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死臭  作者: 聖魔光闇
28/45

よく似てる

水面に委ねてユラユラと

それが人の生き様で

揺られて辿る行く先は

個人各々違うけど

羅針盤もないままじゃ

行き先自体が不明のまんま

それでも揺られて流されて

たまには自分で方向修正してみるけれど

行き着く島は知らない島で

水面に揺られた大冒険

知らない島での大冒険

人生殆ど大冒険

探究心は人での証

大冒険が生き様で

生きてるからこそ大冒険

恐怖や不安 喜び楽しみ

それらは全て冒険中の

アクシデントやアトラクション

それがあるから生きている?

それがあるから大冒険?


水面に委ねてユラユラと

紙の身体は水分吸って

水の中へと沈んでいった

水面じゃ見えない水中世界

視界は暗くて見えなくて

底も暗くて見えなくて

恐怖や不安に駆られるけれど

『このまま二度と……』と

安心感や安堵感

それに似たよな感情発起

沈んで沈んで落ちていく

真っ暗へと堕ちてゆく

ユラユラしていた事すら覚えてなくて

沈む我が身が終着点か……

濡れた身体は冷たくなくて

温度を忘れて温かで

我が身を包む水達が

あたかも味方のようにも思え

子宮の中まで戻ったように

沈んで沈んで

そして……沈んで

闇に身体が溶けるまで


水面に委ねてユラユラと

紙の身体は太陽浴びて

熱と光で浮き上がる

空中遊泳気持ちが良くて

見えたるモノが豆粒で

神様気分を満喫中

気体と一緒に期待に溢れ

気化したモノは空気と心

ぷかぷかフワフワ空気と共に

ぷかぷかフワフワ風任せ

空気は薄いが身体は軽く

スゥ〜とどんどん浮き上がる

浮いた身体に心も浮いて

ぷかぷかフワフワ気持ちいい

豆粒達が転がる街を

見知らぬ顔で見渡して

浮かぶ身体は自由を求む

冷たい空気に熱浴びて

身体の中が熱くなる

それでも別にかまうもんか

焼けて無くなれこの身体

浮かんだまんま燃え尽きろ

それでも空は気持ちいい


水面に委ねてユラユラと

水気を含んで沈んでく

ゆっくりながら確実に

暗い水底向かって沈む

沈んで消えれば本望と

水気も弾かず身を任す

波にさらわれ気が付けば

水面の辺りに逆戻り

風に吹かれて身が浮かび

風と熱とで身体が乾き

心も軽く浮き上がる

沈んだことは忘れてないが

沈むことより浮かんだ方が

心も身体も心地良い

風に流され漂って

浮かぶ身体を堪能すれば

軽い空気に身体を乗せて

その身はどんどん浮かんでく

白い綿雲水溜まり

空に浮かんだ水溜まり

身体はみるみる水浸し

水の滴る身体になって

高層圏から垂直落下

水を含んで重たくなって

地面に向かって垂直落下

落ちてる最中しぶきをあげて

違った意味で気持ちいい

落ちたる場所は地面か水面

それでも硬さは鋼鉄で

どちらに落ちても結末同じ

プチッと弾けた水風船

パァァァン! と音だけ弾けてる


水面に委ねてユラユラと

沈み過ぎても身体に悪く

浮かび過ぎても身体に悪い

結局水面が安全圏で

羅針盤がないままで

冒険するのは恐いのだけど

そうするほかに道はない

水面にゃ水面の良さがある

水面にゃ水面の恐怖もあるが

水面で生きてく意味がある

浮いて沈んで沈んで浮いて

浅瀬と低空かじるだけ

それより上下は危険なだけだ

人が生きてる精神世界

そんな水面によく似てる







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