第十六話 重すぎる愛キュン❤️ついにイカれ始めた…クール清楚黒髪ロング巨乳ヒロイン(クルサ)❤️
数秒前、オリオンの頭の中……。
目の前のおっぱいが、急に「強くなりたい」と言い出した。
ほう……なるほど。我の力を目にして、教わりたいと思ったのだな。
ふむ……だが、面倒だ。
我には目的がある。
竜に戻り、世界を破壊する。それに我はこの学校に学びに来たのだ。
人間ごときに構っている時間は……。
――ピカーン!
待てよ。良い案を思いついた。
これならば、おっぱいに謝罪させ、さらには今回の話も無かったことにできる……!
さっそく二つの条件を提示し、まず一つ目――
そう、謝罪。
我の口車にまんまとハマり、謝らせることに成功した!実に良い気分だ。
さて、二つ目だ。
おっぱいは我の事が嫌いなのであろう。
我は何も悪くないのに、突然投げ飛ばされ、罵られ、遠ざけられた。
この話を無かったことにするには、あえておっぱいが絶対に断るような、最大級に恥ずかしく、意味不明で、どう考えても“嫌”な選択肢を提示すればよい。
【我の女となれ】
これでこやつは断るしかないであろう。
嫌いである我の女になるなど、絶対に嫌だろうからな。ふふふ。
「す、少し……考えさせてほしい……」
いいぞいいぞ。
何故か木に頭をぶつけ始めたが……。
そうかそうか、自傷するほど嫌か〜。良いぞ良いぞ。悩め悩め。
まぁ、答えは一つしかないのだがな!
ふははははっ!
…………
一方その頃、クルサは……。
かかかかかかかれれれれれががががががが、えっ?えっ?ちょっ、頭が……へぇっ……?
そっ、それって……こっ告白!?
ドンッ! ドンドンドンドン
私は自分で木に頭をぶつける。
バキッ ドンッ
あっ木が折れた。
どっどうしよう!心臓がうるさい。ドクドク鳴ってる。脳がついてこない。
女になれって――
いやいやいや、そんなの喜んで!!!じゃなくて、結婚を前提にお願いします!!!でもなくて、子供は何人欲しいですか?それでもない!!!!!えっ?さすがに急すぎない?そういうのはもっとこう……段階を踏んで~。
「す、少し……考えさせてほしい……」
落ち着け落ち着け私、冷静になれ冷静に!
まずは――整理しよう。
憧れの彼、それはもう言うまでもなくオリオン。
そんな彼と付き合えるなんて、もちろん嬉しいに決まってる。
彼をもっと近くで感じたいし、もっと彼のことを知りたいって、ずっと思ってたんだから。
……でも、でもだよ?
普通に考えて、彼が私にそんなこと言うのおかしくない!?
そもそも、私に惚れる要素ってあった!?
私、彼に変態って言って、投げ飛ばした記憶しかないんだけど!?
いやいや、これ絶対なんかある。
今までの彼の言動からして、何かを隠してる可能性は高い。
うん、一応ちゃんと聞いてみた方が良さそうね。スーハー。よし、落ち着け私。
私は呼吸を整えて、彼の方に体を向ける。
あぁ………かっこいい❤️じゃない!!!
「ゴッホン!!!その〜女になる…というのは、具体的にどういう意味……でしょうか?」
【言葉通りの意味だ。我の隣に立ち、支え、共に人生を歩むと言うことだ】
パリン!
「キュキュキュキュン❤️!!!!!」
ファ〜ン
頭の中が真っ白になる。
嬉しすぎて、「私に惚れる要素があった?」という疑問たちは、ふわっとどこかへ蒸発していった。
代わりに――脳内シアター、フル稼働。
~上映中:「彼と私〜脳が恋に落ちた日」~
そういえば、最初は“彼”がオリオンに似ていて、なんとなく惹かれちゃったんだよね。……でも、知性のカケラもない変態だったなぁ〜。 ❤️ 胸が大きいって言われたときは、恥ずかしすぎて思わず投げ飛ばしちゃったけど、それでも「彼の目に映ったんだ」って、ちょっと前向きに考えた自分がいて……なんだかキュンとしてた。
彼が妹と同じ魔法にかけられて、「このままじゃ、私の憧れかもしれない人の魔力が奪われちゃう」って焦った。 ❤️❤️ そう思った瞬間、すぐにアルバートを裏に呼び出して、【持ってるお金、全部銀行から下ろして交渉した】。アルバートなんて死ねばいい。彼のために尽くせるなら、お金なんていらなかった。
❤️❤️❤️ それにしても……彼、かっこよかったなぁ。 彼が隠れていたとき、黒髪のことが知られちゃって、「嫌われたかも」って本気で思った。……でも――キャー!あの綺麗な銀髪を、わざわざ黒くしてくれた!遠ざけるどころか、私に合わせて近づいてきてくれた!昔の彼みたいに……もう、同一人物にしか見えなかった。 でも、「彼は全属性で私の助けなんていらなかった」って聞いたときは、正直ちょっとムカついた。また投げ飛ばしちゃったけど……それでも彼のことが、頭から離れなかった。ずっと、ずっと視線で追ってた。
❤️❤️❤️❤️授業中寝てるし(可愛い) 食べ方が獣みたいで汚いし(お口拭きたい) 小テストもチラッて見たけど0点でやっぱりダメだと思ったし(あっ、私が支えないとダメだ、この人❤️)上から目線だし(かっこいい)
ダメな部分(彼の魅力)ばかり見ていると、本当にオリオンが“彼”なのかって不安になる時があるけど……(いや、彼がオリオンでしょ)。
目の前にいるの、彼なんだよ?小さい頃、私を助けてくれた憧れの彼なんだよ?
しかも、今、その彼の方から告白してくれたんだよ!?
あっ、もうこれ……好きだわ。
「こっこんな私で宜しければ、よ、よろしくお願いします……」
いっ言っちゃった~。
彼から告白してきて、私がOKした。ってことは、私たちカップルってこと…よね?
あぁ、何も聞こえない。
幸せすぎる……私はこれから憧れの彼に特訓してもらえて、強くなれるだけじゃなくて、彼女にもなれるなんて♡……。
*
その頃のオリオン…。
………どうしてこうなった。
おい、待て。なぜ断らない。なぜあんなにも幸せそうにしている。なぜ顔がトマト色!?なぜ頭から湯気が出ている!?
言葉通りの意味だ。我の隣に立ち、支え、共に人生を歩むと言うことだ。
確かに我はこう言った。堂々と。絶対におっぱいが嫌がると思ったからだ。
むしろ「は!? 気持ち悪っ!!!」の一言で終わると思っていた。
なのになぜ……?なぜ、我の女になろうとしている!?なぜ、断らぬ!?
このままでは、おっぱいを手に入れるどころか――我が、おっぱいに魔法の訓練をつけなければならぬではないか……ッ!
あってはならぬ。そんな時間、我には――
{ いいですか? 約束は必ず守らないとメッ!ですよ! }
…………。
そういえば……約束は必ず守るようにと……アンリマユ様から命令されておったような……。
いやしかし、人間ごときとの約束など…………。
…………。
はぁ~どうしてこういう時に限って、あなた様は・・・。
あぁ……。これは課題が増えたな。
【うっ、うむ】
*
こうして――邪竜アジ・ダハーカ、現在の名を「オリオン」と、
人間の少女「クルサ」はカップルとなり、
無事(?)第一次試験を突破するのであった……。
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合格:A、B、D、E、Fクラス全員。
Cクラス 一名。
Gクラス 五名(オリオンとクルサを含める)。
死亡:アルバート 一名。
オリオンはクルサに計画を破壊され、彼女を手に入れた……。
クルサはオリオンに理性を破壊され、彼氏を手に入れた……。
アルバートは全てを破壊された……。
第二章 破壊 完
第三章 宴 開幕




