表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ちょっとだけのつもりだったのに  作者: 櫻木サヱ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5/6

止められたのは、免許だけじゃない

通知は、どれも似たような文章だった。


「酒気帯び運転」

「道路交通法違反」

「自動車運転免許 停止、または取消」


自転車だった人も。

キックボードだった人も。

車だった人も。


全員が、同じ紙を受け取った。


「納得できない」


そう思った者もいた。


車を運転していない。

免許が必要な乗り物じゃなかった。

なのに、なぜ。


説明を受けても、最初は理解できなかった。


法律。

条文。

制度。


でも、本当はそんな話じゃなかった。


社会は、こう判断しただけだった。


「あなたは、

命を預かる判断を誤った」


それだけ。


ハンドルを握ったかどうかは、問題じゃない。

エンジンがついていたかも、関係ない。


酒を飲み、

判断力が落ちている状態で、

人が行き交う場所に、乗り物を持ち込んだ。


その結果、

人が傷つき、

人が死んだ。


ならば、次に車を運転したとき、

同じことが起きないと、

誰が保証できるのか。


免許は、権利じゃない。

信頼だ。


「この人は、

冷静な判断ができる」

「命を軽く扱わない」


そう信じてもらえて、初めて与えられるもの。


酒を飲んで運転した瞬間、

その信頼は壊れた。


自転車でも。

キックボードでも。

結果は同じだった。


免許を止められたのは、

罰だからじゃない。


もう一度、問い直すためだった。


「あなたは、

誰かの命を預かる覚悟があるのか」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ