東方での出会い:もうひとりの自分に打ち勝て!華子との約束と新たな決意!
俺はマリカとの闘いの最中にもうひとりの自分に意識を乗っ取られてしまうのだった!俺の意識を乗っ取り表に出てきたもうひとりの俺はマリカとの闘いを始めようとしていた!そんな俺たちの元に困難を招く者が現れるとは思いもせずに…
「さあ…始めるわよ!坊や!」
「良いだろう!女ぁ!」
もうひとりの俺とマリカは戦闘を開始した!
「フハハハハハハ!!」
もうひとりの俺は笑いながらマリカに向かって突っ込んでいった!
「まっすぐ突っ込んで来るなんて…アンタもさっきまでの坊やと同じみたいね!当たらないわよそんなの!」
そう言いマリカはもうひとりの俺の攻撃を捌こうとしていた!しかしもうひとりの俺は
「フハハハハハハハハハハハ!!さっきまでの俺と同じだと思うなよ!女ぁ!」
そう言いマリカの直前で上空に高く飛び上がり後ろに回り込んだ!
「へぇ…やるじゃない!でもそれくらいでいい気になるなんて…やっぱり坊やね!」
と言いながら反応していた!
「へっ…さあて…それはどうかな?フハハハハハハ!!」
そう言いながらもうひとりの俺はマリカに攻撃を繰り出そうとしていた!
「甘いわよ!そんな攻撃をもらうほど私は弱くはないわよ!」
マリカは攻撃を回避しようとしていた!
「そらぁ!」
しかしもうひとりの俺は直接攻撃はせず地面の砂を蹴り上げマリカに砂を浴びせていた!
「くっ…つまらない事するじゃないの…坊や!」
マリカはそう言いながら砂を浴びないように後方に距離を取ろうとした!だが…
「ほらなぁ!やっぱりそう動くだろうと思ったぜぇ!」
もうひとりの俺はマリカの動きを読みマリカの後方に回っていた!
「なっ…!?」
「そらぁ…どうするよ!砂の中に飛び込むかぁ?」
それを見ていたエリカとセリカは
「お…お姉様…」
と同時にマリカを心配する声をあげていた!そんなマリカの前方からは大量の砂が…後方からはもうひとりの俺のが来ていた!
「良いの?坊や…このまま攻撃したらアンタだって自分で蹴り上げた砂を浴びるのよ!」
「フッ…それがどうした?俺がてめぇら普通の人間と同じだと思ってんのか?この程度の砂を浴びるくらいなんともねぇんだよ!馬鹿が!フハハハハハハハハハハハ!」
もうひとりの俺はお構いなしにマリカの体を掴み抑え込んでいた!
「くっ…」
「さあ…一緒に大量の砂を浴びようやぁ!!」
もうひとりの俺とマリカは共に大量の砂を浴び姿が見えなくなっていた!
「うっ…」
大量の砂を浴びたマリカは目に砂が入りまともに見えない状況になっていた!
「め…目が…」
目を開けられずに苦しむマリカに向かってもうひとりの俺は
「おらぁ!どうしたぁ!?目を瞑ったままでいいのか?」
と言いマリカの首を掴み持ち上げていた!
「フハハハハハハ!」
その状況を見ていた者たちは
「か…一人…」(こ…こんなの…こんなのは…一人じゃ…)
「お…お姉様…」
「き…汚い…」
「坊主…お主…」(この坊主…やはり…)
という反応をしていた!そんな中…
「フッ…フハハハハハハ!そらぁ!」
そう言いながらもうひとりの俺はマリカにを地面に叩きつけ攻撃を開始した!目を開くことが出来ないうえもうひとりの俺に体を掴まれ身動きが取れないマリカは攻撃をまともに食らっていたのだった!
「そらぁ!そらぁ!そらぁ!そらぁ!」
もうひとりの俺は容赦なく攻撃を繰り出し続けていた!攻撃を食らっていたマリカは意識を失いかけていた…
「フハハハハハハハハハハハ!!フハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!どうしたぁ!強いんじゃなかったのかぁ?フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
そう笑いながらも容赦なく攻撃を繰り出すもうひとりの俺の元に
「もう…やめて…」
と言いながら止めに入ったのは華子だった!
「一人…」
「……!?」
「一人…やめて…」
「お…おまえ…は…」(こ…この女…)
「やめて…一人は……こんな……女の人にこんなことする人じゃ…ないよね?」
と言う華子に俺は…いや…もうひとりの俺は
「て…てめぇ……てめぇに俺の……てめぇに俺の何が分かるってんだ?過去から来た俺の…会ったばっかりのてめぇが…俺のことなんざなんも知らねぇてめぇが……てめぇみたいな女が知ったふうな口を利くな!!」(この女…この女は…)
そう言うもうひとりの俺に対して華子は
「そうだね……確かに…確かにあなたの言う通り私は……私は一人のこと…一人ことを全て知ってるわけじゃないよ……出会ってそんなに経ってないから…」
「フッ…フハハハハハハ!!そうだ!てめぇは俺のことなんも知らねぇんだ!だから…だから馴れ馴れしくするなぁ!」
そう一喝するもうひとりの俺に華子は
「でも…」
「……。」
「でも…私は…」
「フン!私は…私はなんだってんだ?まさかとは思うが…俺のこと…いや…本体の俺のことなら知ってるって言うんじゃねぇだろうなぁ!?」
「そんな…そんなこと…言えないよ…」
「フッ…だろうなぁ!てめぇは俺はおろか本体の俺のことすら知らねぇんだよ!フハハハハハハ!!」
「それでも…それでも私は…私は…」
「それでも…なんだ!?」
「私は…私は約束したから…」
「約束しただぁ?」
「うん!」
「フン!俺はてめぇなんぞと何かを約束した覚えなんぞねぇよ!」
「違う…違うよ!」
「ああぁ!?何が違うってんだ?」
「私は…私が約束したのはあなたじゃない!」
「ああぁ!?」
「私が約束したのはあなたじゃなくて…本当の一人とだから!」
「フッ…何を言い出すかと思えば…くだらねぇ!てめぇはやっぱりなんもわかってねぇよ!フハハハハハハ!」
「…………。」
「女…てめぇはやっぱり知らねぇようだな!俺と本体の俺は同じなんだよ!だからてめぇなんぞと約束したことなんざ俺が知らないってことは…本体の俺も知らねぇってんだよ!フハハハハハハ!」
「そんな…そんなことない!一人とあなたは違う!一人は一人!あなたはあなた!」
「違わねぇ!俺と本体は同じだ!」
「違うよ!一人とあなたは絶対に違うよ!」
「違わねぇ!!俺と本体は…」
もうひとりの俺が華子に向かって言葉を発しようとしたとき…
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華子の声で意識を取り戻した俺は
『違う…』
『………!?』(くっ…)
『違うぜ!てめぇは…』
『………!?』(ま…まさか…)
『てめぇは間違ってる!華子の行ってることが正しい!俺は…俺は約束したんだ!華子と…約束したんだよ!だから間違ってんのは…てめぇだ!』
『ちぃ…』(てめぇ…)
『華子との約束を知らねぇって言うてめぇは…てめぇは俺であって俺じゃない!』
『フン!黙れ!弱えくせに…俺に説教たれてんじゃねぇ!ひとりじゃなんも出来ねぇ…俺が居なきゃ弱え雑魚がよぉ!』
『へっ…確か…確かにてめぇの言う通り俺は…俺はひとりじゃなんも出来ねぇ…』
『フン!わかってんなら黙ってろ!引っ込んでろ!』
『いや…それは出来ねぇ!』
『なんだと!?』
『さっき言ったろ?華子と約束したって!だから俺は華子の元に…華子の側に戻らねぇといかねぇんだ!だから…だからてめぇは…てめぇが引っ込んでろ!』
『ふざけるな!やっと…やっと表に出られたんだ!だから…だからこれからは俺が…俺が表だ!てめぇは裏で引っ込んでろ!』
『ダメだ!華子の言った通り俺は俺…てめぇはてめぇだ!だからこの身体は俺の身体だ!だから…だから引っ込むのはてめぇだ!』
『て…てめぇ…』
『返してもらうぜ!俺の身体を!』
『クソ…』
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そんな俺を見ていた華子は
「か…一人!?」
「………。」
「一人…」
「………。」
「フッ…」
「一人……!?」
「悪いな…」
「えっ!?」
「心配させてすまなかった…華子…」
「か…一人!」
意識を取り戻した俺は華子にそう言葉を発した!
「迷惑かけちまったな…華子!すまない!」
「う…ううん!全然大丈夫だよ!一人!」
「マリカ…あんたにも…迷惑かけちまったな!すまねぇ!」
「ぼ…坊や…アンタ…」
「意識を乗っ取られてちまったとはいえ…あんたに汚ねぇやり方で攻撃しちまって悪かった…」
「ふっ…そこまで謝らなくても良いわよ!でも…でも坊や…アンタもっと強くならないといけないわよ!乗っ取られたのはアンタの心に弱さがあったから!だから乗っ取られたの!もうひとりのアンタは汚い手を平然と使うけど確かに強かったわ!でも…でもね坊や!そんなのは’’本当の強さ,,ではないのよ!これから先も…これからも華子の側に居たいのならアンタもっと強くならないと…華子の側に居られないわよ!」
「ああ…そうだな!こんな簡単に乗っ取られてちまっていたら…こんなこと繰り返していたら…俺はダメになっちまうから…だから…だから俺は強くならないといかねぇ!」
「頑張んなさいよ坊や!」(アンタだけのためじゃなく…華子のためにもね!)
「ああ!」
「一人…」
「華子…すまねぇ…俺が弱かったばかりにこんなことになっちまって…」
「………。」
「俺…俺必ず強く…今よりもっと強くなるから…だから華子…俺は…」
「うん!信じてるよ!私…私は…いつでも…どんな時でも一人を信じてるよ!」
「華子…俺…俺、頑張るよ!」
「うん!」
俺は今より強くなると華子に誓った!そんな俺を華子は信じてくれている!そんな華子の期待に応えないといけないと新たに心に誓った!そんな俺たちの元に大勢の黒い服を着た男たちが現れた!そしてボスらしき男がナミエ村長に向かって歩みを進めた。その男によって村が大変なことになるとはこの時の俺には思いもしなかった。




