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 神官さんと別れ、門を潜ると商業区についた。

 そこは今までと違って大勢の人達がいて、活気で溢れていた。

 目の前に大きな酒場や食事所、露店に呼び込みに武器屋に防具屋、あとよく分からないお店がいっぱいあった。

 大勢の人にたくさんのお店、なんか生きてるんだなって感じがした。


 とりあえず、今はお腹すいて居ないから、それ以外の店を見て回る事にした。

 今、特に必要な物は盾。次に防具だ。

 できれば投げナイフも欲しい。

 それっぽいお店に入って品物を見てみよう。



 最初に入ったのはザ・防具屋って感じのお店。

 鎧や兜、そして、目当ての盾もあった。

 これは前面に革が貼り付けられてる盾のようだ。


[闘牛の盾]


 牛の革で出来ているのかな。闘牛だからファンタジーの世界で考えるなら普通の牛の革では無さそうだ。

 値段は100G、結構安い。

 重さはまあまあ、普通の盾だからこんなもんかな。

 金属製だとどんな感じだろうか。


[アイアンシールド]


 結構重い、中盾でこれだけ重く感じるのか。

 わかってはいたけど、この世界、本気で鍛えていかないと駄目だな。

 今の体力やスタミナ、筋力には厳しさを感じる。

 値段は200G、こちらの方が高いのか。

 バックラーみたいなのは置いてなさそうだ。

 このお店は重量系の物が多いみたいだ。

 甲冑やプレートメイル、大盾などが多い。

 次の店をに移ろう。



 次に興味を引いたのは魔道具屋だ。

 予想通り、この世界には魔法があるみたいだ。

 ちょっと見ていこう。

 中に入ると色んな物が置いてあった。


 適当に手に取ってみる。

 これは水筒かな?


[水湧き筒]


 恐らく水に困らなくなるのかな?

 簡易鑑定では詳細が分からないから、予想しかできない。

 値段は500G、結構お高い。


 懐中電灯みたいなものもあった。


[マジックライト]


 迷宮を潜るのであれば明かりは必須だろうが、これも簡易鑑定では詳細が分からないから、使ってみないと想像道理通りの物なのか分からない。

 値段はこれも500G、買わないのに店員に声をかける度胸がない。

 500Gなんて使ったら、俺すっからかんだよ。

 俺は店をでて次に向かった。



 今度は武器屋があった。

 でも見た感じ高級感のあるお店だ。

 一応中に入ってみた。


 凄いたくさんの剣が飾られていた。

 ほとんどの物が鑑定しなくても分かる強そうなものだ。

 値段も......見なかったことにしよう。

 これを軽く振り回せるようになったらかっこいいな。

 少し夢ができた。いつかまた見に来よう。



 そんな感じで色んな店を覗いて回った。

 でもあまり、これだとなかなか思う物に出会えなかった。

 他に何かないかなって探していると、一風変わった店を見つけた。

 名前は大黒柱よろず。

 よろずって事は何でも屋って意味だったよな。

 あと何故なのか、もっちの絵や置物が飾ってあった。

 俺はこの面白そうな店に何か引かれる物を感じた。

 だから、中に入ってみることにした。


 入り口にはポーションやもっち餅が並べられていた。

 青色の小瓶を鑑定してみた。


[中級ポーション]


 中級ポーションは青色をしているのか。

 ポーションエリアは下級ポーションと中級ポーションか並べられていた。

 値段は下級が50G、中級が500G、まあまあお高い。

 後、ビンは回収しているらしい。

 1つ10Gらしい。

 ポーション作るとこの状態で完成するのでは無いのかな?

 液体を作り、ビンに詰めて完成なのだろうか?


 もっち餅エリアは包んでる葉っぱで分からないからとりあえず鑑定。


[もっち餅][もっち餅][エビもっち餅][よもぎもっち餅][よもぎもっち餅]


 思った通り全部が普通のもっち餅ではないようだ。

 もっち餅って種類が多いんだな。

 値段は3つで50G、非常食や軽食に向いてそうだな。

 味によっては甘味としても行けそう。餅好きだし。


 他にも何かないかなと、奥に入っていった。

 するとカウンターに座っている人から声をかけられた。


「おっ、いらっしゃい。その服装から見てニュービーっすか?」


 明るい茶髪で短めの髪型をした少年が声をかけてきた。


「はい、今日来たばかりです」

「そうなんすね。見た感じ何も買ってなさそうっすけど、何が必要か分かんない感じっすか?」


 凄い、大体合ってる。


「大体その通りですね、欲しい物はあるんですけど見つからなくて」

「何を探してるんっすか?」

「一番探してるのは小盾ですね。左腕に取り付けられて余り邪魔にならない大きさの物を」

「任せて下さいっす!ここはよろずや。多分あったはずだから、見てくるっすよ」


 ここの店員であろう少年は奥に入っていった。


 と思ったら結構早く戻ってきた、1分くらいだろうか。

 凄い、何種類か持ってきてる。


「驚いてるッスね。俺っちここの店主だから売り物の場所は大体覚えてるっすよ」


 えっへんって文字が見えそうなくらい腰に手を当ててドヤってしていた。

 それに店員さんじゃなくて店主さんだった。


「で、これがお探しの小盾、バックラーとかっすね」


 目の前に色々並べてくれた。


「ここで豆知識っすよ。革盾は壊れたら修理できないケースが多いからワンオフ装備っすね。だから素材にもよるけど安いっす。これは鱗製の盾ッスね。これは比較的修理できるからまあまあ良いっす。最後に金属盾っす。これは修理しやすいから長く使えるっすよ。でもちょっと重たいっすね。でもバックラーなら、あまり気にならないと思うっすよ」


 そうか修理の事も考えないといけないのか、それに壊れる事もあるみたいだし、手入れの事も考えて行かないと。


「恐らく修理の事考えてるッスね。修理は簡単なものであれば俺っちやってるからもし買ってくれたら贔屓して欲しいっす! 安くするっす!」


 また読まれた。


「俺ってそんなに顔に出やすいですか?」


 ちょっと聞いてみた。


「うーん、出やすい方だとは思うっすけど。俺っちは商人歴まあまあ長いっすっからね。よくわかんないっす。ハハ」


 2人で少し笑った。


「で、お勧めはやっぱり金属製っすね。これなんかは表面は鉄製で後は木製。留め具は革製っす。これなら軽くて序盤であれば結構長持ちするっすよ」


[バックラー]


 名前はそのまんまだな。


「値段はどのくらいします?」

「そうっすね。うーん、明日から迷宮向かう感じっすか?」

「一応そのつもりですね」

「なら他のと合わせて大体300Gで揃えてあげるっすよ!」


 まじか! いいのか!?


「その代わりと言ってはなんですが、この店を贔屓にして欲しいっす。情報屋もやってるっす。結構お役に立ちますよ!」


 こっちにメリットしかないからちょっと怖いな。


「あ、怪しまないで欲しいっす。俺っちは感で動く事が多くて、なんかピンときたんっすよ」


 うーん、こんな初心者狩ってもあまり美味しく無いだろうし、恐らくゲームの世界と言うので、BANの機能に近い物からブロックの機能に近い物がある事を信じよう。

 もし騙されたら授業料としよう。500Gなら恐らくすぐに稼げる......と思う......。


 でも、やっぱり300Gは魅力的だな。

 俺にみたいなやつはカモだろうな、詐欺師から見たら。

 買ってみようかな。


「分かりました。これからよろしくお願いします」

「ありがとうっすよ、俺っちはジュンっす」

「ジュンさんですね。俺はログです」

「よろしくっすよ!」


 俺はジュンと握手をした。


「あ、そうだった。明日のダンジョンに向けての準備っすよね。潜るダンジョンは試練の迷宮っすか?」

「試練の迷宮?」

「最初に解放されているダンジョンっすよ。序盤はソロでも慣れれば行けるっすよ」

「そうなのですか。では、試練の迷宮に行ってみようと思います」

「なら、ちょっとここに座って待ってて欲しいっす。最低限必要な物揃えて来るっす!」


 ジュンは奥へと走っていった。

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