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神霊蝶罰の不思議な生活

作者: 島猫

とあるマンションの一室には“ある噂”が存在する、その噂は絶対に聞いてはいけないし絶対にその“部屋”には入ってはいけないもし入ってしまったものは・・・・・・

・・・・・・・

「えぇ~本日転校して来た、神霊蝶罰しんれいちょうばつ君だ、みんな仲良くするように!」

「よろしく」

蝶罰は軽くお辞儀をしてさっさと言われた座席に座る、彼はある噂のマンションにしかも自分からその一室を借りていた、

(全く、めんどくさい。学校なんて無くなればいいのに)

『そんなことを言ってはいけないですよ~~~!』

一人の女が蝶罰に話しかけるが蝶罰はそれを無視する、しばらくして学校のチャイムが鳴りHRが終わる、すかさずその教室に居た一部の人が集まる、蝶罰は色々と質問攻めにあうがそれも無視する。するとだんだんと人が離れて結局一人になり外を見ていたすると先ほどの女が話しかける

『なんで無視してるの?あ~わかった私の事を気にし・・』

(違うバカ)

『なによ~いいジャン良いじゃん!気にしたって!』

(何故お前みたいな“幽霊”を気にしなゃならん)

彼女の名前は幽蒼霊子ゆうそうれいこその噂を作った張本人なのだが実は彼女自身は昔そこで自殺していて今は正真正銘の幽霊である。何故そんな彼女と会話が出来ているかというと、実は彼の一族“神霊家”は代々霊感が強くしかも彼は歴代最強と言われているほどの霊能力者である。それゆえに彼の周りには幽霊が集まったりするが彼はそれを無視している。

神霊家は代々、幽霊を徐霊したり守護霊などの悩みを聞いたりしている、しかし彼はそんなことをせずただ見えるだけという自分の設定を守っている。

学校が終わり彼は自分の借りているマンションに来た、正確にはマンションというより寮みたいなとこであるそこの一室に入りベットに倒れこむ、

「疲れた・・・・」

『蝶ちゃんおつかれ~~!』

急に壁をすり抜けて出てきたこの人は神霊司しんれいつかさ一応神霊家の長女、今は意図的に幽体離脱して蝶罰のところに遊びに来ている

「また幽体離脱して・・・・・・・」

『あははは!気にしない気にしない!』

呑気に話していると今度は壁から男の霊が出てきた

『つかささんダメですよ、ちゃんと徐霊しないと!』

彼は司の守護霊でアシスタントをしている、ねぇさんが勝手に“三分間の徐霊インスタントレディバ”と名前を付けているが誰も気にしない、すると今度は霊子が

『も、もしやまた私を徐霊しに!』

そう言って身構える霊子だが

『大丈夫ですよあなたは悪い霊ではなさそうなので』

『そうそう!霊ちゃんはそこで一緒にいてくれる、何なら蝶ちゃんと結婚してもいいんだよ!!ぬふふ!!』

『ひゃぁ!そそそそそそそれはまだ早いというか、あぁでも』

顔を赤らめてなにやらブツブツ言ってる霊子をほっといてさっさと行っていしまう司達、そしてコンコンと戸がたたかれてガチャッと開けられる。

「あ、いたいた!蝶罰君ご飯だよ!」

彼女は蜂丞蜜ほうじょうみつ彼の数少ない友達である

「ほら“霊子も”行くよ!」

実は彼の友達のほとんどは霊能力者でこの寮もそういう人達のおかげで取り壊されずにいる。

『わ~い!ごはんだ~!』

子供のようにはしゃぎながらさっさと行ってしまう霊子に対してゆっくり階段を下りて食堂に行く蝶罰。

この寮は食堂があり、注文をしたら番号札を渡され呼ばれるまで待つ方式だ、材料費などはどこかの心優しい財閥令嬢のおかげで何とかなっているまぁその財閥令嬢というのは・・・

「あ!蝶ちゃん!こっちだよ!」

彼女は蟲塚蟋蟀むしずかこおろぎ見た目は子供っぽいがこれでも蝶罰と同じ高校に通う女の子だ、それでいてここの寮長でもある。

「も~おそいよ~!」

そういって頬をプクッ~と膨らませるがちっとも怖くなくむしろほのぼのとしているものが多いくらいだ、そうしていると後ろから

『キシシッイロンナイミデドウデモイイヨ!』

「あ~舞(待)ってくれ!舞(待)ってくれ!」

とボロボロの姿で出てきたこの二人は翠縞蟷螂みどりじまかまきりとその守護霊、校磯城舞こうしきまいこの二人はとにかく性格がめんどくさいから皆よくスルーする。

とまぁ色々と説明したが皆音はいい奴だから蝶罰はこいつらに付き合っている。        END


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