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神よ、あなたに
神がめざめ
わたしをみるのだ。
床にこい影で
悲しみをぬいつけている
たまらない、というと
がまんしてね?
と優しく慰め、
なにか捜しに、外へ。
神のひかりは
さやさや 音をたてて
わたしの足の爪を削ろうとする。
だれよりもちかくにいる、
だれよりもとおくで笑う、
神の目元がキラキラする。
どうしようもない
好き、が、
さいごまでとまらない夜。
なにひとつ
叶えられない聖杯が、
わたしに厄災を
よんでしまったようだ。
神が、
この街の
ネオン街のなかを
わたしを捜しに
裸足で走ってくれたとき、
神よ、
わたしは
あなたに惚れたのだ。




