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16話 冒険者養成所訓練開始 5日目 決着 リック VS チャラ男撲滅(非モテ)同盟

 子分たちが次々に倒されていく、怪力スキルのクリストファーも倒された。


 強い、これでは普通では倒せないとアレクシスは思った。



「う~ん」



 竹をみつめて、アレクシスはこれしかないと竹を二つ持った。


 二刀流、理論的には強いのだが、それを支える腕力が伴わないと言われている、しかし怪力で武器の取り扱いのうまい自分ならできるはずだ。


 子分が倒されていく中、アレクシスは竹を振り回し二刀流に慣れるために素振りを続けた。


 最後の子分もリックに敗れて、アレクシスはリックの前に立ったのだった。


 その時、ストアは大活躍していた、子分たちの治療を次々とこなしていく。



「お前がいて助かったよ」



とまるで味方扱いだった。



 アレクシス・ライドン ハンブイヒ出身 身長172CM 怪力・武具早熟というスキル持ち 元ガキ大将 武器商の老舗の子息 一番の自慢はゴブリン数十匹を一人で倒したこと。


 幼いころから武器をおもちゃに育った。

 イケメンで子分も可愛がるナイスガイだが女性にはモテなかった。

 その理由が興奮すると尋常ではなく目が血走るからであった。

 子供の頃は彼を見ただけで泣く女の子が続出した。

 いつしか女の子と会話もしなくなりぶっきらぼうな言葉遣いをするようになった。

 そんな彼もカミラは憧れの対象であった、彼女に近づけない自分、あんなに簡単に近づき、楽しく会話してるリックは許せなかった。



「イケメン君 君で最後だよ」


「気に入らないがお前の師匠は本物だと認めてやる しかし 俺が絶対に勝つ」



 お互い竹を構える、アレクシスは左を突き出し、右は上段に構えた、目をカッと開き目が最大限に血走る、左を突くと避けるリックしかし避けた方向には右からの攻撃が襲ってくる、竹で防ぐと逆方向から攻撃がやってくる。

 あわててリックはアレクシスの間合いから距離を置かなければならなかった。

 それからもアレクシスは左右の竹を交互にガンガン攻めてくるスタミナもたいしたものだ、リックは攻撃範囲のギリギリの場所で対応に追われていた。



「なんだ 守るので精一杯か」


「君の調理法を考えていただけさ」



 カァとなって攻めて来るアレクシス、リックはギリギリで剣代わりの竹と動きでかわしていく。


 リックも二刀流の相手をするのは初めてだった、普通は振り回せるほどの力も体力もない、アレクシスが特別なのだ。



(オークより強い しかし)



 リックは何度か前後運動を繰り返すと一気に飛び込んでいったと思った瞬間に軽く左に移動しアレクシスの左手首を狙う動作をした。


 アレクシスは左手をかばいながら右での攻撃の動作へ入った。


 するとアレクシスの竹は左手首狙いと見せかけていた攻撃で右の攻撃を受けて中に入り込み返す刀で胴に叩き込む。


 フェイントで左の動きを封じた見事な攻撃だった。


 バランスの崩れたアレクシスを流れるような連打で攻撃する余裕とバランスの回復を防いでもう一度同じ場所に竹を叩き込む。


「うぐぐ」


 力が入らず膝を地に着かせるアレクシス。


 アレクシスは強かった、しかし対人戦の経験が少なすぎたのだ、経験さえ積めば、リックは勝てたかどうかわからなかっただろう。



「同年代でこんな強敵と戦ったのは初めてだよ イケメン君」


「うるさい お前にだけは負けたくなかった」


「そうそう 僕が勝ったんだから言うことを聞いてもらうよ」


「ああ」


「この時間帯は僕の稽古の相手をすること 一番出来の良かった人は僕と夕食を共にしてもらう」


「どういうことだよ」


「君たちが嫌いなナンパ野郎になってもらう でも かわいそうだから一度ナンパ野郎になったら、その週はナンパ野郎にならなくてもいい」


「俺たちがナンパ野郎に」



 アレクシス達は集まり相談を始めた、さっきまで殺気立って、そして腑抜けになっていた顔に笑顔が戻ってきた。



「俺達は潔く負けを認める そして その条件を飲む」



みんな笑顔になる、ストアもうれしそうだ。



「僕はリック よろしくな」


「俺はアレクシスだ ア・レ・ク・シ・ス 忘れるなよ」



 その後の夕食は全員で食事に行った。


 初めての男だけの夕食となった。


 リックの恋愛レクチャーを真剣に聞くチャラ男撲滅(非モテ)同盟の男達、昨日発足したチャラ男撲滅(非モテ)同盟は解散し愛の女神の信奉者(子分)になったのであった。


 ストアは名前で呼ばれずポーションという別名で覚えられたみたいだった。



「まさか こうなるとは 僕も思ってなかったよ」


「結果良ければすべて良しだね」


「ポーションと竹には助かったよ」


「家で実戦形式で稽古してるからね」


「ふ~ん ストアは強いのか?」


「家ではまともに勝ったことなんかないよ」


「ストアも稽古に参加するだろ?」


「う~ん ちょっと やりたいことがあるんだよ でも 終わったら参加するよ」


「じゃ 夕食は別々だな」


「愛の女神の信者も増えたしね」


「ハッハッハッ」 



 二人は同時に笑うのであった。



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