恋?の終わりは突然やってきた。
恋、だと思ってた。
だって、みんな「好きな人を見ると、ドキドキする…」って言ってたし。
「ほかの事、考えられない」って言ってたし。
…なのに、恋の終わりってこんなにもあっけないの?
きっかけは、私がケガをしたときだった。
ちょっとしたケガだったけど、「大丈夫?」って絆創膏くれて。
いつもふざけてる感じだったのに、こういうときは真剣なんだな。
そう思ったら、ドキドキしちゃって。
「恋じゃない?」友達にそう言われた時には「そうなんだな」って思った。
それなのに…
聞いちゃったんだ。
「あいつってさ、いつも鏡ばっか見てるけど大して変わってないよなw」って私の友達の悪口言ってた。
そのとき、なんだかスーって冷めていった。
そんな人だったんだね。
恋、だと思ったのにな。
ドキドキしたのに。
本当は何が恋なの?
分からないよ。
…でも、この気持ちが、なかったことに出来ないのは、なんでなんだろうね…?