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167話 クリストファーの家で

行方不明になっていたストックが見つかりました。




なので更新してみます。




書いてないから続きがかけるかどうかはわかりません。



クリストファーの屋敷は大きかった、リックのところのようには洗練されていないが立派な屋敷である。


「入れよ 遠慮しなくていいぜ」


 そう言われてクリストファーの家の中に入るストア。


 出迎えてくれたのはクリストファーの母のクラーラだった。


「あら クリストファーやっと帰ってきたのね」


 そういってクリストファーを抱きしめる。


「ああ ただいま 紹介したいやつがいるんだ 養成所で世話になったポッ ストアだ 今日はストアを家に泊まらせたくて連れてきた」


「ストア君 初めて見る顔ね」


「訳があって初めてドレッサに来たんだ」


「ストアです クリストファー君とは冒険者養成所で仲良くさせてもらってました」


「クリストファーが家に泊まらせたいぐらい仲良くなるなんて初めてじゃない」


「地元の仲間じゃ泊まらせる理由なんてないだろ」


「わかったわ ストア君 ゆっくりくつろいでね」


 クリストファーとストアはゲストルームへ移動して荷物をおいて家族と一緒に食事をすることになった。


「ねえねえ クリストファーがねお友達をうちに連れてきたのよ でね 一緒に夕食をしてもらうことになったの」


「始めまして ストアです。 クリストファー君とは冒険者養成所で仲良くなりました 縁があってドレッサに来ることになり泊めてもらうことになりました よろしくお願いします」


「ストア君だったかな 仕事は何をするつもりなのかな?」と長兄のオリヴァーが言った。


「家ではポーションを作っていたのでポーションを作っていくつもりです」


「ポーションをね 君の家は薬師なんだね」


「はい」


「どーしてドレッサに来ることになったのかな?」


「リリーという子の護衛をするために来ました」


 クリストファーの兄達が叫ぶ


「リリーだって」


「どういう関係なんだ」と次兄のゲレオンが言った。


 いきなり大声を出されてびっくりするストア。


「冒険者養成所で友達になったんだよ」


「クリストファー お前に聞いてない」


「リリーとは養成所で知り合い友達になりました」


「護衛とはどういう意味なんだ」


「リリーは今度 ハートビートの魔法医の学校に行くことになって その学校まで護衛するつもりです」


「しかしリリーが魔法医になるのか」


「そんな話は初耳だよな」


「それに君が護衛なんてできるのかい?」


「ストアは強いんだ この前オーガを倒したんだ」


「なんだって」


「本当かい?」


「まぐれですがなんとか倒しました」


「すごいね 君 見たものは皆死ぬと言われている魔物を」


「それならありえるか」


「リリーも一人でハートビートに行くのが不安だったんだろ」


「リリーの父さんと会って話し合ってリリーには付き添ってくれる人もできたので一人ではないです」


「そうか君一人だけではないんだな」


「はい そういう風に決まりました」


「しかし魔法医かぁ 結婚はどうするつもりなんだ」


「司教様は何をお考えになっているのだろう」


「おやじ 司教様に聞いてみてくれないか」


「いや 話してもリリーはまだ子供ですからの一点張りだったのだが」


「もう成人したのだから そんな答えでは納得できない」


「うむ 今度あった時にちゃんと聞いて見るから騒ぐんじゃないぞ」


 ストアはクリストファーが言っていたことが本当だったんだということに気付きなんともいえない感情に支配されるのだった。


「そうそうクリストファー 冒険者養成所ではどんなことがあったの母さんに聞かせてくれない」


「そうだなストアやリックやアレクシスという友達ができたことかな Dランクになったこと そして一緒に狩りに行ったことだな」


「クリストファー  Dランク? 剣もロクに使えないお前が一緒に行けたのか?」


「ゲレオン兄さん 俺も身体強化が使えるようになって それでオークなんかを剣だけで倒したんだ」


「お前がオークを」


「そうだよ」


「信じられないな」


「私とリックで剣の初歩を教えました 毎日かかさず練習して会ったときからは別人のようにうまくなりました」


「いい加減なお前が毎日練習だと」


「みんな俺より強いんだよ 練習しないと追いつけないだろ」


「馬鹿が馬鹿なりに努力したんだな」


「なんだよ その言い方は」


「言い過ぎだぞゲレオン」


「お前が努力するなら会社で雇っておいてやらないでもない水魔法だけは才能があるからな」


「いい加減にしろ お客さんの前でなんて話をしてるんだ」と父のグスタフ。


「すみません」


 天真爛漫だと思っていたクリストファーの境遇が全然違うものだと知ってショックを受けるストア。


 クリストファーは思いつめたように話した。


「俺の進路は俺自身で決める指図なんてされねい」


 そう言うと黙々と食事を続けた。


 クリストファーの兄達は優秀であった。


 そしてクリストファーはこの家では居場所がなかった。


 しかし成人するまではそれでよかったのだがいよいよ大人の洗礼を受ける日が近い、クリストファーは決断しなければならない。


 自分にも弟がいればと思っていたストアだったがいたらいたで面倒なことが起きるのだと思い複雑な気持ちになるのだった。


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