酔うな、神様。2 〜女は、女である〜
「女は女である」
これは邦題だが、ある映画のタイトル。
肯定?
否定?
ではなく、事実として?
私の神様は、
ある日突然、いなくなって、
その日から、もう生きる白骨。
全然、やる気スイッチがはいらず、
たまに、面白くて笑ったあとは、
必ず、あーあ、ってため息が出る始末。
ホント、神様のくせに
信者落ち込まして、どうすんのよ?
もう、他の神様に宗旨替えしちゃったら、
どうすんのよ、あなた、ちゃんとしてよね。
私の日常は、眠れないあたまを
いかに休めるか、考えすぎて、
眠れなくなっている悪循環。
どんな楽しい思い出を思い出して
うふふ、って笑おうと頑張ってみても、
なかなか思い通りにならないよ、
やっぱり、私の心は、壊れている?
そんなんだから、か、
世間の風とか、ビュンビュン吹き荒れてて、
孤独な魂の、依って立つべき杖は絶対必要になる。
それが、神様、あなただったのに。
勝手に、消えちゃって、どうすんのよ、ホント。
私が男ならね、寂しげな表情して
色街うろついて可愛いおねーちゃん物色して、
お持ち帰りして、快楽を得ようとするだろう。
そして、それに、けっこう簡単に、
成功するかもしれない。
成功すると思われる。
(あるいは、言い切ってしまえば)
成功するに、違いない。
だが、残念ながら、私は女である。
名前も、女のなかの女である。
呼ばれるたびに、女であることを、
痛感させられるのである。
私が男であれば、幸せが訪れるとは思えない。
私は、私である。
女であるのである。
ただ、いかんせん、
その運命を自覚的に生きるには、
名前以外のものが、あまりにも、
あなた好みの男っぽくしてしまいすぎてる?
ね、神様、…………ねえぇ?
にゃんにゃん言わせてあげるから、
戻って来なよ。
戻って、来てよ?お願い、あなたが
いなけりゃ、私、もう、
おかしくなっちゃいそうなんだよお!
我慢できないよ。
女は、女である。
がゆえに、私は女をこえた孤独を
かかえて生き続けることが、
その定められた運命なんだと、
知ってはいるけれど。
知っては、いるけれど、
我慢できないよ。
だから、お願い、戻って来てよ、
戻って来てください。
お願いしますから…………




