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龍争学徒  作者: 東武瑛
7/9

何もやる気がしない

キャンパスを出た紅は学生会館の地下に行った。

扉を開けるとヘッドフォンを付けてエレキギターを弾いてる男がいた。

「紅、音楽やる気になったのか」男が聞いた。

「いや。ただ見に来ただけだ」紅は答えた。

「昔のようにバンドやらないか」

「いや。もう音楽には興味ない」

そう言って紅は部屋を出た。

「何もやる気がしない」というのが本音だった。

アパートに帰ると紅は本を開いた。

おもしろくなかった。

昼寝をすることにした。

しかし、寝付けない。

紅は起き上がり、喫茶店に行く事にした。

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