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未来への翼  作者: ユキノヤスト
第1章・未来での出会い:東方の国篇
15/16

東方での出会い:この時代で生きて行く覚悟を…強さを見せろ!一人vsマリカ!

俺は華子と小さな村を訪れていた!そこでこの村の長であるナミエ村長とこの村で育ち村の警備をしているマリカ、エリカ、セリカの三姉妹と出会った!俺はナミエ村長やマリカたち三姉妹に挨拶をしたが…マリカは過去の時代から来たなんていう事…俺自身を知らないため…話し合いよりも単純に分かりやすい方法で俺を知るため…俺の強さを… 覚悟を…華子に相応しい男なのかを知るための闘いを挑んできた!俺は自身を知ってもらうため…いやそれだけじゃなく今後この時代で生きていくには乗り越えないといけないと思い勝負をすることにした!


「そういえばまだアンタには自己紹介してなかったわね!私はマリカ!この村で育ててもらったこの村の警備をしているまあ…アンタに分かりやすく教えてあげると傭兵みたいなものよ!よろしくお願いするわ!坊や!」


「俺ももう一度自己紹介させてもらうぜ!俺は小田切一人(おだぎりかずと)だ!よろしく!へっ…傭兵か?相手にとって不足はねぇ!全力で挑ませてもらうぜ!」


「ふっ…良い瞳をしてるわね!いいわよ!さあ…来なさい坊や!アンタの実力…見せてみなさい!」


「………。」(一人…無理しないで…マリカさんはとっても強いよ…気をつけて…一人…)


「………。」(お姉様!頑張ってください!)


「………。」(さて…マリカを相手にどこまで出来るか?見させてもらうとしようかのう…坊主!)


華子は俺の心配を…エリカとセリカはマリカの応援を…ナミエ村長は俺の実力を知ろうと…それぞれの想いを抱きながら観戦していた!


「さあ…来なさい!坊や!!」


「いくぜぇ!」


俺はそう言いマリカに突っ込んで行った!


「うおぉおお!!」


「まっすぐに突っ込んでくるなんて…甘いわね坊や!」(でも…そういうの嫌いじゃないよ!)


俺は勢いよく攻撃を仕掛けたがマリカは余裕をもってかわしていた!


「おら!おら!おら!うおらぁあ!!」


「ふっ…坊や…どこ狙ってるの?勢いは良いけど…それだけじゃ勝てないわよ!」(動きは悪くない…)


それでも俺は構わずに攻撃を仕掛けた!


「まだまだぁ!!おらおらおら!!ぬうおぉぉぉらあぁあああ!!!」


「どうしたの坊や?それだけ攻撃してまだ一発も入れることが出来てないよ!」(それにパワーもスタミナもある…)


しかしマリカに一発も当てることが出来なかった!その後も俺は攻撃を出し続けたが


「はぁはぁ…ちぃ…当たらねぇ…」(くそ…当たらねぇ…スピードは俺と同じくらいなのに…なんで当たらねぇんだ?)


「どうしたの坊や!それだけ攻撃してまだ当てられないの?」(だけど攻撃が単調すぎる…だから読まれて当たらない…)


「くそ…はぁはぁ…うらぁああ!!」(一発当てられれば…こっちのペースでいけるのに…当たらねぇ…)


「坊や動きが悪くなってきてるよ!まあそれだけ攻撃してたらそうなるわね!」(いくらスタミナがあるっていっても…力任せに攻撃してたらこうなるに決まってる…)


俺の攻撃をかわし続けていたマリカは


「ふっ…」


「な…なに!?」


「坊や…悪いけどそろそろ攻撃させてもらうわよ!」


そう言ってマリカは俺の攻撃いなし攻撃を仕掛けてきた!


「はぁああ!」


「くっ…」


「はぁああああ!!」


マリカの華麗な動きから繰り出される攻撃に


「くっ……こ…この…この女…」(つ…()ぇぇ…)


さっきまでとは打って変わって俺は防戦一方になっていた!


「………。」(か…一人…)


「流石はお姉様です!」(お姉様に勝てる人はいません!)


「かっこいいです!お姉様!」(今日もお姉様の華麗な攻撃を見れて嬉しいです!)


「やはりマリカの方が上か…」(そんなもんかの…坊主…)


華子、エリカとセリカ、ナミエ村長がそれぞれの想いを抱きながら俺とマリカの勝負を見守っていた!


「どうしたの坊や?パワーならアンタに分があるんだよ!さあ反撃してごらん!」


そう言いながらマリカは攻撃の手を緩めることはなかった!


「くっ…くそ…」


「いつまでそうしてる気なの坊や!いつまでも耐えられるわけないわよ!」


その後も俺はマリカの攻撃を見切れず…反撃することも出来ず攻撃を受けて続けていた!しかし…


「はぁはぁ…はぁはぁ…はぁはぁはぁはぁ…」


「はぁ…はぁ…ぼ…坊や…はぁはぁ…アンタ…」(こ…この坊や…)


「………はぁ……はぁ……………」


「あ…アンタ……はぁはぁ……いったい…はぁ…はぁ……」(この坊や…なんてタフなの…)


「……………………。」


「はぁはぁ……はぁはぁはぁはぁ……」(頑丈すぎる…いや…これは……そんな次元の話じゃ………この坊やのタフさ……これは……)


マリカはあれだけ攻撃を浴びせていたが倒れない俺を見てある疑念を抱き始めていた!そしてそれは俺とマリカの闘いを…その状況を見ていた者たちも


「お…お姉様の攻撃をあれだけ受けてまだ倒れないなんて…」(なんて…なんて頑丈な奴なの…)


「どれだけタフなの?今までお姉様相手にこれだけ粘った人は…見たことない…」(お姉様の攻撃は確実に効いてるはず…なのになんで倒れないの?)


「マリカの攻撃は確実に効いてるはず…だが倒れんとは…あの坊主…」(あの頑丈な肉体…タフさ…常人離れしとる…この坊主…もしや…)


「か…一人…」(この感覚…前にもあった……まさか…)


それぞれの者たちがマリカと同じ疑念を抱いていた!


「……………。」


「はぁはぁ…ぼ…坊や…アンタいくらなんでも…頑丈すぎるでしょ?はぁはぁはぁはぁ…アンタいったい何者なの?」(もう頑丈とか…タフってレベルじゃ…ないわね………これはもう考えたくないけど…この坊や…もしかして…)


マリカはそう俺に問い掛けてきた!


「…………………。」


「………………………。」


「……………………………。」


「…………………………………。」


マリカの問い掛けから互いに無言の状態が続いていたが…


「………………。」


「はぁはぁはぁはぁ……」(この坊や…)


「………………………。」


「はぁはぁ……はぁ…はぁ……」(こ…この…この坊やから感じる…)


「…………………………………。」


「はぁはぁはぁはぁ……坊や…アンタ…」(この坊やから感じる…この違和感…もしかして……)


俺から何かを感じ取ったマリカは自分の抱いていたある疑念と照らし合わせていた!


「か…一人…」(この感覚…やっぱり…)


「あの少年…」(さっきまでとは…)


「あの子…」(感じる気が…)


「あの坊主…」(今までとは…)


そう感じていたのはマリカだけではなかった!そしてそれは疑念から確信に変わるのだった…。


「ぐ…………」(くっ……こ…この…この感じ…)


この時俺は意識を失いかけて…いや…正確には意識を乗っ取られるところだった!


「ぐ……あっ………あぁぁ……」


#####################################


『よう……』


『……………。』


『よう………』


『…………………。』


『おい……』


『………………………。』


『おい……返事しろや……』


『……………!?』


『ちぃ……世話のかかる野郎だぁ!!おい!!さっさと起きろやぁ!!!』


『んっ………!?』


『よう……随分と無様じゃねぇかよ…本体様よぉ!!』


『……な……なん…だ…!?………だ…だれ……だ…!?』


『誰だはねぇだろ……俺はお前だ!お前は俺だ!俺たちはふたりで一人だ!』


『なっ…!?お前と俺が……』


『そうだ!ずっと一緒だったんだぜぇ……俺たちはよぉ!』


『な…なんだと……!?ずっと一緒だった…だと!?』


『ああ…そうだ!お前が生まれてから…ずっと…ずうっと一緒だぜぇ!』


『ふ…ふざけんな……て……てめぇなんざ…知らねぇ…ぞ……』


『へっ……まあお前が俺を知らねぇのは仕方ねぇ!……がそんな事俺にとっちゃあどうでもいい……』


『て…てめぇ…』


『そうイキがんなよ!弱えんだからよぉ!あんな女ごときに押されやがってる奴がよぉ…』


『な…なんだと!?』


『本当のことだろ!前に闘ったデカいオッサン……山で闘った奴ら…それにお前の元の時代でのあの怪物野郎なんて俺が少し力を貸してやらなかったら死んでたんぜぇお前…』


『なっ……なんで…なんでてめぇが知ってんだ!?今まで俺が闘った奴らを……』


『だからさっき言ったろ?お前が生まれてからずっと一緒だったんだぜってよぉ……』


『そ…そんな……お…俺は…俺はてめぇなんざ知らねぇ……』


『ちぃ…めんどくさい野郎だな…お前よぉ!!さっきも言ったがお前が知ってようが知ってなかろうがそんな事どうでもいいんだよ!!』


『な……』


『おっと…これ以上手間かけさせんなよ!?これ以上お前とくだらない話をすんのは面倒だからよぉ!だからもう聞き返すな!』


『なんだと…!?』


『さてと…じゃあ俺は表に出させてもらうぜ!だからお前はここで大人しくしてろや!あんな女…俺なら秒で終わらせられるからよぉ!』


『な…なに言ってんだ!?表に出させてもらうって…てめぇ……』


『聞き返すなって言っただろ?お前はここで大人しくしてりゃいいんだよ!俺が表に出りゃ誰だって倒せんだからよ!』


『な…なんだと!?ふざけんな!?てめぇ…そんな事…』


『そんな事だぁ!?弱えお前じゃ無理だろうがよぉ…だから俺が闘うんだよ!』


『なんだと!?てめぇ…そんな事させるかよ!!俺が始めた闘いは俺が最後までやるに決まってんだろ!!』


『黙ってろや!表のお前じゃ…弱えてめぇじゃ無理だっつてんだよ!!だから俺が代わりに闘ってやるつってんだよ!馬鹿野郎がぁ!!』


『なんだと!?てめぇ…』


『ここで大人しく見てろや!俺が教えてやるよ!闘い方をなぁ!!』


『ま…待ちやがれ…てめぇ……』


『フハハハハハハ!!!』


#####################################


こうして俺はもうひとりの俺と名乗る奴に意識を乗っ取られてしまったのだった……。そして俺の意識を乗っ取り表に出てきたもうひとりの俺は


「フッ………フフフ………フハハハハハハ!!フハハハハハハハハハハハ!!!フハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」(久しぶりだぁ…完全に表に出て来れたのは…前の時代ではあの野郎が……クソ爺いが邪魔しくさってやがったからなぁ!!)


長年俺の中に閉じ込められていたもうひとりの俺は表に出られたよろこび(歓び)に笑いが止まらないようだった!そんな俺を見た者たちは


「か…一人……!?」(こ…これは…か…一人じゃ……)


「ぼ…坊や…アンタ…」(なに…この坊や…)


「あ…あの少年…」(さっきまでと…)


「あ…あの子…」(雰囲気が…)


「ぼ…坊主…」(この坊主…もしや…)


俺が…もうひとりの俺が急に笑い出したのを見て各々驚きながらそう呟いていたのだった!しかしそんな周囲をお構いなしにもうひとりの俺は


「フハハハハハハ!!フハハハハハハハハハハハ!!!フフフ……フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」


笑い続けていた!そして…


「ふう……さてと………おい!女ぁ!!あの野郎が弱えからって…よくも好き勝手にやってくれたなぁ!!」


「な…なに…言ってるの?坊主……」


「ああ…坊主だぁ!?」


「ぼ…坊や……アンタ…いったい……」


「俺を坊やなんて呼ぶなぁ!!俺はあんな弱え野郎とは違うぜぇ!!」


「な…なに言ってるの?アンタ…」(さっきまでの坊やとは…違う!?)


「さあ…覚悟しろよ女ぁ!!俺の強さを知りたいんだろ?見せてやるよ本当の俺の実力をなぁ!!フハハハハハハ!!」


「アンタ……坊やじゃないね?アンタいったい何者なの?」(こいつは…坊やじゃない…でも…)


「俺かぁ?俺は俺だぁ!フハハハハハハ!!」


「アンタ…まともに答える気はないみたいね!だったら…」


「だったらなんだぁ?俺を倒すっていうのかぁ?フハハハハハハハハハハハ!!!」


「ええ…そうよ!アンタは坊やであっても坊やじゃない!アンタが誰なのか…はっきりさせるにはアンタを倒して大人しくさせてから聞かせてもらうわ!」


「俺を倒すだぁ!?フフフ…フハハハハハハ!フハハハハハハハハハハハ!!おもしれぇ…やってみろよぉ!出来るもんならよ!俺を倒せりゃなんだって答えてやるよ!フハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」


「随分と強気ね!それだけの実力を持ってるって事なの?アンタ…」


「ああ…当然だ!少なくとも女ごときじゃ俺には絶対に勝てねぇよ!フハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」


「言ってくれるじゃないの…ガキが…」


「フッ…」


「私を…女を舐めんじゃないわよ!」


「フフフ…」


「来なさいよ!本気でやってあげるから!」


「ほう…本気でか?面白れぇ!遊んでやるよ!女ぁ!!」


こうしてもうひとりの俺とマリカの戦闘が始まろうとしていた!そんな俺たちの元に更なる困難を招く者が現れるとは思いもせずに…







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