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死臭  作者: 聖魔光闇
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赤色の罪

胸に突き立てられた赤茶色の杭

抜けもせず刺さりもせず

体内に流れる赤が杭にも巡り

その色は赤色せきしょくへ傾く


頭で感じる痛みでなくて

痛みを感じる痛みであれば

無垢な心は宙を舞い

小さな雫を溢すでしょうか


無意味に降り立つ命は無いが

無意味に感じる命は多々あって

無意味な人生送っていると

無意味な私が囁くでしょう


毎日毎日性懲りもなく

ただただ愚眠を貪り続け

ただただ時間を消費する

命の意味はあるのでしょうか


杭の太さは日々変わる

太くなったり細くなったり

けれども肉体分離を起こさずに

ただただ杭は胸にある


眼に映る虚像の世界

眼で見つめる虚像の世界

眼の裏の空白は

虚像を虚無にも捉えたり


私の住み着くこの土地は

私の命を糧にして

土地の命を耕して

大きな大きな木を生やす


存在意義を無に問えば

人間そのもの悪魔であって

地球に巣食う寄生虫

進化の過程は医学の進歩

医学の進歩は寄生の強化

必要以上に命を狩って

人類以外に興味がなくて

ウイルス達が天敵で

どちらが本当のウイルスか


命の重みを考えて

命に比重はないと言い

人間殺せば罪になり

他種族搾取は罪じゃない

稀少になれば罪にして

人間風情が神気取り

神を崇めて仏を奉り

悪魔を嫌って鬼祓う


杭の深さは罪深さ

杭の太さは慈悲深さ

杭は胸から抜けぬかわりに

杭は胸を護ってくれる

地球に巣食うウイルスは

ウイルス達を忌み嫌い

杭の長さを増していく

杭の太さを増していく

杭の成長止まらない

杭が胸から離れない


胸に突き立てられた赤茶色の杭

抜けもせず刺さりもせず

体内に流れる赤が杭にも巡り

その色はもうすぐ黒色こくしょく

そは、魂の酸化なのか……





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