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人狼は君のトナリに  作者: 狐のアツ
8/10

第八章 畳の下の

それはまるで、人狼ゲームに出てくる、あの処刑台のようだった。

ギロチンとか言う奴だ。ゲームによっては、首吊り型の物もあるんじゃなかったか。

そんなことはどうでも良い。なぜこれがここにあるのか。

人狼はそういう趣味も持っているのか?

よく見てみると、ご丁寧に説明まで書いてある。しかも英語で。

「Should a wolf come, use this」?

英語で書いてあることや、「wolf come」とあることから、対人狼用に作られた物なのかもしれない。

「use this」...「これを使う」か?

僕の知識ではその程度が限界だ。

ということは、この館はそもそも人間用に作った物なのか、あるいは人狼を倒すためにこれを持ってきたか...

そう考えていると、足下から、何やら物音がする。地下か。

何かあるかもしれない。何がいるかもわからない。でも、どちらにせよ、死ぬ可能性の方が高いんだ。可能性に掛けてみよう。

畳をしっかり調べると、一つだけ、簡単に外れる畳があった。

そこには、鍵の付いた扉があった。

もしかしてと思ったが。予想は当たった。血濡れた紅い鍵は、その鍵を開けてくれた。

はしごで下まで続いている。数mだが、その雰囲気に圧倒され、はしごを降りるだけで疲労感が溜まる。

そこには小さい部屋と、一人の人が居た。

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