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145話 卒業記念のパーティー舞踏会 冒険者養成所89日目

途中までですが投稿します

 ストア達は部屋に帰るまでが大変だった。


 お別れなので養成所中の女生徒がリックに集まり、お別れの挨拶をしようとした。


 一度でも声をかけられたもの、またそうでないものでも目を合わせられるだけでもいいからとにかく集まった。


 それを嫌な顔をせず愛想を振りまきながらこなしていくリック。


 ストアや他の仲間はリックの人気の凄まじさとそのタフさに驚いていた。


 ストアやアレクシスにも人は集まったがそれでもリックのおかげではやく部屋に帰ることができた。


 ストアが部屋に帰ってから半時が経ってリックが帰ってきた。


「リック おかえり 大変だったね」


「ああ まさか こんなに人気があるなんて僕にもわからなかったよ」


「これから踊るのに疲れてない」


「大丈夫さ」


 リックは軽い軽食を食べながら踊りを踊り夕食までには解散というプランで卒業記念のパーティー舞踏会を計画していた。


 リックのした段取りは現在空き家になっている貴族の邸宅をレンタルをし、男女の服と靴を用意して楽団の手配をし女性陣には馬車も用意した。


 それから軽食を食べれるようにもして、舞踏会の雰囲気を味わえるようにした。


 結構な出費だったが自分達がいつも開いているパーティーよりは安くついた。


 みんな初めての舞踏会だがすべて知り合いなので気は楽だろうと思っている。


  正午近くになり美女軍団は馬車に乗り込み会場の貴族の家へ出発して男子軍団はリックが来ると歩いて屋敷へ出発する。


「ストア 荷物は全部持っていったほうがいいよ」


「どーしてリック」


「今夜は僕の家に泊まればいいさ」


「あっそういえば 明日から部屋を借りないといけなかったんだ」


「ハートビートの家ならいつまでいてもいいよ」


「それは悪いよ」


「給仕できる人ができると喜ぶとは思うけどね」


 リックの言っている意味はよくわからなかったがとりあえず甘えることにしたストアであった。


「リックが来た」


 ごった返している正門近く来るとまた囲まれるリックとストア。


 親御さんまで近くで見ようとするので大変な騒ぎだ。


「ごめんごめん これから用事があるから通してくれないかな」


 そう言うと道を開ける人々、ストアトリックはなんとか仲間と合流した。


「ごめんごめん 少し遅れ気味だね」


「リック どれくらいかかるんだ」


「歩いて30分くらいかな」


「リック 俺は腹が減ってきたぜ そこでも食べられるのか?」


「立食形式で食べられるようにしてあるさ」


「それなら速く行こうぜ」


「リックさん 俺達の服も用意してるって聞いたんですが本当ですか?」


「ああ みんなのサイズを測ったから そのサイズの服を用意してるさ」


 ガヤガヤと仲間同士騒いでいるがリックが言った。


「カトリーヌと僕で考えた卒業パーティーでドレスを着て踊りたいらしいので会場を借りたんだ みんなにもドレスアップして舞踏会の雰囲気を味わってほしい」


 うなづく男子軍団の仲間達。


「じゃあ 行こうか」


 リックを先頭に歩き始めて30分ぐらいに街の雰囲気が変わり貴族の家が並ぶ通りに出た。


 みんな少し緊張して声が小さくなった。


 それから少し歩くと古いながら大きい屋敷がありそれがリックの用意した貴族の家だった。


「ここだよ」


「けっこう広いね」


「楽団と踊れるスペースが必要だからね」


「そうだね」


「家に入ったら係の者に名前を言って服をもらって着替えてくれ」


 うなづく男子軍団の仲間達。


 ゲイル達は屋敷に入ってから緊張しまくりで変な汗までかいていた。


 しかし着替えて自分の姿を見、仲間のその姿を見て元気になった。


「お前も貴族に見えるぜ」


「ゲイルさんこそ似合ってますよ」


 村出身の者達はこんな感じだった。


 逆に町出身の者は服を着て緊張しはじめた。


 ここではマナーなんて気にしなくていいのだがマナーがあることを知っているというだけで緊張するものだ、いつもと変わらないのはクリストファーだけだった。


 それでも話しているうちに緊張が溶けた頃に着替えを済ました美女軍団が二階から降りて登場した。


 今まで馬鹿話に盛り上がっていたが見た瞬間にみんな黙り込んだ。


 最高に可愛いとは思っていたけれど今見る美女軍団はお姫様そのものだったからだ。


「うわー」と声にならない声を出しながら見つめる男子軍団の仲間達。


 なんとも言えない馬鹿面にクスクス笑いが止まらない美女軍団。


 ストアとリックはリタをみつめニヤニヤが止まらなかった。


「見違えるね 孫にも衣装だね」


「これからは リタにもドレス に変わるよ」


 二人は同時にニヤニヤした。


 リタに気づかれるとサッと手を上げウインクをするリック、ストアも真似したが目を閉じただけになった。


 美女軍団は階段から降りると並び同時に会釈をした。


 その華麗さに見えないハートが乱舞する。


 リックは前に出て美女軍団に近づきカトリーヌもリックに近づき美女軍団の右横似並び話し始めた。


「みんなには私達が体験した舞踏会を体験してもらいたくてリック君に頼んで用意してもらったの」


「僕も最後の思い出になると思ってできるだけ最高の舞台になるようにこの場所を選んだんだ」


「この場所でのルールは男子の方が多いので男子が全員指名して踊ると次は女子が指名した相手と踊るという風に選ぶ側が変わっていくというルールよ もちろん踊りたくなければ休んでもいいの」


「女の子のほうが数多く踊らないといけないので休むときもあると思うけど不満を言わないようにしてほしい」


 うなづく男子軍団。


「僕とストアは指名しないで女性に誘われたときだけ踊るからね」


「それじゃ 最初は私とリック君とソフィーとストア君で再現した踊りをするから見ていてね」


「それじゃー音楽を始めてください」


 そう言うとカップルを組みそして踊り始めた。


 本物の舞踏会でも輝いて見えていたリックとカトリーヌ、そこだけにスポットライトが当たっているかのように輝いて見えた。


 美女軍団はため息をつきながら見ていたがカミラは少し複雑な気分だった。


 ストアとカトリーヌのペアも今では派手さはないが何年も踊っていたように見える踊りを披露した。


 カトリーヌもソフィーも馴染めば馴染むほど今の関係を続けたいと思い笑顔の中に悲しみを浮かべるのだった。


 こうして舞踏会は始まった。


 男子軍団は恥をかかないように夢のような舞台で懸命に踊ったが中には舞い上がってうまく踊れない人もいた。


 そんな時はリックやストアが男の側に付きリードして落ち着くと離れる。


 そして慣れていくと段々、様になってきて本当の舞踏会のような華やかさが出てくる。


 みんな最初は本命でない子を選んでいた、自信がついてから本命の子と踊りたいと思っていたからだ。


 クリストファーは最初に選んだのはブロッサムだったと言うよりダコタの側に近づいたらブロッサムが手を掴んだのだった。


 仕方なくブロッサムと踊るクリストファー、みんなはいつもの如く生暖かい目でクリストファーをみつめる。


 女子側が指名する番になるとリックやストアやアレクシスに人気が集中した。リックやストアは当然だがアレクシスは血走りが消えた後はクールなイケメンに変身したからだ、女性との会話はうまくはないがあっさりしていて話した後は爽やかにさせるし、一番風格がある、しかもその事に自分自身が気付き始めて自信が持てるようになったのが大きかった。


 オリアンティはもちろんリックやストアと踊りたかったがクルトやカルステンとも踊った、ストアの事は気にはなるが二人とは関わっているうちに親交が深まっていくのを感じていたからだった。


 リタはもちろんリックやストアやアレクシスと踊りたかった、せっかく着飾ったのだしみんなと踊り褒めてもらいたかった、しかし順番は順番だ、踊れない時は若頭達やゲイルと踊った、体力が一番あるので踊りまくったのだった。



 



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