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死臭  作者: 聖魔光闇
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詩(うた)で紡いだ物語(ある男の一日)

ある朝静かに目が覚めた

目覚まし時計の音のなる前に

何故かゆっくり目が覚めた


周囲を見渡し変化はない

当たり前だと更衣する

パジャマを服へと更衣する


更衣が済んだら髭を剃り

髪型整えメシを食う

食パン焼いてジャムを塗り

ブラックコーヒー片手に頭を醒ます


メシが済んだら歯を磨き

「いってきます」と家を出る

駅まで歩いて20分

少し早めに歩いて行って

プラットフォームで電車待つ


電車に乗り込み座りもせずに

ドアにもたれて目を閉じる

目的駅は二つ後

すぐに着くので立ったまま

扉の近くのバーを持つ


駅を出てからバスを待つ

停留所でバスを待つ

学生 主婦にサラリーマン

いろいろいるけど関係ない

なぜなら僕もその一人


バスに揺られて目的地

停留所で降りてから

会社の場所までまた歩く

ひたすら歩いて15分

着いたらすぐに着替えて仕事

タイムカードは忘れずに


午前も午後も書類の山で

部下や後輩指導が基本の仕事

自分の書類の整理も出来ず

指導や手伝いやってやる

終業時刻が近付くと

せかせか始める部下後輩

『テメェら、俺の仕事を手伝え!』と

言いたい気持ちを堪えて耐えて

残業覚悟で我が仕事


終わって帰れば家族は寝てて

レンジでメシを温める

独りで寂しくメシ食うと

肩に小さな肩掛けが

妻の小さな気配りに感謝と涙が浮かぶのだ


メシを食ったら食器を片し

長風呂面倒シャワーで済ませ

目覚まし時計をセットして

そのままゆっくり目を閉じる


今日の失敗反省を

頭の中でリピートしたら

明日に活かしていけばいい

そういう思いで納得すると

深い闇に堕ちていく


そうして明日目が覚める

きっと目覚まし時計が鳴る前に






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