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人狼は君のトナリに  作者: 狐のアツ
4/10

第四章 本当に人狼が

何故突然なり出したんだ?というか、むしろ今まで鳴らなかった?

そんな事を考えていると、図書室の奥で、扉が開く音がした。

反射的に振り向くと、そこには、

獣が、立っていた。

まず目についたのはそのでかさだ。自分の身長の1.5倍はある。

しかもそのくせして、二足で立っている。

熊か?いや、もしかして...

「グガァァァァ」

考える暇も与えてくれず、こっちへ来た。

急いで逃げる。さっきの、雨谷がいた部屋、あそこには空きクローゼットがあった。

階段を駆け上がって、その部屋に着く。クローゼットに入った。意外と遅い。逃げ切ったか?

あれは見間違いではなかった。

「本当に...人狼が...」

『ガチャッ』

ドアが開く音がした。息を殺して、蹲る。

クローゼットを開けないでくれ。頼む。

そう願っていた。

クローゼットを開けられたら、僕は確実に死ぬだろう。あれが、人狼だとするならば。

そう願っていたが、

『ギィィィィ』

クローゼットを開けられていた。

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