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第五話 試験?100点取って当たり前やろ

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 初めて評価して頂いて、物を書くものとしてのやりがいに目覚めています!

 これからも頑張っていこうと思います!!


 「これが…、学園」


 というわけで、ところ変わってやってきましたエウリオ領。


 時刻はあれより7日後であり…、まぁ俺は、はるばるここ王立第一文武魔法学園、通称"学園"に試験を受けにやってきたというわけである。


 エウリオ領は、うちヴィデルチェ領のちょうど真東に位置する領である。


 ちなみにもっと東に行けば、すぐそこに王都があり、王都とエウリオ、王国の一番西っ側にあるヴィデルチェはおっきい街道が繋がっている。


 つまり、うちから王都までは比較的舗装された土の道で1本というわけだ。

 まぁ、1本とかまるで電車の乗り換えみたいに軽々しく言わないでほしいんだが…。


 あれから1日で、今までお世話になった人たちへの挨拶まわりと身支度を済ませ、執事のセバスさんと御者のピーターさんと一緒に馬車の旅をすること4日間。


 馬車での旅は、最初の方はメチャクチャお尻が痛く、また乗り物酔いもして散々であったが、どうやらこれでも軽いほうらしい。

 

 『普通の馬車はこれよりもっと遅いし、ガタガタするし、今後乗る機会も増えるでしょうから慣れといたほうがいいですよ』


 とは御者であったピーターさんの談である。


 ピーターさんはうちと王都の間で商売を行う商会の人間だと言っていた。

 ちょうど王都に用事があり、都合が良かったとのこと。


 そのまま王都に行き、用事を済ませてから、沢山商品を買い込んで帰り際、セバスさんをピックアップしてくれるらしい。


 そしてこのピーターさん、なんと魔術を使っていたらしい…。


 らしい、というのはちょっと地味で分かりづらかったからだ。


 ここだけの話ね。


 ピーターさんによると、彼が馬車や馬に風の魔術をかけてくれているおかげで、普通の馬車より振動を減らし、馬を疲れにくくしていたらしい。


 ここで嘘を言っても、誰も得をしないので事実なのであろう。


 本来は、もっとガタゴト揺れるし、これにさらに人や物が多く入っているとなおの事、馬は疲れるのが早くなるし、その歩みは遅くなるとのこと。

 更には、まだ慣れてない俺のために、座るためのクッションまで用意してくれていた。


 正に至れり尽くせりとはこのことである。


 ちなみにこの世界では、ほとんどの人が大なり小なり魔法や魔術を使える。


 中には使えない方もいるんだが、そんな人でも少なからず、体の中に"魔力"という物を保持し、それを動力として動く魔道具などを扱うことが出来る。


 まぁ、家具など、普段の生活などで使われる魔道具なんかは、ちゃんと魔石という名前のエネルギーバッテリーで動いているので、魔力を使う必要もないのであるが。


 つまり、ここは魔力が無い人も何不自由なく過ごせる環境が整っている、というわけである。


 そんなこんなで馬車の旅も終わり、ここエウリオに着いたのが昨日である。


 目的地の城壁と街並みが見えてきた時の感動は一塩であった。


 あの町の一番真ん中、丘の上にある長い建物や時計台が俺のお目当ての建物だろうか…?


 うちの町もそうなのであるが、街をぐるりと囲んでいる壁が荘厳で、毎回凄まじいインパクトを俺に与えてくれる。


 まぁ、ここは日本とは違い、魔物が闊歩する世界なのでしょうがないとは思うのだが…。

 

 (これ見ると、毎回あのアニメ思い出すんだよな…。やっぱりあんな風に、この城壁を使わないといけないような非常事態が来たりするんかなぁ…)


 着いてから直ぐに、ピーターさんが勧めてくれた宿屋にチェックインをし、彼と分かれてからセバスさんとも別行動。

 俺はそこから半日は、持ってきた参考書などを使って試験への最終調整をし…、今に至るというわけである。


 「すぅーっ、ふぅーっ」


 一度深呼吸をしてから、校門前のバカでかいアーチをくぐる。

 このアーチにも名前がついていたりするのだろうか?


 脇には『入学者試験受験の方はこちらの順路でお進みください』との看板が矢印とともに立て掛けられている。


 受験生が保護者から最後の激励をもらっているのか、入り口はかなりごちゃついていた。


 先刻、すでにセバスさんとは別れた。


 宿屋で俺の成功を祈っているとのこと。

 まぁ俺もそういうのあんま好きじゃないしね。


 「でっか」


 学校の校門、恐らく正門を抜けるとすぐ右手に見えるのが運動場である。


 視界の端から端まで、凄まじい広さのグラウンドである。


 (東京ドーム何個分だろうか…?まぁ言うて1個か2個分くらいか…)


 そんなことを考えながら、校門前に置かれていたパンフレットを開く。


 他の受験生らしき人達の真似をして、取ったその紙の中を覗くと、学校の全体マップや本日の試験の段取りが書かれていた。


 めちゃくちゃ大事な紙じゃねーかこれ!


 これから講堂の方で待機をしつつ、順次受験者の本人確認や魔力量の確認・簡単な健康診断を行い、入学試験を受け、最後に実技試験を執り行うらしい。


 この実技試験が相当の曲者というか、未だに富裕層の子が普通層の子にアドバンテージを取れている要因になっているらしい。


 呼称、小学校では、1人の先生がクラス単位で読み書きを始め、ここの入学試験で出るような多少難しい内容も教えられることが出来るらしいのだが、実技の方はというとなかなかそういうわけにもいかない。

 

 一人ひとり、適性のある魔術の属性は違うし、そもそも武術が得意な子や中には魔術や魔法が使えない子もいるわけだ。


 そんな子達に、個別で試験に通る訓練をするための時間やノウハウがまだまだ足りていない、そんな状況らしい。


 よって余程頭が良いか実技の才能に溢れている奴しか見込みがないというわけだな。


 勿論俺は、教養だけでなく、魔法も武術も一通り教えてもらってはいたが。


 まぁそんな話はさておき、俺は看板、というか周りに流されて進んだ結果、講堂の椅子に座っている。


 こちらは、比較的大学などで見慣れた大きさであるから、特に思うところは無かった。


 金かかってんなぁって思うくらいか。


 「まずは、健康診断と…、魔力量検査か」


 受験者の確認はここに入る前に行われた。


 そういえば学園の敷地に入る前じゃなくていいんか…?とも思ったが、まぁ何らか一定のそういう不審者に対する策は常に張り巡らせてあるのであろう。


 「次の方…、ここからここまでですね。起立してください。案内いたします。」


 恐らく、上級生の方なのであろう、腕章を着けた制服姿の男子に先導され、屋内運動場に移動する。


 中には簡易カーテンで仕切られた場所や、水晶のような魔道具が置かれた場所があった。

 どちらも多くの生徒や大人が動き回っており、受験生の応対をしているのが見受けられる。


 「まずは、こちら簡易健康診断ですね。あちらが魔力量検査になります。どちらを先に受けていただいても構いませんので、終わりましたらあちらの順路をお進みください。では」


 そう言い残すと、制服の子は去っていった。

 再び受験生を呼びに戻ったのであろう。


 (さて…、ここはいっちょ俺の魔力量の大きさを見せて、ここの奴ら全員驚かせてやりますか。転生した俺の卓越した魔力量にお前ら慄くがいい!)


 そう心の中で意気込んだものの、実は大体の魔力量というか、自分の限界値というのは知ってしまっている。


 だって普通だよね、魔法つかってるんだし。


 まぁ、それとは別で、転生したから魔力倍になって最強!とかいう一縷の望みにかけてみたいんだが…。


 比較的空いている場所を見つけて並び、ついに俺の番になる。


 「はぁぁあああっ!!!」


 こんなことをしなくても魔力量は変わらないんだが…。


 気分の問題なんだやらせてくれ。


 ほら隣の奴だってやってるじゃないか。

 決して俺だけはみ出してるわけじゃない。



 しかし、俺の熱い気持ちに反して、まるで壊れてしまったかのように、この水晶はうんともすんとも言わない。


 「…あれ?」


 「む…、あれれ?おかしいですねー。」

 

 目の前に座っている女性、メガネをかけ、まるで学校に一人はいるであろう先生を彷彿とさせる優しい印象の方、いや女生徒は顎に手を当て、首をかしげている。


 やばい、なんだが冷や汗が止まらない。

 

 どうにもこうにもいかないのでしばらく俺が魔力をひねりだそうとしていると、


 「ちょっと替えを持ってきますね」


 と目の前の女性が離席。


 直ぐに替えの水晶を抱えてくると、 

 如何にも先生です!オーラを醸し出している方を連れ立ってきた。


 「この方なんですけど…。」


 「はいはい、あー黒髪ねぇ…、分かった。この子は僕預かりでいいよ」


 「了解です!」


 会話が終わると、先生?が俺に話しかけてこようとしてくる。


 勿論まだ魔力を込める手は引っ込めてない。


 「あの…、普通に魔法は出せていたんですけど」


 「ん?あぁいいよ、いいよ」


 「それじゃあ、別室に移動しようか」


 







 (…ありぃ?) 

 

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 大体頭の中では書くことはるか先まで決まってんすけど、いざ書き起こしてみるともっと付け加えたほうがいんじゃねぇかとか、もっと丁寧に書きたいとかで時間使っちゃって。

 読み直しとかすると、想定の何倍もかかっちゃいますよね(´;ω;`)

 物語全然進まなくて申し訳ないです。こういうのってあるあるなんすかね…。

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