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掌編小説集3 (101話~150話)

取り戻す

作者: 蹴沢缶九郎

コンビニを出ると、傘立てに入れたはずの自分のビニール傘がない事に気づく。盗まれたのか、誰かが間違えて持っていったのかはこの際どちらでもいい。自分の傘を持っていかれたという事が問題なのだ。


俺はポケットから小型のリモコンを取り出しボタンを押した。五分ほどして、コンビニの前を救急車が通り、俺は救急車が走り去っていった方へと向かう。


数十メートル行ったところで救急車が止まっており、近くで見知らぬ男が倒れているのが見えた。その男の隣には開きっぱなしのビニール傘があり、確認するとビニール傘は紛れもない俺のビニール傘だった。


このビニール傘は俺がリモコンのボタンを押すと、死に至る電流が流れるようになっていて、倒れている男は電撃によるショックで亡くなったのだ。


自分の傘を取り戻した俺は、救命処置をする隊員を他所(よそ)にその場を後にした。


とりあえず、傘が無事で良かった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 傘とられるネタありますよね。そこに焦点を置いていてよかったです。傘取られたことあるの思い出しました。 [一言] やることが残忍。 怖い。あと怖い。ついでに怖かった。 怖いです!
2016/02/28 22:08 退会済み
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