い!!」


「一人!簡単に死ぬんじゃないぞ!!何があっても必ず生き延びるんじゃよ!!」(あそこなら…あの者が居る!だから大丈夫なはずじゃ…)


「フン!爺い…それに小僧…貴様らにはこの時代で…この世界の未来を変える為…そしてこの俺の野望の為に少しでもかき乱してくれよ…。」(特に小僧…貴様には頑張って貰わんとな!)


「うわぁああああああああ!!じ…じ、爺い!!爺いぃぃいい!!!」


俺は離れ小島の方に向かって落ちていった!


「うわぁぁぁ!くっ…こんなとこで…来てすぐに死ねるかぁ!!うおぉぉぉ!ぐっ!?ごっ!?がっ!?」


俺は運が良かったのか落ちた場所が木や草に花のある場所だった為それらがクッションになり死ぬ事はなかった!!しかしかなりの痛みはあった…。


「ぐっ…っう…ゴホッゴホッ…ゴホゴホ!…。痛え!クソったれが…!?」


俺は痛みに耐えながら


「はあはあ…クソ…ここは何処だ!?」


そう呟きながら辺りを見渡していた!そこは辺り一面に様々な花が咲いていた場所だった!


「なんだ!?ここは!?花で埋め尽くされてるじゃねぇか?」(まあ…この花や草木がクッションになって俺は助かったんだがな!)


そう思いながら花を見ている俺の背後から


「こんな所で何をしとんのじゃ?お主は?」


と声をかけてきた者が居たのだった!


「!?……な…なんだ!?」


そう言い振り返った俺は


「な、なんだ!?いつの間に俺の背後に…」


そう言う俺の目の前には居たのは白い仮面を被った長い白髪の小柄な者だった!


「なんだ!?何者だ!?てめぇ…」(気付かなかった…声をかけられるまで…全く気付かなかった…!?…こいつはいったい…)


そう言った俺に白い仮面を被った者は


「お主の方こそ何者なんじゃ?何処から来たんじゃ?こんな極東の離れ小島にどうやって来たんじゃ?」


白い仮面を被った者はそう言ってきたのだ!


「くっ……」(なんだ…こいつは……仮面なんざ被りやがって…)


「…………。」(この小童…)


「クソ……」(こ…こいつ……小せえけど…かなり強そうだな…)


「………………。」(似ている…あの者に…)


俺は白い仮面を被った者と睨み合うこと数分が過ぎた頃…


「なんじゃ!?お主…自分が誰で何処から来たかも言えんとは…お主…馬鹿なのかのう!?」


白い仮面を被った者が突然そう言い放ったのだった。


「な…なんだと!?ば…馬鹿だと!?た、確かに頭は良い方じゃねぇが…てめぇの名前や何処から来たか言えねぇわけねぇだろ!?」(こ…こいつ…こ…声を聞いた限りじゃ…女…か!?それも…若くはなさそうな声だ…40代…いや…50代くらい…いや…もっと上か?!)


「じゃったらなぜ言葉に詰まっとるんじゃ?」


「そ…それは…その…あの…」(言えるかよ…過去から来たなんて…それに…言ったって絶対ぇ信じねぇだろうが…)


「ほれみい…言えんでわないか?やはりお主は馬鹿じゃ…」


「んなわけねぇだろ!?ああ…いいぜ!そんなに知りたきゃ教えてやるぜ!俺はな…俺の名は小田切一人(おだぎりかずと)だ!過去の時代から来たんだ!よろしく!」(へっ…決まった!)


「………。」(むっ…小田切…一人…じゃと…)


「…………。」


「……………。」(まさか…此奴が…小田切とは…)


「………………。」


「…………………。」(という事は…他の者…此奴以外に現れ…別の場所に飛んでいった者の中に…あの者が…)


「……………………。」(んっ!?)


「………………………。」(じゃが…どういう事じゃ!?予言では…予言ではこの時代に来ることになっとたのはあの者だけじゃったはず…じゃが実際に現れたのは此奴を含め)


「おい!て…てめぇ…なんか言えよ!?」


「お主…やはり馬鹿じゃろ?」(ふむ…やはりこの小童…過去の時代から来た者じゃったか…)


「ば、馬鹿じゃねぇよ!?さっきも言ったが確かに頭はいい方じゃねぇけど……だぁぁああ!!!クソッ!!やっぱ言うんじゃなかったぜ…やっぱ信じねぇよな!?過去から来たって言ってもよ!!」(クソったれ…)


俺がそう嘆いていると


「そ…そんな事ないよ!」


そう言う声が聞こえてきた!俺は突然聞こえてきたその声の方へ視線をやった!するとそこに居たのはここに居る者と同じ白い仮面を被った長い黒髪の者だった!


「信じるよ!私は…信じるよ!君の事…」


白い仮面を被った長い黒髪の者はそう言いながら俺の方に歩いて来た!


「…!?」(だ…誰だ…!?こ…この声…こいつも…女か!?この声は…若い…20代…いや…10代…もしかしたら…俺と同じくらい…か!?)


俺がそう思っているとそいつは同じ仮面を被った者の横で立ち止まった!


「だ…誰だ!?お前…!?」(なんだ…!?こいつは…!?それに…こいつも声をかけらるまで全く気付かなかった…何者なんだ…!?そ…それに…こ…この声…どこかで聞いた事があるような…)


俺がそう聞くと


「此奴はわしの孫じゃ!」


そう言ったのは長い白髪の者だった。


「ま、孫だぁ!?こいつは…あんたの…孫なのか?」


「ああ…そうじゃ!此奴はわしの孫じゃ!ほれ…自分の事は自分で言わんかい!」


「う…うん!わかったよ…お婆ちゃん…」


そう言って長い黒髪の者は仮面を取りはじめた。俺はそいつがどんな顔なのか…目を凝らして見ていた。しかしその顔を見た瞬間…俺は驚愕した!なぜならその顔は…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ