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死臭  作者: 聖魔光闇
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頭上の海

澄んだ空の蒼はこの目には眩しすぎて

澄んだ漆黒の空を見つめていたい


暗く沈んだ黒の空は

その瞳の黒と同じで

瞳の中に溶け込み消える


瞬く光る星達は

瞳の黒を遮って

うっすらぼやけたフィルターかざす


蒼に澄んだ澄み切った

果てなき境のない空は

海と波とも統合し

光と共に希望を注ぐ


全く逆で正反対

全く違う色彩なのに

表す意味は大して同じ

違う立場にいるだけで


苦しみもがく人いれば

共に嘆いて涙を流し

歓喜にうかれる人いれば

共に喜び抱き合って

人間同士の感情を共感増幅することで

分かち合うことが可能なのでしょう


迷子の幼子母親探し

迷子の成人人生探し

生きてる限り探求で

生きてる限り求め続ける


さまよう事が悪じゃなく

求める事が悪でもなくて

歩いて走って地図さえなくて

それがこの世の節理であって

生きてる事の理なんだ


喜び感じる日もあれば

怒りに任せてぶつける時も

哀しみ溢れて涙を流し

楽しくいこうと気楽に構え

そんなこんなで日が暮れる

そんなこんなで陽が昇る


いくらテーマに添った思考をしても

テーマの流れは途中で変わる

それも人間普遍の状態で

歩き初めて引き返す

そんな思いと同じなのでしょう


道は何処へだって続いてゆく

流れた場所が通過点

人にもまれて傷付いて

足元もつれて躓いて

こけてもこけても倒れても

やっぱり道は続くんだ


蒼に溶け込む心の光

黒に染み込む心のくすみ

数多の魂吸い込んで

水面に揺られて沈んで浮かぶ


苦しみ一つに費やした

心の棘は鋭さ増して

朽ちたる身体に突き刺さる

毒も呪いも無いけれど

朽ちたる身体に苦痛を負わす


澄んだ空の蒼は瞳の奥で眩しく光り

澄んだ漆黒の空が心を鎮めてくれる


蒼に輝く頭上の海は

白き波を漂わせ

暗く沈んだ心に光を届かせる


気分が優れぬ邪悪な時も

悪夢で目覚めた嫌悪の時も

澄んで広がる頭上の海は

蒼いそよ風吹き抜けて

心の闇を払ってくれる


性質自体は正反対

光と闇は正反対

けれどもそれは一対で

どちらが欠けても不思議な話


瞳と同じ澄んだ黒

全てを癒す澄んだ蒼

心も同じで曇って晴れる

朝日が上って夕陽が沈む

月夜があれば雨夜もあって

涙を流す乱れた心

澄んで晴々優しい心


心と空は似ていても

心と空は別物で

似ていて違う蒼と黒

同じ景色の蒼と黒



今日も頭上の海は優しい風が吹いていて

今日も頭上の闇は疲れた心を包んでくれる




そんな心に映した蒼い黒





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