プロローグ
ミスの修正をしました。内容に変化はありません。
後書きに変更点の一部、書いています。
「この度は現世でのご活動、お疲れ様でした」
えっ......?
俺の意識が戻ると見覚えのない場所にいた。
目の前には、デスク越しに1人のスーツを着た男。
そして周りは何処にでもある普通の会社のオフィスのようで。
何故、俺はこんな所に......。
「おや、混乱しておいでですか? 大丈夫ですよ。時間はたっぷりあります。まずは少し自分の事を思い出してください」
スーツの男の人は優しい笑顔を俺に向けながらそう言った。
俺は言われた通り思い出す事に集中する。
確か......俺は部屋でゴロゴロしていて......。
そしたら突然胸が痛くなって......ッ!
「そこまでで大丈夫ですよ、落ち着いてください。もう苦しい事は終わりました」
気がつくと身体中が汗で冷えていた。そうだった、もしかして俺は......。
「ここは死後の世界と言えばわかりやすいでしょうか? 貴方は亡くなりました」
やっぱり、俺死んじゃったのか......。
まじかぁ、まだやりたい事色々あったのに......。
「そうですね。言わせていただくのであれば食生活はきちんとした方が良かったですね。偏った食事ばかりではこう言った不幸もありますので」
うっ、おっしゃる通りで......。
「では、思い出した所で手続きに入りましょう」
ん? 手続き?
「はい、説明させていただきます。
貴方にはこれからまた次の世界へ転生していただきます」
え? 転生?
「もちろん全て忘れてですよ。普通であればですが」
ですよねー。前世の記憶があってファンタジーな世界に生まれてなんて......普通であれば?
「ファンタジーとかは置いて、今まででしたらそのまま生前の行いに応じて次の世界へ生まれ変わるのですが。神様がとある事を始めまして、今からそのお話をさせてもらいますね」
なんだろうか、楽しい事かな?
「そうですね。貴方にはいいお話だと思いますよ。ゲームとかお好きですよね?」
大好きです。ゴロゴロ=ゲームしながら横になるだもの。
「神様が始めた事というのはゲームの世界を作ることでして、死後の手続きに選択肢が増えているのですよ」
魅力的だけど少し怖い。
ゲームと言っても色々ある。俺の大好きなファンタジー系RPGやアクションRPGなどボタンでカチカチ遊ぶゲームとか、トランプや人生ゲームみたいないわゆるアナログゲームなど。
そして怖いのは、殺し合いや陥れ合いなどの某作品みたいな殺人ゲーム。
「そういう世界ではないので安心してください。アクションRPGみたいな方なので」
それなら良かったです。
「わかりやすく言うならMMORPGのような世界です。貴方はプレイヤーになってゲームをします。画面を見てやるのではなく貴方自身がキャラクターです。貴方の知識にもある仮想現実のVRなどの現実版ですね。後、死んでしまったとしてもセーフポイントからやり直せます。本当にゲームの世界ですね」
凄く良いな。というか神様って俗物的なのね。嬉しいけど。
「神様と言っても貴方の世界で信仰されてるような神様も居ますが、ゲームの世界を作った神様も居ます。こちらでは娯楽が少ないので現世はよく覗かせて貰っているみたいですよ」
そうなのか、ゲームの神様ありがとうございます。
「先程お話させていただいた通り貴方には選択肢があります。転生かゲームの世界に行くかですね。どちらを選ばれますか?」
それはもちろんゲームの世界だけど、もっと説明が欲しい。まだ不安があって怖い。
「大丈夫ですよ。詳しい話は向こうで全て聞くことが出来ます。そして聞いた上で嫌だった場合でもすぐに転生の手続きを行う事も可能ですので」
なんか凄い至せり尽くせりだな。じゃあゲームの世界でお願いします。
「わかりました。では最後に、来世でのご活躍を期待しております」
ありがとうございます、神様?
「一応神様ですね、偉くはないですけど。今から眠たくなりますがそのままリラックスして眠ってください。目を覚ましたら世界に到着していますので」
本当だ、なんか凄く眠たい、座った状態だけど全然寝れそうだ。
ありがとうございます神様......
画面を観てやる→画面を見てやる に修正しました
凄い良いななんか神様って俗物的なのね→凄く良いな。というか神様って俗物的なのね。 に修正しました